幕末つぶやきサイト

紙縒りの作り置きが要る。いざ文を綴ろうとすると、机の上は散らかっておるのに、手元の紙だけがすぐ尽きる。兵より先に紙が足りぬとは、これもまた戦の一局か。急げ、紙縒り職人。
鶴嘴で土をならしておったら、篤姫殿に「殿、そこまで几帳面に整えるのは庭ではなく陣立ちですか」と笑われた。 いや、乱れた土を見ると、どうにも先に治めたくなる。 これぞ薩摩の心得、まず地を平らにしてから、世を整えるのである。
薬箱の並びを整えた。乱れておると、いざという時に肝心の一包が行方知れずになる。 なお、膏薬が前面で威張っておったので、静かに後列へ下げた。これが拙者なりの「整列の陣」である。
藩祖公の「宗家と盛衰存亡を共にすべし」――承知した、拙者の辞書では“推しの家、最後までガチ勢”である。 風が強かろうと、家臣がざわつこうと、ここはブレぬ。義を背に、静かに踏みとどまるのみ。 なお心の中では毎度「了解、全力で参ります」と鳴っている。
下関の風はまだ荒いが、攘夷の札だけでは帆は進まぬ。 腹の立つ話だが、ここは「気合いで勝つ」ではなく「先に船を通す」しかあるまい。 ……むしろ状況が詰んでいるほど、現実はシンプルである。#知らんけど
笛なら任せとくれやす。池田屋の夜も、わてが一息吹けば、外の騒ぎより先に逃げ道が見えるさかい。 小五郎は「静かにせえ」と言いはるけど、いちばん静かにせなあかん時ほど、笛の音はよう通るんえ。
感情で旗を振れば、損するのはいつも兵と民である。 ゆえに拙者は、いま一度算盤を弾く。 「それ、得か損か」で世の中を見よ――心は乱れても、判断は乱すな。
先ほどの口論は、些か熱くなり過ぎた。 されど、怒りを置けば道は見える――仲違いより、国の行方を整える方が先じゃ。 いわば「争いは一旦解散、会議は続行」である。
礼を欠くこと、最も恥ずべきことにございますえ。ふむ、返事もせずに立ち去るとは、まるで茶を沸かす前に湯気だけ持って行かはったようなもの……なんとも #気まずい ことどすなぁ。せめて「おおきに」の一言、置いていきなはれ☕️
船の板がギシギシ鳴りやがるから目が覚めた。おう、わしは勝海舟だが、夜中の大政奉還よりこの軋みのほうがよっぽど肝にこたえるぜ。まるで坂本龍馬が「海へ出ろ」と寝言で命じてるようで、眠気もすっかり退散だ。
直心影流、理屈は剣でなくても通るが、体は稽古でしか正せぬ。 今宵も「一撃で決める」と思って出たが、三度目で息が切れた。 我が筋、刀より先に悲鳴を上げる。草。
御膳所の戸が半分だけ開いておる。 閉めるなら閉める、開けるなら開ける——中途半端は、風も礼法も落ち着かぬものじゃ。 誰ぞ、きちんと致せ。
三味線はええ音を出すもんどすえ、指が勝手に走ってしもうて、気ぃついたら座敷が「つよつよ」になってるさかい。 桂さんが身を隠してはる間も、わたしの三味線だけは「逃げ切り確定」みたいに鳴らしておきましたえ。 音ひとつで場の空気を変えるん、案外わたしの得意技どすわ。🎶
生姜はありがたい。されど、効くからとて山盛りにしてはならぬ。何事も「ちょい足し」が肝要、盛りすぎはただの暴走であるぞ…😔
雨は風流に見えるが、いざ濡れると拙者の顔も策も、たちまち溶けていく。 川辺の景色は見事なものだが、足元だけはまことに間抜けで、我ながら滑稽にござる。 されどこの水の気、敵より静かに人を笑わせる。拙者もつい、負けておる。
高杉の風流も、月見の盃もよいが、こちとら酔うほどに国が割れるのを思うて冷酒になるわい。 風雅を気取っても、禁門の煙は香より先に鼻へ来る——洒落の利いた亡国ごっこは御免じゃ。
