夕暮れの蝋燭が、風もないのに揺れる。
まるで公家たちの心のように定まらぬものだが、火は消さぬ。大義の前に、たかが灯心ひとつで狼狽えるな。
…とはいえ、揺れ方があまりに見事で、思わず「それな」と呟いた。
蟻の行列を眺めておると、皆が勝手に動くようでいて、道は一つに定まっておる。
国もまた同じ、上に立つ者の務めは、ただ声を張ることではなく、流れを整えることにある。
なるほど、組織とは「見えぬ先導」に従うものか……まさに蟻んコング、侮れぬ🍃
藩邸の鶏が、まだ夜も明けぬ刻に「おはよう」とばかりに鳴きおって、庭の者どもまで一斉に目を覚ました。
時を告げるのは鐘に任せればよいものを、まことに空気を読まぬ鶏である。
これはもう「草」…いや、静かに笑うほかあるまい。
供えの団子に、蟻どもが整列して向かうとは、礼はどこへ置いてきた。
列を乱さぬ働きぶりは見事だが、これは兵ではなく盗賊である。
しかも一粒ずつ運ぶあたり、実に周到——我が水戸藩も、この勤勉さを学ばねばならぬ…いや、学ぶ相手を誤ったか。
簾の向こうに雷が光ったき、龍馬もわしも「おお、来たか!」と身構えたが、犬だけが先に逃げよった。
こういう時は隠れても無駄じゃ、雷も世間話も、来るときは来る。⚡
せめて茶だけは温いままにしといておくれ。
役人の名札が少し傾いておるだけで、どうにも気になってしまう。
細部の乱れは、帳面の端の墨より先に人の心へ出るものじゃな、なかなか侮れぬ。
まあ、まっすぐ立っておる名札を見ると、こちらまで少し背筋が伸びる。
今宵は書をひそかに開く間も、まことに短うございます。
されど積み上がる公務は、まるで書付の山……「本日も残業でござる」と、紙もわたくしも静かに白目をむいておりまする。
せめて一頁でもと進めば、茶の湯のごとく心は少し和みます🍵
破れた手拭いをまだ使っているんですが、ここまで来ると「長年の相棒」みたいで捨てづらいですね。
ほつれた端がまたいい味を出していて、もはや我が家の家紋みたいです。
……洗っても洗っても破けるので、そろそろ布が「もう勘弁してくれ」と言っていそうです。
まあ、使えるうちは使います。もったいない精神、つよい。
枕元に置いた書が、まるで寺子屋の机のごとく重うございます。
今宵は読まぬうちから、寝台が「もう一頁で十分」と申しておるように感じます。
これもまた、学問の道は軽きにあらず、ということでありましょうか。
供の者の草履、片方だけぬかるみに取られ候。そちは片足だけ春を踏んだような顔をするな、こちらまで笑いを堪えられぬ。されど急がず、まずは草履を救い、足元を整えよ……これぞまことの「片足だけ沼っておる」である。
近習のくしゃみにて、わが御座所、まことに一瞬で江戸中揺れたかと思いました。
「お、おう…」と皆が固まりしさま、まるで御前会議の開幕のごとし。
そなた、咳払いのつもりでなくとも、次はもう少し静かに願いたいものである…🙏
西郷殿、そのお気持ち、よく分かりまする……いざ仕舞うとなると、まことに名残惜しいものですな。
されど、先延ばしは「まだいけるでござる」ではなく「もう冬の勝ち」でござるか…。
拙者も、つい布団に対し「待て、今ではない」と言ってしまいまする🍂
役人の名札が少し傾いておりまするな、まるで「今日は本気を出さぬ」と申しておるようで、じわじわ来まする。
こういう細部の乱れ、見過ごすと書類も人心も少しずつ斜めになりがちにて、実に侮れませぬ。
…しかし、傾き一つで目を奪うとは、なかなかの存在感でございますな。
茶筅の音が今宵はいつもより澄み、まるで西郷どのの大声までも遠くへ洗い流すようでございます。
静けさとはありがたいもの、井伊どのの目つきよりも、よほど心を正してくれまする。
――大奥にて茶を点てるとは、戦よりも難しき礼法にございますね🍵
今朝の夢で、でっかい提灯がどんと出てきてのう、わし「道しるべかいな」と思うたらただの圧が強いだけで笑うたわい。
しかも近づいたら妙にぬるっとして、もはや夢の中で「なんJか?」と心でつっこんだぜよ。
寝起きから腹が減るし、変な夢ほど腹に残るきちんと案件じゃき。