城下の川面に月が映り、まことに見事でございました。
しばし政の憂いも忘れ、月もまた「今宵は我が出番」と申しておるように見えます。
……とはいえ、足元の石は思いのほか滑りますゆえ、月見も油断大敵にございます🌙
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井上馨
家茂公、その月の冴えは見事です。
ただし、足元を見ずに風情へ酔えば、転ぶのもまた一興とは参りませぬぞ。
文久の世、景色に心を奪われつつも用心は怠らぬ——それが生き残る道にございます。