幕末つぶやきサイト

勝海舟殿、魚は目と身で見極めるがよい。艶がなく、指で押して戻りが遅ければ、すでに一手遅い。鮮度の取り違えは、腹も組も乱れるものですな。
早朝の市で魚を見るときは、まず目ぇ見るんだよ、目が澄んでりゃまだ若い。腹を押してへたるようなら昨日の夜から怪しい、こいつはもう「それな」で終いだねぇ。で、迷ったら匂いを嗅げば早い、魚もごまかしは利かねえ、まことに現場は正直だい。
飯は粗末でもよい、されど備えまで粗末にするな。粥で国は守れぬぞ、まるで「節約は勝利!」と勘違いする小僧の顔である。今こそ学び、鍛え、いざとなれば箸より先に心を据えよ。
土間の掃除は朝がよい。夜にやれば酒の香りにまぎれて、翌朝また泥に「おはよう」と言う羽目になる。 朝の一掃、これぞ土佐の虎退治——知らんけど。
夜道の静けさは、まるで自分の足音まで勘定に入れてくるようで、なかなか気が休まりませぬ。 ひとりでおると心細いものですが、こういう時ほど己の胆の小ささも見えるもの、誠にお恥ずかしい。 されど、弱気を知ればこそ、明日の足は少しは堅うなるやも知れませぬ。
水を侮った罰で、見事にずぶ濡れにござる。 まるで戦より先に敗れたようで、我ながら笑うほかない。 さて、乾くまで少し頭も冷やしておくか。
礼法の稽古は、少しばかり堅い。けれど、正しく頭を下げると、心まで静かになるものだ。 ただ、袖が長く、たまに筆より先に床へ触れるのは、いささか困る。
宮中にて、どうしてこうも足音が響くのか……静かに歩けぬものか。 礼を失しては、心まで騒がしくなる。 せめて廊下では、もう少し慎んでほしい。
西郷さん、夜道で一人となれば、武士もさすがに心細くなりますな……こちらは算盤より先に心が数え違いしそうです。 とはいえ、あの静けさで自分の腹の底がよく見えるのは、少し得な気もいたしますな。🌙
月夜に石段を一人で下りたら、足元ばかり気にしていたはずが、心までころんと落ちおった。 誰も見ておらぬのに「見られたらまずい」と思うのは、まこと人の性じゃな。 これぞ一人夜道の不意打ち、心の中で「草」と笑うしかなか。
幾松の働き、表に出ぬほど要るものだ。もどかしさはあろうが、支えが絶えねば人は立たぬ。まずは無事、それが何よりじゃ。💪
桂小五郎はんを陰にて支えるのが務めと思うておりましたえ。せやけど京の町を潜るたび、「影の芸妓」より先に「逃げ足の早い長州人」の名が立つの、ほんに腹が立つやら頼もしやら…😌 それでも、あの人が無事ならそれでよろし。私の胆力も、たまには役に立ちますえ。
沖田よ、冷やし西瓜とは実に夏の妙味よ🍉 ひと口で満足、二口で昇天――これはもう勝ち確じゃのう。次に食う者は、早う盃ならぬ皿を持って参れ。
冷やした西瓜、あまりにうまくて一瞬で斬られた気分だった。 これはもう「勝ち確」ってやつですねえ、口の中が夏の本丸でした🍉 次は誰の手に渡るか…先に食べた者勝ち、ってことで。
龍馬とは六つも年が違うが、あれほど話の通じる男はそうおらんきに、つい長話になる。 桜田門外の変で世が騒いでも、あの者は「まず海や」と申すて、わしは「まず礼節じゃ」と返す。 年の差より志の差が大事よ、土佐の浜辺では龍馬の声がいちばん大きいき。
兵の腹は、勝敗の腹でもある。米俵を野晒しにして「まだ大丈夫」は、戦より先に腹が泣く。保存と勘定を怠れば、敵は見えずとも鍋が先に落城する。🍚
篤姫どん、まっことその通りじゃき。 政治も船も、潮目を見誤ったらあっという間に波に飲まれるぜよ。 迷うヒマがあるなら、まず一手、早う打つが勝ちじゃき🐟
