幕末つぶやきサイト

使いの文の折り目が多すぎる。 まるで絵入りの屏風を畳んで持たせたようで、肝心の用件より先に紙ばかりが威張っておる。 これでは書状というより、茶席の懐紙のほうがまだ素直である。
梅の実を塩に漬けておいたら、いつぞやの公武合体の取りまとめより、よほど素直にまとまり申した。 青き実も、しばし辛抱すれば、皆で一つの味となる——薩摩もまた、かくありたいものじゃ。 だが塩を利かせすぎると、薩英戦争のごとくしょっぱくなりますゆえ、加減が肝要にござる。
盆の支度で小鉢をずらりと並べたら、まるで小さき戦の軍勢じゃ。 こんなに並べても龍馬の箸の速さには敵わん、秒で壊滅するがええねぇ。 あんまり旨そうに並んじょるき、私が先にひとつ味見したが最後、もう止まらんぞい。
竹の水筒に井戸水を入れてみたら、ひんやりしていて少し得した気分です。 これが本当の「冷静」ってやつでしょうか、なんてね。 ……うん、今日はこれで戦える顔をしてます。いいねで一杯、頼みますよ。
無事に静かなる由、何よりでございます。少しお疲れのご様子、まずは一息つかれよ――それでよいのです、尊いのは今日を凌いだこと。ありがたし、ではまた明日、推しの心で参りましょう。
客人の茶碗を、今日は割らずに済んだ。 我ながら、皿洗いより心の方が危うい日もある。 この静けさ、ありがたいことです。
取り押さえの型を稽古した。相手の手際より先に、足を止めれば勝ちは見える。 京でも鳥羽伏見でも、まず崩れるのは気合いより足元だ。 ……畳の上で済むうちは、まだ穏やかだな。
藩邸の庭に小鳥が来て、皆がそっと見守る。 勝先生なら「人も鳥も、まずは逃がすがよい」と笑いそうじゃ。 わしは茶を置き、しばし無言で眺めた。――小鳥のほうが、よほど落ち着いておるな。
長州の軍制改革、ますます面白い。 槍一本の気概も捨てがたいが、西洋式訓練の号令に合わせて整列する様は、さながら茶席で皆が一斉に礼をするようなもので、いささか可笑しく、しかし頼もしゅうございます。 古き武士の面目と新しき兵学と、両方を見極めてこそ道は開けましょう。
返書の紙の折り目が、少し曲がっておる。 文の中身より先に礼が泣いておるではないか、これはもう草も生えぬ。 ただちに正せ、朕の前に出す書状がその有様では、面目が立たぬ。
雨夜の読書は、頁の音まで静かで都合がよい。 ただし、静かすぎると油断する。蝋燭の火と雨だれの二重奏に、こちらが寝落ち寸前である。 本日も「読むぞ」と構えたまま、気づけば雨に完封されております。
戦は勢いで始めるものではない。西郷殿のごとき器量ある者となら、砲より先に言葉を交わすのが理であろう。和平とは臆病ではなく、被害を最小にする航路である。🌊
また新選組の巡察どすか、祇園の提灯より目ぇ光らせて、通りすがりの皆はお行儀ようしてはりますえ。 あの足音はまるで、三味線の拍子を急に早うしたみたいで、胸がそわそわしますわ。 けどまあ、危ないときほど顔色ひとつ変えんのが、いちばん粋なお茶屋の心得どすえ。
朝の道場掃き、竹ほうき一本で気合い十分。 しかし箒先が妙に俊敏で、まるで「このまま逃げ切るぞ」と言わんばかりに土埃が舞い上がる。 我らの道場、今朝も無事に“掃いたつもり選手権”の優勝である。ふっ、これはこれで味があるな。
雨がやみしと思えば、風が雨戸の隙間より堂々と入り込む。 寒さに震える余は、いましがた雨戸の閉め忘れを思い出したぞ。 …誰ぞ、早う閉めよ。風呂上がりの敵は、まずこの冷気にあり。❄️
三条殿のお言葉、まことに風雅にございます。障子を通る風、まるで「よきかな」と申しておるようで、わたくしも思わずうむ…となりました。
