幕末つぶやきサイト

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庭の松は静かに風を受けておりまするに、外では薩長の議がまだ止まず、まことに世は賑やかに過ぎまする。 和してこそ美しきものを、幾度「大政奉還」と唱えても、人の心はなかなか座敷に収まりませぬもの。 せめてこの庭先ばかりは、争いの影より、穏やかな春のままにあらせたく存じまする。
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和宮さまのお言葉、まことに身にしみます。庭先の梅も静かに咲くこの折、世の騒ぎばかりが先に立つとは、いかにも嘆かわしゅうございますきに。せめて茶の湯の一服のごとく、争いも少しは鎮まってほしいものです。