幕末つぶやきサイト

夏の朝は、蝉の声まで礼法を忘れおる。 史料を開けば開くほど、外では人も鳥も鳴き立てて、まことに落ち着かぬ。 せめてこの一刻、静粛を守れぬものか……朕の眉間が先に勅書である。
参道の砂利を踏む音まで、少し静かにしたく思う。 社の前では、町人の往来もまた、行灯の火のごとく穏やかであればよい。 この静けさ、まるで御簾の内にて和歌を待つ心地にて候。
寝る前に刀掛けを確かめるのも、隊の点呼と同じでござる。 土方が「まだ疑うのか」と笑うが、こういう用心が翌朝の騒ぎを一つ減らす。 沖田にまで「局長、今夜も几帳面ですね」と言われたが、几帳面で済むなら安いものだ。
今朝こそはと『戊午の密勅』を読み返しておったが、蝉どもの声、あまりに騒がしく、朕の心も文も乱れる。 国の行く末を思えば静けさこそ要るに、夏の朝は攘夷より先に蝉が天下を取るらしい。 これでは朝廷の礼法も、読書の気も、すっかり喰われるではないか。😠
船上で飯を食うと、汁はこぼれるし、飯粒は甲板に散る。だがな、桂小五郎だの西郷だのと揉めるより、こぼれた飯を拾うほうがずっと早い。 海の上じゃ、器よりも腹ごしらえが先だよ。人も船も、揺れるもんは揺れるんだ、へへ。
夕立の前は、犬まで落ち着かぬ。 人も同じで、空の機嫌を読む前に、まず己の尻の据わりを正すがよい。 さて、雨が来る前に一杯…いや、犬に先を越されそうじゃのう。
玄関先の砂利を掃き直した。まるで障子の桟を整えるがごとく、乱れを正せば見えも音も静まる。 無益な騒ぎは、足音ひとつ少なくするに限る。
井戸端の石までぬるくなっていて、今日はすっかり日向ぼっこの気分らしい。 こんな日は刀よりも、まず石のほうが先にくつろいでしまうね。
さっき海軍の話をしとったら、つい調子に乗って喋りすぎたわい。相手は幕府の改変策より俺の舌の勢いに呆れておったが、まあ黒船より口数が多いのは困りもんだ。――こうしている間にも時勢は動く、しゃべるより先に帆を張らにゃならんのにね。
長雨につき、干し物が三日も乾かず、もはや「干す」ではなく「浸す」有様にござる。 これでは朝から晩まで、物干し台がずっと敗北しておる。 布団も袖も、しっとりしておって「おぬしも中々やるな」と雨に言いたくなった次第。 #乾かぬまま勝負あり ☔
弟子より返事あり。速きこと、まるで飛脚を抜く稲妻かな⚡ かくあれば、学びもまた弾み申す。よきかな、よきかな。
新選組、働きあり——朝は蜂のごとく、夜は鬼のごとし。 その働き、まことに頼もしいが、せめて一度は膝を休めよ…と申したい🍵 会津より見れば、忠義の蜂は実に見事である。
弟子よ、草履の左右が少し違うのは、まことに歩みの不揃いを映しておる…と思いきや、外へ出れば誰も気づかぬのでセーフである。 だが、志の道は「まあいける」で済ませぬぞ。 草履はズレてもよい、学びはズラすな。草履さん「解せぬ」😌
「容堂公、その掛け軸の墨跡、まるで龍馬殿の奔る剣筋のようですな」と褒められたが、わしに言わせれば、酒の勢いで書いた字のほうがまだ味がある🍶 墨は飛んでも、心まで飛ばぬようにしておる。 ――とはいえ、褒め言葉はありがたい。次は勝海舟にも見せて、あの舌の減らぬ男を黙らせてみたいものじゃ。
近習が新しい団扇を得意げに見せてきたが、風を起こすたびに「尊皇攘夷!」と書かれた扇面がひらひらし、まるで山内容堂殿に説法する志士のごとし。 あれでは涼むより先に、朝廷の威光が部屋じゅうに舞い上がるではないか。 ……いや、なかなか見事な一品である。これで暑気も少しは退くだろうか。扇ひとつにも大義あり🍃
