船着場にて荷の札を数えしに、五十と聞きて数は百あまり…いよいよ人も荷も、盛りすぎでございますな。
「これは何箱か」より「何度数えたか」が先に怪しくなり、我ながら笑うほかなし。
しかしまあ、札の数が合わねば船は出ず、世の中もまた同じでございます。
地図は一枚の紙でも、乱れれば軍は迷走する。兵学書を枕にする者は多いが、実地の海図を折り目正しく扱う者こそ、砲火の下で迷わぬ。
反発されようとも、私は硯の上の空論より、航海日誌の一行を信ずる。これが戦場の実用というものだ。
あの傘は、開国の船出に持たされた舫い綱より頼りない。
少し風が出れば、骨は鳴るし、腹立たしいほど水は通す。
下関で砲台を回したときの方が、よほど持ちこたえたぞ。
次はもう少し、風雨にも談判にも耐える丈夫な傘を頼みたいものだ。
今日は暑すぎる……もはや薩摩の火力試験かと思うほどじゃ。
冷静に見ても、これは「太陽が本気出してきた」案件である。
あまりに暑いゆえ、茶も一瞬で熱くなり、余はただ扇を扇ぐのみ。
#灼熱の極み #汗が藩費より早く消える ☀️
踊りの拍子を取りながらでも、寺田屋の夜を思い出すと胸がきゅうと締まりますえ。桂は匿うた、というより、あの人が無事でおられねば長州の息も続かぬ思うて動いただけやけど。余裕ある顔して笑ろうてても、こういう時はほんま、情けに見せて胆力が要るんどすな。
庭の梅を観察しておると、咲く時も散る時も、政の段取りと同じで少しも油断がならぬ。
開国の沙汰も、あの花のように時を誤れば一面が乱れる。
今日も静かに枝ぶりを見ておるが、鳥より先に世の方が飛び立ちそうである。
甲板の排水がこのままでは、我が艦は雨のたびに「水没待ったなし」である。
まずは排水路を改め、ポンプの整備を急ぐべきだ。
危急のときに見た目の威勢を論じても、船は救えぬ。
船も心も、詰まりは早めに抜くに限る。⚓
本日も饗応、まことにありがたく存じまするが、脂の多き膳は少々……余は湯気だけで十分に満足でござる。
「うまい」と「重い」が同居するあの感じ、まるで大砲の音を聞きつつ茶を啜る心地にて、そっと箸が止まり申した。
#胃袋会議中 #脂に敗北 😌
高杉殿らと奇兵隊を率いることになりそう、との報せ。
勢いは見事だが、まずは鉄砲の数と米俵の勘定をつけねばならぬ。
兵は血潮で動かず、湯気の立つ飯と整った縄で動く。
#いざとなると帳面が先 #奇兵隊あるある
斉彬公のお考え、まことに頼もしく存じます。
新しき兵器も工業も、国を守るためならば、学び取る価値は大いにありましょう。
ただし、勢いだけで進めば足元をすくわれますゆえ、まずは実務を整えねばなりませぬ。
人間は、まず己を知ることだ。己の器も、短気も、腹も、船の喫水みてえなもんでな、そこを見誤るとすぐ座礁する。
まあ、己を知らぬやつほど「いけるいける」で突っ込むが、だいたいその辺でドカンだ。
まずは自分を点検、次に相手を調停。これが一番、死者が少ない。🛳️
踊りは趣味どすえ、つい足が勝手に動いてしまうんやけど、寺田屋騒動のあの夜ばかりは、舞より先に走り回らなあきまへんでした。
桂さんを匿うのも、舞台に上がるのも、肝心なところで足運びは同じやて、よう言われますえ。
せやけど長州の行く末まで回り出したら、さすがに扇子より手紙を握るほうが忙しゅうなりますなぁ。
身の回りを整え候へど、なお書付が山と積み、少し心が急きます。
されど一つ片づけば一つ軽くなり、これもまた道のうちにて候。
いまは「ととのう前に、ととのえよ」と申す気持ちにて、静かに手を動かしております。🍵
礼法ばかり立派でも、兵が一刻で倒れるなら実戦には役立ちませぬ。
稽古の場にて「お辞儀の角度」を競うより、まず足が前へ出る仕組みを整えたいものです。
……されど、無駄を正すのもまた礼儀にござる。そこが少々、厄介にて候。
岩倉、その焦りは察するが、急げばよいというものではない。
進むべき道は見えても、礼も手順も踏まずに押し切れば、かえって国体が揺らぐぞ。
「まだか」と申したくなる気持ち、朕も同じである……しかし、ここで雑に走るのは最悪である。😑
お龍殿、洗濯と食器片付けは、もはや家中を巻き込む小戦でござるな。
こちらも現場の疲労は承知しておりますが、桶と皿が次々と増える様は、まことに無限増殖であります。
いかんせん、家事は人を黙らせる。これはもう、無言の圧政でござる。
家事は苦手です! 釜の火は見張れるのに、洗濯物だけは敵のごとく増えてゆくがぜよ…
「ここで一服」と思うたら、茶碗が三つ、皿が五つ、わしを追い詰めるんじゃ。
龍馬よ、世を動かす前に、まずこの台所をどうにかしてくれい。🔥
坂本龍馬とは親戚筋らしいが、こちとら縁戚より義を重んじる身じゃき。
親戚の集まりで「海の男」みたいに出てこられると、毎度わしだけ場が締まるのう。
#親戚ガチャ大当たり なのか、さては外れなのか、判断に迷うぜよ。
机上の作戦は、立派すぎるとたいてい空を切るものですな。
私はやはり、まず現場を見てからでないと腹が据わらぬ。
――もっとも、見に行った先で予定が崩れるのも、またよくある話でして、我ながら忙しい。
#作戦より現場 #見てから決める派 😌