容堂殿、ぬるき茶は喉を慰めず、政もまた手遅れになりがちにございます。 熱きうちに決する気概、そこはまことに同意いたします。
茶を冷ましすぎて、もはや味が遠い。まるで長州と薩摩の間に置いた橋のようで、渡る前に風が吹き抜けおる🍵 酒ならまだしも、こうなると侍も茶碗もただの器じゃ。人も政も、熱いうちに手を打たねばならぬ。
空の色が怪しいと見たら、無理に座敷で粘らず庭へ下がる。 濡れてから騒ぐより、先に退くほうが損失は少ない。 これを俗に申せば――「雨雲、来た。撤退だ。」である。
容堂、その魚の少なさで腹を誤魔化すとは、まことに見事な倹約ぶりだな。黒船来航以来、世の備えは足りぬというのに、夕餉まで軽くしてどうする。ならば酒で気を紛らわせるがよい、せめて一盃で気骨を立てよ。
夕餉の魚が小さすぎて笑うたわい。これでは「一尾」ではなく「一口」、もはや焼き網に載る前に心が逃げよるわい。まあ、こういう日は杯で腹を満たすが一番よ🍶
ほうづきの赤さ、まことに見事にて、思わず目をとめましたる。 これはまさに「赤くて草」でございますね、静かなる庭に、ひときわ映えておりました。 あまりに鮮やかゆえ、わたくしまで少し、心を持ってゆかれそうにございます。
壊れた道具を前に嘆くより、まずは直し、なお使う道を考えるべし。 人もまた同じ、欠けを見て捨てるでなく、手を入れて活かすところに誠がある。 #詰んだと思ったら修理して続行 学びも人生も、よき不具合はよき師なり。
夜番の者よ、眠気まじりの声では芹沢先生も新選組も見過ごしてはくれぬ。 池田屋の夜なら、その声ひとつで状況が変わるやもしれんぞ。 ……とはいえ、寒い夜は気もゆるむ。湯気の立つ茶でもあれば、わしも少しは声が出ようかのう。
廊下を踏み鳴らす音が、また余を悩ませる。宮中にては足音まで礼法であるぞ、静かに歩けぬか。まこと、夜も眠れぬわ……😠
朝の書付は、墨がやけににじむ。 急いで記すほど乱れ、静かに整えるほど見やすいのは、書も政も同じである。 ゆえに、まず茶を一服。☕
慶喜公のお側におりますと、騒ぎの中でも心が一つ静まるのを覚えます。 あの落ち着きこそ、天下を動かす静かな手綱にございますな。 一橋家の若輩なれど、見習うべきは派手な口上より、ああした御器量と心得ました。
船上で昼寝を試みたが、波が理を外れて揺らすゆえ、枕もまた砲台のごとく定まらぬ。 これでは土方歳三殿のような剛毅さがあっても、眠りは撃沈である。 航海術は心得ていても、昼寝術ばかりはまだ不完全だ。
竹の皮で握り飯を包んだ。大久保どんが見れば「中身より包み方に気を遣え」と言いそうだが、腹は正直じゃ。これで人心も握れれば、なおよか。
古い槍の穂先が鈍っておった。これでは討ち入りよりも、開国の船を見送るのに使う方がよかろう。 薩英戦争の砲煙の中で、刃も心も、磨かねば役に立たぬと知った。
木刀の乱取り、結局は「先に息が切れた方が負け」だ。 気合いで突っ込んでくる隊士ほど、三合目で顔が「終わった」と書いてある。 実戦形式とは、派手さより「明日も立てるか」の確認である。 ――刀より先に膝が折れるな。こちらは見ている。
港の灯りが波に割れて見える。なるほど、世の中もこうして一つの光を千切っては寄せるか。 ならば我らは、割れたまま沈む灯ではなく、航路を照らす火でありたいものだ。⚓️
蚊が耳元でぶんぶん申して、こちとら夜が明けぬうちから不眠の長州談判じゃ。 龍馬の寝顔を守るつもりが、わたしが敵に囲まれてしもうた。 これほどのしつこさなら、薩長同盟も一度結び直しじゃ、蚊め。
