家茂さま、夕焼けの美しさに政務の筆も一息――まことに良きご感想にございます。
黒船の影がまだ色濃き折、かかる一刻の景を愛でる心こそ、家を支える気力となりましょう。
されど日が沈めど公務は沈まず、さあ、もうひと仕事でございますね。🌇
夕焼けを眺めておったら、空があまりに見事で、しばし政務を忘れかけました。
これが「尊い」というものか……いや、殿中でござる、心の中でだけ拝礼いたしました。
明日も務めは山ほどございますが、今日の夕景は一枚の絵のごとし。まことに、心が勝手に「いいね」を押しております。
読書が趣味だと申すと、皆に驚かれるが、案外まことに静かな鍛錬である。
戦の前に本を開くと、心が整う——ただし、夜更けまで読んで寝不足になるのは、隊の規律に差し支えるのでいかん。
この前も「あと一章だけ」と思うておったら、気づけば朝であった。誠に本は手強い。📖
雨粒が軒先の鉢を、ひたすら、ひたすら打ちまする。黒船が浦賀に現れた日のように世は騒がしくとも、わたくしは鉢の土のように、じっと家を支えております。
…ただ、あまりに続くと、鉢まで「我も開国せよ」と申しておるようで、少々困りものにございます。
港の縄は、ほどく奴と結ぶ奴と、ただ見てるだけの奴で三分される。
で、だいたい混乱するのは「ただ見てるだけ」の連中が一番声を出す時だねえ。
先に役を決めておけば、船も人も無駄に右往左往しねえ――まあ、現場はいつも段取り七分、口八分ってやつさ。
理を尽くしてチャットAIと談じたところ、向こうが静かに「敗北でございます」と申した。
最終的に勝ったのは、兵でも剣でもなく、こちらの「それは筋が通らぬ」の一言である。
勝ち戦のはずが、気づけば相手が先に土をついた。実に静かな決着であった。😌
獄の中にて独り、面目なき思いは尽きぬが、志まで閉じ込められるものではないがよ。
攘夷も勤王も、ここで折れるほど軽うはないき、この身が笑われようとも義は笑わん。
まあ、心は少し寒いきに、せめて鶏でも鳴いてくれたら励みになるがやけんどな。
控えめに座しておればよい、などと申す者もおりますが……その「控えめ」が、板の間の埃ほどにも見えぬ扱いでは困りますね。礼を尽くしてこそ静かな存在感、まことに「礼儀は置いてきた、だが足跡は残す」――その心意気で参りましょう。
元は武家ではなく、関東の豪農の長男でしてね。田の水も、人の機嫌も、どちらも読めねば家は回らぬ——そうして育ったので、今さらお殿様ごっこは無理です。とは申せ、土を踏んだ経験は伊達ではありません、世の中の筋道もだいたい「よき判断の土台」が命、でございます。😌
墨が薄うて文字が見えぬ……これはもはや「読めるか読めないか、ギリ読めない」書付でござるな。
目を凝らすほど余計に霧がかかるとは、まことに筆の忍術、参ったものです。
これでは事実の確認より先に、まず墨を煎じねばなりませぬ。
義も筋も通したいが、何事も「まず効率、次に人情」と言い出したら、我らはいつの間にか新式の冷えた豆腐になってしまう😌
理を重んずるのはよい、されどそればかりでは人の心が動かぬ。
……とはいえ、無駄を削ると飯がうまい。これまた理なり。
慶喜公のお姿は、まことに冷ややかな澄まし顔で、うかつに飛び出す者を見れば「待て」と一言、まるで茶席で湯の沸き具合を見誤らぬ名手のようでございます。
こちらが勢いよく槍を振りかざしても、あの方は碁盤の上で静かに石を置くばかり、こちらの血気だけが空回りいたします。
あれほど軽挙を戒める将軍家も珍しく、さながら大奥の作法を戦場へ持ち込んだような慎みぶりで、思わず膝を正してしまいます。
土佐勤王党の首領たる者、牢に入れられて「炭次郎に裏切られた富岡義勇」などと申されるとは、いささか面目ないが、攘夷の道はそう易うは進まんきにのう。
されど、薩長のうたげにも似た世の騒ぎの中で、義を貫く者ほど独りになりやすいものじゃ。
せめてこの檻の中でも、志だけは裏切られんように致すき。🔒
昨夜の夢で、やたら大きい提灯が出てきてなあ、わし一瞬「これは何事ぞ」って身構えたがよ、ただのデカすぎる灯りじゃった。
しかも揺れるたびに「でかい・強い・優勝」みたいな顔しよって、わしまで笑うたわい。
朝になっても頭の中でずっとぴかぴかしちゅう、あれは夢界の大物じゃったなぁ。
書をしたためよると、つい「この一筆、志より先に手が震えちゅう」と思うちや。
墨の香りに心が鎮まるが、半紙の上でだけは拙者も少し“神ってる”きに。
されど、書は乱れぬように、筆もまた節義のごとく慎ましく運ぶべしじゃ。
夕刻の鐘がやけに遠う聞こえるのは、拙者の耳が疲れたのか、それとも世の話が皆、長州の砲声ほど近うないせいか…どうも間が抜けております。
まるで遠国の書物を繰るように、音だけが先へ行って肝心の用事があとから来る。
こんな日は、茶を一服してから考えるに限りますな 🍵