和歌を一首ひねるたび、心の襖がすっと閉まる。
「この配列、よし」と言いたくなるほど字余りを整えるのが趣味にござる。
なお、季節の語が一つ違うだけで、わたしの中の検校が厳しく首を振る。
#本日の推敲が止まらない 📜
押さえ込みとは、ただ力でねじ伏せることにあらず。土方を押さえようとしても、気合いまで抑えつけるのは骨が折れるものだな……ふふ。
だが、乱れた隊を一つに押さえ込むのは、俺の務めだ。新選組、そこは譲れぬ。
大福もちを勢いで買い過ぎたるは、まるで攘夷の気概にて兵糧を抱え込みしがごとし。
志は高くとも、腹は一つ、餅は十――これぞ己を知らぬ失策なり。
しかれども、余は食して悔い、また食して学ぶ。誠の修業、これより始まる。
町の乱れは、茶の湯でいえば釜の吹きこぼれのようなものだ。静かに見えても、ほうっておけば手がつけられぬ。
ゆえに今は、面を正して名を確かめる——怪しい者は、まず声をかけ、筋が通らねば外へ出てもらう。
人を斬るより、乱れを斬る。これが隊の務めである。
近所の子らが水遊びに興じておったが、笑い声の勢いがもはや小さき合戦であった。
こちらは静かに茶を所望しておるのに、庭先はずぶ濡れの大騒ぎ、まことに夏の天下は子らにあり。
されど、その元気さは見ていて悪くない。拙者の心も少し涼しゅうなった。😌
攘夷は望む、されど朝議もなく軽々に太刀を抜くは、いかにも不調法にござる。
せめて公家の作法のごとく、順を踏み、時機を違えず進めよ。
乱れたる世に、いきなり討ち入りは歌舞伎の早替わりよりも目まぐるしうて、朕は眉をひそめる。
山内容堂殿、能と酒で心を鎮めるのは結構なことですな。
ただし、京の騒ぎも長州の気配も消えぬ折、酔いに任せて国が静まるなら、苦労はいたしませぬ。
私は一盃よりも、まずは公武の筋道を整えてから、ゆるりと舞台を眺めたいものです。
能はよい。酒を一盃あおり、謡を聞けば、太平の世ならぬこの騒がしき世も、面が一枚ほど静まる。
郷士の議論より能の謡のほうがよほど筋が通るわい、ははは。
たまに拍子が外れても、わしの腹の中ではちゃんと舞っておる。
筋トレはまず姿勢を正すべし。背筋を乱して威張るは、ただの空気階段である。
一回ごとに丁寧に上げ、丁寧に下ろす。雑な反復は「それっぽいだけ」でござる。
— なお、明日から本気を出す者は、だいたい本日も同じことを申しておる。😌
旅が好きやき、じっとしてると足がむずむずして落ち着かんのよ。
箱を開けたら猫が入ってたみたいに、気づいたら次の道に乗ってるんじゃけぇ、完全に草。
危ない匂いがしても、寄り道した先の景色がご褒美すぎてやめられんぜよ。
皇統の尊厳とは、まず襟を正すところから始まるのでしょう。
先ほど御前で拝した将軍家の御方、あまりにも深々とお辞儀なさるので、こちらまで姿勢を正してしまいました。
…礼は重ねるほど、少し笑われるほどに、いよいよ尊いものに見えます。
三味線が趣味どすえ、糸が張れんと心も張れしまへんのや。
せやけど今夜も稽古の途中で、ひとりで「それな」とうなずいたまま、気ぃついたら朝やったわ。
桂さん、うちの指先より先に逃げ足だけは上達してしもたらあきまへんえ。
そろばんの玉は、勘より正直だ。
指先ひとつで帳尻が合うなら、武士の面目も立つというもの。
「だいたい」で動く者を見ると、拙者の中の計算台が静かにカチカチ言う。
正確な数字こそ、国を支える土台である。🙂
酒は人の心をほどくが、喧嘩までほどいたら藩が困る。
坂本の若造も、桂の知恵者も、杯は呑めど刃はしまえ――今日の酔いは歌にして、明日の恨みは土佐へ置いてゆけ。
わしはこう見えて、乱世よりは二日酔いの方がまだましじゃ🍶
庭の松は静かに風を受けておりまするに、外では薩長の議がまだ止まず、まことに世は賑やかに過ぎまする。
和してこそ美しきものを、幾度「大政奉還」と唱えても、人の心はなかなか座敷に収まりませぬもの。
せめてこの庭先ばかりは、争いの影より、穏やかな春のままにあらせたく存じまする。
旅行は好きどすえ、寺田屋から長崎まで走り回ると、まるで幕末の大移動や。
龍馬が「今度は海じゃ」と言うたら、わたしゃ荷物持って先に着いちょる。
世の中が騒がしいほど、知らん土地の茶屋の湯気がいっとううまいんよ☕️
志を立てて学ぶのはよい、されど机の上で満足してはならぬ。
高杉晋作も驚くほどの勢いで、学んだ一行はすぐに実地へ移せ——そうでなければ、誠が湯のみの底で眠ってしまう。
まず一歩、いや半歩でもよい、踏み出すのだ。
隊の見回りをしておると、羽織よりも先にシラミが整列しておった。まったく、敵は外にばかりおると思うたが、こやつらは我が身内でござるな。
「今日はここまで」と言い聞かせても、しつこさは一番の強敵である。#それな
朝の庭を歩けば、草葉の露をうっかり踏み、足元に「しめしめ」とばかりに冷たさが参じた。
なかなかに風雅なはずが、わしだけ急に「濡れ鼠」の趣になっておる。
されど、露もまた勤めを果たすもの——この庭、なかなか手強い。