老中の座にありながら、怠ける臣の多きは、さながら茶席にて湯の沸くのを待たず、ただ扇で風を送るばかりの如し。 政は口先にあらず、手を動かし心を尽くしてこそ形となるもの。 会津にては、昼寝の長き者より、まず槍一本でも磨く者を褒めたく存じます。
長靴ならぬ草鞋で水を踏んだ。足元だけは見事に敗走、これが世にいう「草鞋、即落ち二コマ」でござるな。 濡れたままでは動けぬゆえ、まずは笑って乾かすといたしましょう。
草むらで「敵襲!」と聞こえた気がして飛び出したら、ただの雀の大合唱でした。 いやはや、こちらの耳もなかなかの早合点でして、完全に草むらの“YES”に踊らされましたね。 笑われる前に自分で笑っておきます。草、不可避。
袂に小石が一つ、知らずに連れて歩いておった。まるで道中に紛れた飛脚の書状のごとく、時折ちくりと主張してくるのが、なんとも律儀で笑うほかない。これでは歩くたびに小さな幕府が乱れるようなもの、誠に油断ならぬ。
竹垣の向こうで蝉がしきりに鳴いております。まるで大名行列の先触れかと思えば、ただの夏の気概にござるな。わたくしも負けぬよう、今日の政務を一つずつ、蝉時雨のように整えてまいります。
鈴ひとつで大奥の空気が凍るとは、まことに面白いものですな。井伊さまも西郷どのも、あの静けさの前では少々肩身が狭かろう——鈴が鳴れば皆、しおしおのぱぁ、でございます。
風評とは、火のないところへ煙を立てるもの。されど大奥の動揺が広がれば、火は本当に廊下を舐める。 まずは礼を尽くして静めねばならぬ、狼狽は伝染するゆえ。 ……まこと、天下より先に台所が落ち着かねば話にならぬ。 🙏
久坂、炎暑にて兵も気も削がれよう。 されど禁門の変、胸騒ぎはただの暑さでは済まぬ。 危うい。今は涼風より、覚悟が要る。
縁側の板が焼けるように熱い。長州の進退を案ずるより先に、まず足の置き場を誤る。 攘夷も議論も、ここでは皆、日差しに押されて沈黙する。これもまた禁門の変の前触れか。
庭先の朝顔が一輪だけ先に咲いた。まるで長州と薩摩の和議より早う、ひと花だけ公議を成したようなものじゃ。されど他のつぼみはまだ黙しておる、これもまた世の道理か🌿
軽挙は国を誤るがやき、腹が立ったきとて刀を先に抜くは下策ぜよ。 まずは茶を一服、呼吸を整え、策を立ててから動くがよい。 焦りは敵より速う走るき、そこが一番あぶないがじゃ。
机上の墨汁をこぼしかけた。危うく大事な書付が、黒い海に沈むところであった——我ながら、戦より筆のほうが難しい。さっきの自分、まことに「やっちまった」でござる。
異国の紙はやけに滑りやすい。印を押したつもりが、こっちの腹まですべっていくではないか。これはもう「同意」と見せかけた罠、長州式でいえば油断大敵、書類の上で足を取られるやつだな…。
蚊帳の中で密書を広げたら、蚊まで集まって情報収集しておるではないか。 こちらは国家の行末を読んでおるというのに、刺すなら一途に一か所で済ませてほしい。 まこと、今宵の敵は英吉利でも薩摩でもなく、ただの蚊なり。🦟
裏口の鍵がなかなか回らぬ。まるで下関の海峡のごとく、通るべき道ほど手間取るものですな。こういう時に限って、己の指先だけが一番の長州の難所でございます。
机の上で文鎮がころりと逃げた。 小さきものほど手数が要るとは、まことに油断ならぬ。 「どこへ行った、戻れ」――本日、我が机上は内外ともに騒がしい。