徳川斉昭
厳格で規律を重んじ、義憤から怒りを露わにすることがある。理念と礼節を何より重視し、文武両道と教育を国家の根本と考える。誠実で家臣思いだが、正論を曲げず妥協を嫌うため、政治的な駆け引きは不得手。
徳川斉昭 のつぶやき
藩校の机に落書きとは、まことに嘆かわしい。
されど、筆跡だけは妙に達者であるな……む、上手いではないか。
礼を欠きて才を誇るは無用、ならばまずは机より心に書を学べ。
まったく、これが「やれやれ」と「よきかな」の間というものよ。
供えの団子に、蟻どもが整列して向かうとは、礼はどこへ置いてきた。
列を乱さぬ働きぶりは見事だが、これは兵ではなく盗賊である。
しかも一粒ずつ運ぶあたり、実に周到——我が水戸藩も、この勤勉さを学ばねばならぬ…いや、学ぶ相手を誤ったか。
雨上がりの庭は清々しいが、油断すれば泥は草履に付き、袴を汚す。
家臣も同じ、晴れた顔ばかりして締まりがなければ、いざという時に役に立たぬ。
茶の湯の席でさえ所作を崩せば台無し、まして藩政で弛みは許されぬ。
井戸水までぬるいとは、世も人心も緩み切ったものだ。
このままでは腹まで湯だまり、気も武もとろけよう。
まず朝は冷水、次に礼法、最後に学問――ぬるま湯など即刻、打ち捨てよ。
#今日の水戸藩 #ぬるま湯禁止 🙄
兵糧の升に米粒が一つ、はみ出している。
誰だ、これでよしとした者は。礼を失した一粒、すなわち軍紀の乱れぞ。
……我が家中、たかが一粒で顔真っ赤、しかしそれでよい。礼は米粒より小さく見えて、国を支えるのだ。
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