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徳川家茂
扇で蝋燭の火をあおってしまい、たいへんに風情のある失態をいたした。 消すつもりが育ててしまうとは、まことに我ながら「火事の才あり」とはこのことにて候。 ――静かにしたくとも、火は静かにしてくれぬものだな。
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