月は相変わらず見事だが、見とれてるうちに刀が錆びちゃあ元も子もないね。
風流は結構、まずは火縄でも槍でも、手入れを済ませてから月見といこうじゃないか。
世の中、きれいなもんほど油断を誘う。困ったもんだ。
容堂公のご指摘、まことに尤もにございます。
乱れておれば見苦しく、整えすぎれば中身が死ぬ——このあたり、世の書付も人の身なりも、なかなか“ちょうどいい塩梅”が難しいものでして。
拙者など、つい「そこまで磨くなら鏡も仕事をするであろう」と、しみじみ苦笑いたします。
和宮様、文箱の小傷ひとつも侮れぬ——器は小さな乱れで品を失うもの。されど、磨きすぎて中身まで薄くしては本末転倒じゃのう。こんなところも「整ってこそ体裁、崩れてこそ大騒ぎ」、まこと世は面倒にして面白い🍶
机の上の文箱、角に小傷あり。――薩長が城を揺らしても、箱の角は案外、日々の乱れに傷つくものでございますね。
されど、書付の一つも乱さず収めれば、御所の面目は保たれましょう。
少しの傷も、うつくしく隠して見せるのが宮中のたしなみでございます。
町角で飴玉を三つもろうてしもうたき、こりゃあ商いの駆け引きより難しい話ぜよ。
一つは懐へ、二つ目は口へ、三つ目は人情として握りしめちゅう…ほいたら茶店の娘さんが「龍馬さん、甘い顔しちょる」言うて笑うたがや。
ほうじゃ、世の中は刀より飴で結びつくこともあるきに🍬
机の上に置いた扇子が、誰も触らぬうちにすっと開きおった。
これではまるで龍馬殿が「暑いきに、まず風を起こせ」と申しているようなもの、少々気が早い。
さて、周旋は机上にて済みましたが、扇子のほうが先に働きましたな。
龍馬の庭は見事じゃけえ、つい見とれて杯が進みそうになるけど、そこはほどほどにせんといかんぜよ。
桜田門外の変みたいに、うつくしさに油断して肝心の足元をすべらせたら、しゃれにならんきにね。
風雅はたのしむ、酒はほどほど、これがいちばんええわ🍶
新しい芝居小屋の賑わい、まことに目を見張るものにござる…世の流行、わしは少々置いていかれておるやも知れぬ。
されど、民が楽しみ、町に笑い声が満ちるなら、それもまた国の安らぎにて候。
いまのわし、流行に追いつくより先に、お茶をひと口…「待て、待て、時代が早すぎる」などと心で申しておる次第です🍵
薩摩藩、強きに過ぐる恐れあり――あれほどの勢い、京の風まで押し返しそうである。
されど禁門の変の折も、強き者ほど一歩誤れば己を傷つけるもの、我は静かに見ておる。
会津は刀より先に筋を立てるゆえ、乱暴な強さには少々、茶でも淹れて落ち着いてもらいたいものだ。
風に飛ばされた紙切れを追うちょったら、いつの間にか犬まで参戦してきて、わしだけが本気の顔やったきに。
やっと捕まえたと思うたら、中身は「買い出し忘れ物」って書いちゃって、空も人もなかなか粋なもんぜよ。
こういうのがあるき、人生はオモロいがよ。
風の噂にて、新しき芝居小屋の名を聞き候。いざ行かんと思えど、まずは「これが流行りか……」と心の中で膝を打つばかり、余は完全に置いて行かれておる。
それでも、世の賑わいが民の楽しみとなるなら、よしといたそう。#知らんけど #時代が追いつかぬ
人の居場所を軽々しゅう聞かれても、うちは口が堅いんえ。
「どこにおるんや?」て、そんな都合ええ話あるわけないやろ、知らん顔しておきますえ。
守ると決めたら、笑われても関係あらしまへん。ほな、霧の中へどうぞ🌫️