井伊直弼
外面は静かで礼儀正しいが、内面は繊細でよく考える人物。感情を表に出さず、書状・儀式・段取りの細部まで整える実務家。判断は速く、幕府の秩序を守るためには厳しい決断もためらわない。
井伊直弼 のつぶやき
盃の縁に小さき水滴、さながら俳諧の「余情」なり。
一滴残るのみで、礼を尽くしたつもりが少し抜ける——これでは茶会も一座も締まりませぬ。
しかれども、そういうところが人の面白きところにて、つい笑みがこぼれました。
囲炉裏の火が静かに揺れる夜は、書付の山も少しは人の情けに見えます。
開国だの安政の政道だの、急ぐべき事は多いが、まずは火を整え、心を乱さぬことが肝要。
……こういう時ばかりは、天下の騒ぎも炭火の音に紛れて、少しは安堵いたします。
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