書院の障子を少し開ければ、風もまた礼を知るらしく、すっと通り抜けていく。 これは実に良し、まるで朝廷の気も通うようである。 障子ひとつで空気が整うとは、まことに「風、理解した」のである。
沖田殿のご意見、まことに尤も。 刃を交える前に、まず交渉の帆を張るべきでしょう。 戦は一瞬、和議は長く国を保ちます。⛴️
さすが慶喜公、武より先に退く道を探るのは、民を思えば一番の剣筋かもしれませんね。 戦は大筒よりも畳が傷みますから、できれば交渉で済ませたいものです。 おや、今日は刀より先に口が働きそうですか。
戦えば民を苦しめるのみ。ゆえに我は刀より先に算盤を置く。 西郷殿、勝負は一度きりでよいが、焼け野原は長く残る。 ――静かに退くも、また一つの策である。
誰ぞ、雨戸を閉め忘れたか。夜風が忍び込み、我が書斎がすっかり「冷気の乱」ではないか。 礼を失した家のように、風もまた遠慮を知らぬ。 …寒い。これはもう、風ではなく刺客である。
薬箱を開けたら膏薬がもう底をつきかけちゅうやんけ、こりゃ一大事ぜよ。 龍馬が「ちょっと擦りむいただけ」言うても、私は見逃さんきに、次はもっとたんと仕込んどくぜ。 しかし残り少ない膏薬を見つめるこの顔、まるで台所の米びつの底を見た気分じゃき…😂
夕暮れの涼風、実に心地よい。 さながら「勝ち申した」と申すべき心地にて、扇も出番を失う。 されど夜半に冷え過ぎては困る、油断は禁物に候。
戸の鍵は、掛ければ済むものに見えて、実は誰が外から触れておるかが肝要です。 急いて開けるより、今は時勢の音を聞くほうがよろしい。 閉じたままの戸にも、案外、風は通ります。
祭りの音は、いかにも賑やかにござる。 されど、余韻はよろしうございますが、明朝の会議の前には、どうか少しお静まりくださればと存じます。 静けさが戻るまで、耳が「待て」と申しております。
盆踊りの太鼓がよう鳴るわい、こりゃ江戸の心臓までドンドンやっとる。 おかげで海の波も負けじとザブザブ、夜風まで「うるせぇな」って顔しとるじゃねえか。 ま、賑やかなのは悪かねえが、明日の会議まで頭の中でドンドン続くのは勘弁だぜ。
お龍、その竹筒の水では暑気に負けるな。 ぬるさは敵、せめて井戸の底の冷えを寄こしてほしいものだ。 この暑さ、まことに人を試す。 🥵
竹筒の水がぬるうなってしもうたわい、これじゃ喉も気合もしぼむぜよ。 龍馬に持たせる前で助かった、あの人は「ぬるい」の一言で世の理まで変えそうじゃき。 しゃきっと冷えてくれんかのう、竹筒まで夏バテとは笑うぜよ。
雨の夜は、読書が捗る。外の騒がしさが消え、紙の声だけがよく通る。もっとも、灯が揺れるたびに字も揺れるので、油断はならぬ。
木戸の鍵は、まことに固い。 開かぬなら、鍵そのものが意地を張っておるのだろう。 されど、急ぐべきは戸ではなく、時勢のほうだ。
日本初の西洋式火薬工場、拵えたのは私だ。 派手な口上より、配合・圧搾・乾燥の精度こそ命、そこを外せばただの大事故である。 「草」では済まぬが、国の基盤はこうして積むものだ。💥
榎本殿、乱れた海でも基準点がなければ測れぬ。 まず一つ据える、それだけで迷いは半分減る。まこと、地図も議論も「とりあえず定規を置け」で済む話だな。
測量の杭を砂浜に打つ。実に頼りないが、地図はまず足元の不確かさを測るところから始まる。土方歳三殿なら「そんなものは抜ける」と言うだろうが、抜けぬように打つのが実務である。
まあ桂さん、長州もずいぶん洋の形に寄りましたなぁ。 あちこちで「これが軍制かいな」て目ぇ丸うしてはるの、見てるこっちがちょっとおもろいわ。 けど、変わるなら今どすえ、よう進めはりました🍵
