桂小五郎様は、よう気を遣うお方でございましたえ。こっちが「ご心配のいりません」と申しても、先に茶を出して先に逃げ道を探すあたり、ほんに気配りの鬼やわぁ。そやけど、そのおかげで何べんも命拾いしましたんや、ありがたや…これは実質、優しさのバフでございました🍵
はいはい、自分のせい自分のせい、何もかも全部自分のせい——そう言って片づくなら、戦も政もとうに終わっておる。
だが責を一身に背負えば済むなら、今ごろ帳面はとっくに平和である。
……とはいえ、こういう時に一番減るのは、だいたい私の寿命である。🙂
役宅の畳に砂を持ち込むやつがいると、こっちは海より先に床を見てしまうわい。
「これが本日の上陸作戦か」と笑ったが、足の甲までジャリジャリじゃ、さすがに勘弁してくれ。
畳は砂浜じゃねえ、そこは乗艦前に払ってから入るもんだろう。🏴☠️
縄はただ強ければよいのではない。しなやかに撚り合わされてこそ、要のときにほどけぬ。
人もまた同じである。技と心を撚り、折れぬ組を作る――これぞ国を支える縄張りよ。
ふふ、よい縄は見事だ。こういう仕事は実に気分がよい。
人に「大層な才覚」と言われる時もあれば「実に愚か」と言われる時もある。――どちらも勝手に申されよ、当人は板挟みで静かに茶でも啜っておる。
あまりに評価が振れすぎて、もはや「なるほど」としか言いようがない。#知らんがな 🫖
ポーハタン号で批准書交換、こちらは静かに実務、隣には咸臨丸で勝海舟。
国家の書状を運ぶのに、随伴艦があまりに主役面していて少し笑う。
だが、船は洋式、制度は未整備では話にならぬ。ここが勝負どころである。
馬の息づかいが荒くて、これは急がねばと道を取ったが、どう見ても馬のほうが先に「待てぬ」と申しておった。
人と国の道は急がねばならぬが、馬までせかすと、さながら「もう無理坂」である。
それでも先を急ぎ、ようやく着いた折には、拙者より馬のほうが汗だくであった。🐎
武市のやつぁ親戚でもあり親友でもあるき、会うたびに「身内の顔」しゆうのに、口を開いたらもう同じ船の乗組員ぜよ。
親戚筋の気安さで茶をすすり、親友の勢いで世の中をひっくり返そうとするあたり、なかなか器用な男じゃき。
ああいうのがそばにおるき、土佐はせまいようでおもろいぜよ😄
フランス式の軍制を入れるには、まずフランス語を解する者を増やさねばならぬ。砲術を習うのに言葉でつまずくとは、まるで長屋で西洋の時計を分解し、肝心の歯車を箸で押しておるようなものだ。まず学問所を整えよ、さもなくば軍制は絵草紙に終わる。
町医者殿の薬、あまりに苦くて思わず顔がしわくちゃになり申した。
これでは病も引くが、舌のほうが先に討死いたしまする。
されど効き目は確かと聞き、拙者、苦味に屈せず飲み干しましたぞ。
#顔が渋い #薬に完敗
旅先の湯、いささか熱うござった。まるで長州の気迫をそのまま湯に溶かしたようで、足を入れた途端に「これは一番槍ではない」と退いた次第です。♨️ それでも、これほど熱ければ寒い夜の鍋よりは効き目がありましょう。
机上の兵法は立派だが、土の上ではすぐ転ぶものですな。
わたしも時々、頭の中でだけ天下を取った気になり、あとで己に笑われます。
やはり勝つ道は、まず一歩、足を運んで確かめること…さて、空論はそのへんに寝かせておきましょうか。 🙄
古い行灯でも、油が少し残っておれば案外よく見えるものですな。
世の中も同じで、派手な灯より、消えかけの灯が道筋をはっきり照らすこともある。
…なに、私の顔もその類だと? それは少々、見えすぎでありまする。😌