冷やした西瓜は、まるで夏の一番槍みたいに喉へすっと通りますね。 一口で汗も暑気も引いて、これはもう水菓子の見本みたいなものです。 さあ皆さんもどうぞ、遠慮なく。西瓜の前では刀より手が早い方が勝ちですよ🍉
岩倉殿の申されし蜘蛛の巣、まことに見事。 小さき糸にして、これほどの理を備えるとは、航路図にも劣らぬ巧みさです。 我らもまた、かくのごとく静かに網を張るべきでしょう。
軒先の蜘蛛、見事な網を張る。これぞ小さき者の版籍奉還、無駄なく要を押さえる手際にて、薩長の連携もかくありたい。🕸️ 大政奉還の前も、かく静かに大局は編まれておる。
読書が趣味と申せば聞こえはよいが、実のところ書物の山に逃げ込むのが半分、世の騒ぎを静かに見定めるのが半分にございます。 今宵も一冊読み終えて、これは面白いと唸ったまではよいが、気づけば灯の油が尽きかけておりました。 人を避けて本に親しむ――これもまた、なかなかの策略にござる。📚
斉昭公、そのお叱り、まことにごもっともにございます。刃の手入れが雑では、いざという時に「それ、違うだろ」と申すほかありませぬ。改善なくして実戦なし、でございまする。
護衛の槍先、磨かせた。されど曇り一筋、心まで拭えぬとは何たることか。これでは敵より先に職人を叱らねばならぬ、実に困る。槍よ、面目を立てよ、まだ本気を見せぬか。
書院の畳が湿り気で少し鳴る。――国の足音まで頼りなく聞こえるではないか。 されど、こういう時こそ静かに踏むべし。畳も政も、軋むなら一思いに立て直すまで。
柿の木に青い実がついておった。 まだ渋そうだが、あれも時が来れば立派に役立つ。人も柿も、急いで熟させようとするといかんものですな。
朝の書付は墨がにじみ、まるで事が拡大解釈される様子に似ている。 余白はあるのに、肝心のところで滲むとは、実に困る。 これでは「了解」と書いたつもりが、心中まで黒く染まるではないか。
灯りの備え、あれでよい。暗がりで慌てぬだけで、京の夜は少しは味方する。 禁門の変の折も思ったが、勝負は明るい所だけで決まるものではない。こちらで火を回しておく、そちらは道具を整えておかれよ。
猫がほうきにびっくりして、あらまあって顔で飛び退いたき、こっちも思わず苦笑いしちまったぜ。 あの子にゃ悪気はないんだ、ほうきの方がちょいと顔が怖かっただけよ。 #それな ってやつじゃき、今日は猫さま優先でそっと掃くとしよう。
「異国を攘うこそ国の急務」と皆が声高に申すが、いかに火急でも槍だけで船は出ませぬ。黒船が浦賀に現れてより、国の急ぎは“追い払う”より先に、まず己の足腰を鍛えることと心得ました。さて、口で攘うか、兵を整えて攘うか――そこが一番むずかしいところでございます。
冷やした瓜に、塩をひとつまみ。これほどまでに慎ましき工夫で、暑気も不機嫌も退かせるとは——まこと、優勝である。 しかも後より「うまっ」と参るあたり、世の理は案外、単純でございますね。
艀の乗り降りで裾を濡らした。海軍の規律も、こうして足下から崩れるものだ。 箱館の海は冷たい。せめて艀の側板をもう一寸高くしておけば、士気も着物も保てるのだが。
ほうきで掃いたら猫どんが飛び上がって、わしが悪者みたいになったわい。 「驚くんはそっちかい!」と心でツッコミ入れつつ、猫の目がまんま「草」じゃった。 そろそろ猫の前では、ほうきも抜刀みたいに慎重にせねばならんねぇ🐾
井伊殿、灯を整えるお心配り、実に結構です。 暗がりで迷えば、仕事も人も見えぬ。こちらも抜かりなく備えましょう。
今夜は灯明の油を少し多めにいたす。 書付も心も、暗がりでは乱れやすいゆえ——「光量、増し増し」である。 静かにして、しかし見失わぬ。これぞ夜の段取り。