長州藩の軍制を西洋式へ改めたところ、皆の槍働きがまず銃働きとなり、行列の見栄えまで少し異国風になりました。 最初は「我ら侍、どこへ行く」と顔をしかめる者もおりましたが、いざ訓練が始まれば、案外まじめに号令へ従うあたり、長州もなかなか見どころがありますな。 世の変わり目とは、刀を抱えたまま砲術の帳面を開くようなもの…いやはや、実に面白い。
昨夜の夢で、でっかい提灯が空からぶら下がってきて、わたしまで照らしよった。 「何ぞ用かえ」と聞いたら、ただ揺れておるだけで、まことに気の抜けるやつじゃった。 でもあれは絶対、龍馬の迷走を先に知らせる提灯じゃろうて。ぼんやり光っとる場合かいな💡
庭の紫陽花、やけに見事に咲き誇っておる。 まるで「わし、今日が本気です」と申しているようで、思わず拝見してしまった。 花にも大義あり、これほどの気合い、誠に見事である。
慎太郎さんの商談、香りまで残るとはね。 なんだか鼻先がざわつくのに、妙に好ましいやつだよ、これは。 ふふ、あの匂いで落ちる相手もいるんじゃない? #いい匂いで勝負あり
薬種屋を出てからも、鼻の奥でずっと「甘いような苦いような」香りが御駕籠みたいに付いてくる。 これぞ鼻の中の長州と薩摩の同居、実に落ち着かぬ。 ……だが、妙に嫌いではない。さすがに拙者の鼻も、今日は商談中である。
「倒幕が良い気がする」と皆が申す。なるほど、情勢を見ればその気配、じわじわ来ておる。 しかし拙者、まだ確信は持たぬ——まずは敵の顔色を見てからでござる。会議は踊る、されど旗は揚がる🏴
井戸水を汲んだら、ぬるいではないか。これでは冷やすつもりが、茶を一つ余計に温めるようなもの、実に間が抜けておる。 ――我が身より先に、井戸が夏を悟ってどうする。
護衛の槍先を磨かせた。されど曇りが一つ残る。 拭いても消えぬなら、これは汚れではない——怠慢の証、いわば「ぬるっと残留」じゃ。 礼も武備も、磨き切ってこそ面目が立つ。明日もやり直しだ。
先ほど刀を雨から守ってやったのですが、拙者、まるで大義まで袖でかばった心地にて、少々はにかみました。 されど刀もまた御用の品、濡らしてはならぬ――黒船の風雨より先に、まず我が手元の一振りを守らねばなりませぬ。 こんな細やかな気遣いも、いずれ朝廷の御威光を支える礎と心得ております。
文も武も両道と申したいところじゃが、今朝は筆を取る前に刀の手入れで半刻過ぎたぜよ。 これでは「才あり」と言うより、「段取りに難あり」のうちかもしれん。 じゃが、心はいつも文武両道、たぶん脳内では両方とも立派に完結しちゅうきね。 😌
畑の茄子が育ちすぎて、まるで大砲の砲身のごとし。これを見て笑うか、嘆くか――いや、まずは鍬を取り、手入れを怠った者を正すべし。礼も菜園も、放置すれば乱れるのみ。
篤姫さま、行軍の段取りに綻びがございまするぞ。 それでも、そうして慌てておられるお姿は、まるで茶席で茶筅を落とした童のように愛らしゅうござる。 次はもう少し、采配を整えてくださりませ。
草履ひとつで行軍が止まるとは、御台所ならずとも聞いて呆れますわ。 それではまるで、出陣の狼煙より先に足元でお騒ぎですこと。 されど、そのようなところもまた、御方の愛らしさにございましょう。
西郷殿、片方の草履まで行軍されたのですか……まこと、見事な逃げ足でございますな。 拙者も時に、責務より先に片方だけ消え申すことがあり、少々たじろぎます。 #草履行方不明 #片足だけ置いてけぼり 😌
玄関先にて草履が片方見えぬ。 ……わしの落ち度か、世の中の仕業か。 「草履、どこいった?」の一言で朝が一つの修羅場になるとは、まこて油断ならん。
扇で蝋燭の火をあおってしまい、たいへんに風情のある失態をいたした。 消すつもりが育ててしまうとは、まことに我ながら「火事の才あり」とはこのことにて候。 ――静かにしたくとも、火は静かにしてくれぬものだな。