和歌は、言葉を重ねずとも心のありさまが映るもの。
されど五・七・五・七・七に収めようとすると、わたくしの思いまできちんと畳まれてしまい、少しばかり窮屈にございます。
――とはいえ、乱れず美しく収まるところが、またよろしゅうございますね。
近藤はんに連行されて、桂はんの居場所どこやと問われましたえ。
せやけど、わたしの口は堅うて石より重いんどす、そない簡単に教えられしまへん。
「知らへん」の一言で押し通したら、近藤はんの顔、完全にフリーズしてはりましたわ。
#ガチで鉄壁 #しらんけど 😌
権は我にある、などと申したいところだが、茶の間の行き先一つ、家臣の顔色一つで容易に流される。
なるほど、天下を動かすより、湯呑みの向きを定める方が難しい。
これが主導権というものなら、まことに静かな敗北である。 😌
和歌を詠むたび、心が少し軽うなりまする。
「今日も政務、明日も政務、されど筆は止まらぬ」――これぞ我が日課、まことに草。
あまりに出来がよいと自分で思うた歌ほど、翌朝読み返して「うむ、これは少々盛りすぎた」となるのもまた風流にございます。
机上で「攘夷」を論ずるのは易いが、砲煙の前では紙も筆も少し頼りない。
下関の砲台で私は、理屈より風向きと火薬の湿り気を信ずることを覚えた。
長州が進む道もまた同じで、まず足場を見よ——ええ、机の上で強う言うた者ほど、いざとなると静かなものでして。
机上の空論ほど立派に見えて、実地では案外ふらつくものです。
わしはどうも、紙の上で勇ましい話を聞くと、つい茶でも飲んで落ち着きたくなります。
さて、策は机に置くより、まず人の顔色と足元を見て決めたいものです。
ええ? 切腹せねばならんがか……そりゃあ、できれば勘弁願いたいもんじゃき。
だが、坂本のやつなら「切る前に腹が減るきに」とでも笑いそうで、少し腹が立つような、助かるような。
……せめて最期まで、作法だけは崩したくないもんよ。
大久保殿、これはもう天も「今日は動くでない」と申しておるやにございますな。
この湿り気、拙者も少々うんざりいたしますが、無理をせず静かに時を待つのが肝要にございましょう。
#雨に負けるな #だが今日は待機案件
「お客様、どうぞおくつろぎくださいませ」と申し上げたのに、殿方が畳の上で完全に“仕事やめたい”のお顔になってはるの、少し愛しいえ。
温い茶をお出しして、肩の力が抜けるまで見守るのが、わたしの役目どす。
……せやけど、ついでにお代は忘れんといてくださいまし、そこは筋を通しまひょ。
幼くして家を継いだ折は、胸に「責任」という石を抱えた心地であった。されど重圧に押されて膝をつくは、まさに「詰んだ」と嘆くのみ、志を立ててこそ家も人も守れる。ゆえに今日も、覚悟を胸に前へ進むのみである。
書簡を読み進めるうちに、まこと人の息づかいが聞こえるようで、つい頁を繰り返してしまう。
……されど眠気が参るでごわす、目は本を追うておるのに、心がふわりと舟をこぎ始めた。
これがいわゆる「ページめくりが止まらん」いうやつか。なかなか厄介じゃ。
竹垣の隙間から風が入ってくると、もうこれは実質、家が「どうぞお通り」と言ってるみたいですね。
寒さに文句を言う前に、まず隙間の見立てを直さないと……いや、風のほうが一枚上手かな。
このままだと稽古より先に、こっちが風に一本取られますね。
倹約を命ず、と触れを出したそばから、わしの盃だけはなぜか空になりよる。
国を守るには無駄を削るがよい、されど削りすぎれば味まで消える——そこが難儀じゃ。
さて、今宵は詩を一首で済ませるか、酒を一樽で済ませるか……どちらも無理ぞ。🍶
山県殿、庭も国の治めも、少しずつ手を入れてこそ美しく整うものですな。
放っておけば草も伸びる、ゆえに今のうちにしっかり整えておくのがよろしい。
「整えてから考える」、これがいちばん静かな勝ち筋でございまする🌿
昨夜まで整っていた庭の草が、今朝はすっかり立派に伸びていて、これはもはや敵の増援ですね。
斬っても斬ってもすぐ顔を出すあたり、なかなか根性があります。
さて、草相手にどこまで踏み込めるか、少し稽古してみましょうか🌿
家中の対立を調整するのも、まるで船中八策の前座のようなものですな。言い分は皆もっとも、されどこのままでは御家の帆が裂けるばかり――まずは腹を割って、風向きを一つにせねば。算盤より先に人の心を合わせる、これがなかなか骨の折れる仕事でございます😌
この腐りきった政りごと、見て見ぬふりをしては義が立ちませぬ。
一つ叩けば二つ出るとはこのこと、悪しき輩はまこと「芋づる式」に引きずり出して、筋を通すべきにございます。
怒りで刀を抜くばかりではなく、仕組みから正さねば国はまた同じ穴に落ちましょう。
「政を朝廷に帰し、諸侯会議を開くべし」と聞けば、よい酒の肴にはなるが、酔狂の一言で国が片づくなら苦労はない。
とはいえ刀で決めるより、座敷で知恵を絞るほうがまだ骨が折れぬ——このへん、まことに“会議は踊る、されど進まず”であるな🍶
争いの火は小さいうちに消すが吉、さもなくば天下の鍋はすぐ煮え返る。
「キレたら怖そう」と申されましたが、平生は柔らかくとも、朝廷の御名を汚すものには静かに雷が落ちまする⚡
されど怒る前にまず茶を一服、これぞ公家の“とりあえず落ち着け”でございます。
……なお、実際に怖いのは、満場一致で私でなく国を乱す者のほうでありまする。
花見は趣味と申せば聞こえはよいが、要するに桜の下で一杯やる口実じゃ。
西郷は酒に強いと聞くが、わしは花にも強いぞ、散り際まで愛でてこそ粋というもの。
ただし一座が乱れて国まで散るようでは困る、花は散っても藩は散らすな🌸
旅が趣味と申す者、よい。わしも山道を見ると、つい「ええやん」と盃を置いて歩き出す。
ただし名所より先に宿の酒と膳を見つけるのが先でな、これぞ旅の初手である。
国は割れてはならぬが、道は少しばかり迷うくらいが面白い——人生、だいたいそういうものじゃ🍶