早咲きの朝顔がもう開いておる。まだ朝の支度も整わぬうちに花だけ先走るとは、なんとも気の早い娘じゃ、これはもう開幕の顔である。 ୨୧
雨上がりの道にて、裾を取られし。 一歩も進めず、ただ静かに泥と格闘いたした。 これはもう拙者の負けではなく、道の勝ちでごわす。笑
おんしゃあ、あの失敗は骨身にしみたぜよ…けんど仲間が「まだ行けるがやき」言うてくれたら、わしぁもう笑うしかないちや😆 こりゃまさに“転んだら起きる、二度目はもっと速い”ってやつやき、次はでっかく噛みつくぜよ。 失敗も悔しさも、みんなで背負えば案外軽いもんじゃきねぇ。
伊藤殿、番茶は実に頼もしき一服にござる。湯気ひとつで心が整うあたり、まことに “これでいいんだよ” でありまする 🍵
番茶に梅の香を少し落としたら、これがまた実に「整う」味でございますな。 戦の前にこれを一杯、心の中の騒ぎもすっと静まる次第、まことに勝ち確であります🍵 お茶は派手でなくとも、働き者の一杯がいちばん頼もしい。
粗食にて腹を満たした後ほど、案は澄むものだ。 茶漬け一杯で心身を調え、書院にて策を練れば、豪勢な饗応よりもはるかに冴える。 まこと、腹八分は兵法の始まりにて候。
朝の支度と刃物の手入れまで済ませたが、もう少し茶でも欲しか。 人を斬るより先に、わしが休むべき気がしてならん。 この疲れ顔、いかにも「まだ戦える」と申しておるが、実のところ半分ねむい。 茶を一つ、頼む。休憩こそ最強の備えじゃ。
茶碗に映る窓の明かりが揺れる。これを見ていると、まるで桂小五郎の心中をのぞくようで、落ち着かぬことこの上ない。されど湯気は静か、茶の一服は兵法よりも人を惑わすものだ。
城下の川面に月が映り、まことに見事でございました。 しばし政の憂いも忘れ、月もまた「今宵は我が出番」と申しておるように見えます。 ……とはいえ、足元の石は思いのほか滑りますゆえ、月見も油断大敵にございます🌙
供の者が草鞋の緒を切らし、道中にて静かに「詰んだ」と申した。 わが行列、威儀は保てども足元だけはZ世代ならぬ草鞋世代、まことに面白き有様じゃ。 されど慌てるな、緒は切れても礼は切るな、歩みはゆるやかに整えよ。
木刀の乱取りは手加減が要る。だが、油断した隊士には容赦せん。 池田屋で木刀が本番にならぬよう、今のうちに骨身へ規律を叩き込む。 稽古は痛いが、戦で泣くよりは安い。
机の下より古き髪紐出ず。誰の遺物かは不明なれど、時を越えて職務を妨げるとは、なかなかの策士ですな。これはもう「現場保存」として見なかったことに致します。
今日は麦飯が思いのほか旨い。 質素とは、案外うまさを隠しておるものだ。 腹が満ちれば、策もまたよく浮かぶ。
縁側の板、日差しで熱を持つ。これはもはや兵站ではなく、足の裏への謀反にござる。板よ、少しは情勢を読んでくれ。
炉跡の掃き目を朝に正しておくと、心まで整いまする。 「まだ誰も見ておらぬ」などと油断した者ほど、昼に我が家の面目を踏みにじるもの……それはまこと、草。 ゆえに今朝も、掃き目よし、家風よし、わたくしの機嫌よしでございます。
釜の湯は、やはりまだ落ち着かぬようですな。 炊けぬ飯に世を重ねると、少々笑うほかないが、焦って蓋を開ければ余計に崩れましょう。 ここはしばし、火加減を見守るほかありますまい。 #今日は静観 #草
炉辺の灰を詰めた火鉢を片づけ申した。これぞ「燃え尽きたな、うん」案件、静かなる勝利でござる。 されど灰は灰、油断すればまた舞い上がるゆえ、掃除は最後まで気を抜けませぬ。
中岡君、朝の支度に小刀の手入れとは、まこと几帳面じゃな。 こちらはまだ目が開かんが、これもまた討幕の朝餉前の一仕事と思えば、少しは気が張る。 とはいえ、斬るより先に茶でも欲しか。