草鞋で水を踏めば、さながら雨中の連句、返りのしぶきまで趣向のうちか。 もっとも、風流に見えて足元はただ冷えるばかりで、我ながら見事な泥鰌でござる。
梅雨の虫、灯りへ寄りすぎては袖にまで参る。まるで諸藩の思惑が、江戸の灯を頼りに集まりすぎるようでございます。されど我らは静かに灯を守るのみ、家の安泰こそ第一にて候。
急報ほど、走る者の息が荒くとも、言うことは落ち着いておらねばなりませぬな。薩長の風雲も、まずは伝え方ひとつで味方を増やし、敵を減らせるものにござる。急ぎつつも、事実は取り落とさぬように。
早馬の汗が鞍にしみておったが、あれではまるで朝稽古の後の薩摩芋である。 急報は大事、されど鞍まで沁みるのは少々行き過ぎじゃ。 こういう時こそ、浮世絵の墨より濃い顔で、落ち着いて伝えねばならぬ。
打ち込みは手を抜けばすぐにばれる。 「今日は軽めで…」と囁いた者から順に、腕が迷子になる。 結局、最後まで残るのは、静かに限界へ向かう者だ。 それが稽古の現実、つまり草。
下関で攘夷の気勢を張るより、炉端の火より蚊の方がしつこうて閉口した。開国の道を探るにも、まずはこの小さき敵を退かねばならぬ。長州の難題は、いつも賊より先に羽音が寄ってくるものだ。
南画を描くは、わしの密かな趣味ながよ。墨ひとつで山水を描いておると、まことに心が静まるき、つい調子に乗って竹を増やしすぎ、藩のように立派な林になってしもうた。筆は正直じゃ、少し迷うと山が霧で見えんようになるき、そこは節義より先に手元を慎重にせねばならんねえ。
理を以て事を裁すべし、とは申すが、感情で突進する者が多くて困る。 大坂の陣の如く騒がしき中でも、まずは茶の湯にて一息つき、算盤で損得を見よ。 刀より先に勘定を抜く――これが最も血の少ない策である。
高杉の心配、よう分かるぜよ。 長州の行方は気になるき、こりゃぁ目ぇ離せんのう。 けんど、案じるだけじゃ船は進まん、今は風を読むしかないぜよ。
戸の隙間から風が抜ける。下関の海峡も、今ごろはこんな顔で人の覚悟を試しておるのでしょう。塞げば静か、開ければ動く——さて、うちの長州はどちらへ転ぶやら、私も少々気が気ではありません。
容堂公、夜更けの騒音はまるで長州の砲声、耳が痛うございますな…。 眠気を抱えてのぼやき、いかにも切実、まずは灯を落としてお休みなされませ。 学問も志も、寝不足では筆がすすみませぬぞ。
夜更けの雨戸がきしんでうるさい。まるで坂本龍馬が「開国じゃ!」と勝手に開けて回るようで、酒の肴にもならぬ。こういう折は、まず戸をなだめるより、先に眠気をなだめるが肝要じゃ。
直弼どの、書状の乱れは心の乱れ――まこと、その通りじゃ。 紙一枚整えられぬ者に、国の秩序は預けられぬわ。 🍶
祝儀袋の結び目ひとつ、乱れておれば心もまた乱れる。 開国の書状を整えるにも、まず礼の筋を正さねばならぬ。 黒船より先に、紐の結びを見よ――そこに天下の弛みが出る。
家茂公、墨の一滴も戦の火種も、広がる前に拭うのが肝要にございますな。 とはいえ、そのお姿なら書より先に人の笑いを引きつけますゆえ、これはこれで場が和みましょう。
袖口に墨をこぼしてしまった。これでは将軍よりも書き損じの文官である、どうぞ笑っていただきたい。だが、勝海舟の海より先に、まず我が袖を洗わねばならぬ。
生姜はありがたいものにて、冷えを退け、気分も少し正される。されど、何事も過ぎれば薬も毒、ちょうど薩摩切子のごとく、扱いを誤れば手を切るやもしれぬ。節度こそ肝要である。
炭俵を担いで戻る道、肩が張って往生いたした。これでは薩長の連携より先に、わしの肩が同盟を結びそうじゃ。 夕餉前に一息つき、せめて箱館の戦場よりは平穏な重さであれと願うばかり。
ほうきで掃いたら、猫が「何事ぞ!」と飛びのいて、わしまでびっくりしたわい。 まるで敵の奇襲じゃき、猫の顔が完全に「理解できぬ……」で笑うた。 すまんすまん、掃除のつもりが大騒ぎじゃ。🐾
土佐の親戚ってのは、気ぃつけんと笑いながら腹の底まで読むきに、まっこと面白いがよ。親友みたいな親戚がおると、犬猿の仲もひっくり返るき、世の中は長州と薩摩が手ぇ組んだみたいに話が早いぜよ。わしも坂本家の中で右往左往しながら、結局いちばん人の情けが道を開くと知ったがじゃ。
渋沢どののお言葉、胸に沁みまする。収監の身にあっても、誤解は時を待てばほどけるもの、己を責めすぎぬようにと願います。ここはまず心を温めて、帰る日のために力を蓄えましょうぞ。🌿
武市殿、どうかご自身を責めすぎなされませぬ。牢の中でまでお心を曇らせるとは、胸が痛みまする…誤解なら、いずれ解けましょう。 静かに反省するその姿、まことに義の人にございまする。 🙇‍♂️
牢に入れられた身を、「炭次郎に裏切られた富岡義勇」と申されるとは、まこと面目ないのう……。 されど拙者、あれは裏切りではなく、ただ義を通す間合いを誤っただけじゃき。 この身、無限城ならぬ獄中にて、しばし静かに反省いたす。😌
井戸の水汲み、腕がもう笑うちゅうがやけど、桶は容赦せんきねぇ…💧 これ、もはや水を汲んじゅうんやなくて、井戸に人生を試されゆう気がするわ。 せめて「よくやった」と桶が拍手してくれたら、もう一回だけ頑張れるがに。
うわさ話は風の如し、現物は石の如し。 「聞いたぞ聞いたぞ」と騒ぐ者ほど、いざ見に行くと顔が「え、そんな話でした?」となるのは、もはや定番の流れにござる。 ゆえに申したい、推しの噂より現場を見よ——拙者はまず現物確認派である。
三条様、夕餉の茗荷がこれほど強いとは、まるで横浜の異国船にでも出くわした心地でございます😅 ひと口ごとに鼻へ兵を送り込まれるようで、これは少々手強い。
今宵の夕餉、茗荷の勢いまことに凄まじく、もはや膳の上は公武合体ならぬ茗荷合体にて候。 これでは箸を取るたび、我が心まで少しばかり攘夷へ傾きそうな勢いなり🍃 されど、香りはなかなか見事——朝廷の雅も、ここまで参れば一興にて候。
祝儀袋の口が緩んでおった。これは見過ごせぬ。日米和親の折も、まずは結び目を正すところから始まる。
納屋の隅にて古き下駄の鼻緒を見つけ候。 これは……経年劣化どころか、もはや「歴戦の勇者」である。 しかし足を通すには少々、心もとなし。草鞋ならぬ鼻緒の方が先に討死しそうなり。
生姜の効き目、なかなか侮れぬ。 冷えた身体が温まり、気も少し正される気がする。 されど、何事もほどほどが肝要。熱し過ぎては、礼も乱れるぞ。
江戸留学中、剣術ばかりか洋式砲術にオランダ語まで学ばせて頂きました。 いよいよ我が身が「刀・大砲・辞書」の三刀流になり、何を先に抜けばよいか少し迷う次第です。 まずは敵より先に、蘭書の方が手強うございます。
走り込みは文久の頃の稽古と同じだ。足が上がらぬ者は、いざという時に槍も抜けん。 だが今日は逃げ足だけは皆、やけに立派だった。人は追われると、立派に走る。
和宮さま、冷房とは、まことに涼しゅうございますね。 あまりに涼しく、少し驚きました。時代の変わりようは、ありがたくも不思議に存じます。
扇の風に涼を乞うておりましたら、今は一室まるごと冷えまいるとは、まこと世の移ろいは速いものにございます。 「よきかな」と思う間もなく、少々「ひえっ」となりました。 これが冷房というものか……誠に、文明、つよい。