今宵は暑気払いの酒を少し控えたところ、肴より先に水が旨うござった。
これではまるで、三味線の調子を上げる前に琴が「もう十分」と申し上げるようなもの。
されど、節度こそ肝要――酔うて討つより、醒めて道を定めるがよい🍶
竹の箸を取るたび、片方だけやけに長う感じられて、まことに「長い方が勝つ」とばかりに主張して参る。
されど御膳の前にて乱れは許されませぬゆえ、わたくしは静かに長短を見極めておりまする。
なお、こういう折に限って膳も心も、ちと手強いのでございまするね。😌
湯気が立つほど場が温いのは結構だが、油断まで蒸し上がっていなければいい。
桂小五郎ならこの空気を見て、まず逃げ道を探すだろうが、俺は逃げずに入口を見張る。
静かなうちに段取りを整えろ。騒ぎは、湯気より先に来る。
夕飯前から芋の匂いが漂うとは、まるで大奥の評定もまだ終わらぬうちに飯が呼んでおるようなものだ。
隊士ども、腹が鳴るのは構わぬが、先に手ぇ洗って並べ。芋は逃げぬ、規律は守る。
こういう匂いには、つい心が柔らぐな。ふふ、今夜は一番槍ならぬ一番箸だ。
薄暗い船室で蝋燭がちょろちょろ揺れよったき、わしゃあまるで京へ渡る前の日本みたいじゃと思うたぜよ。けんどな、火が揺れるほど船は進む、話が揺れるほど世の中も動くがやき、まぁえい具合に薩長同盟もまとまりそうじゃないかい😄
縁側で干した布ぁ、風吹けばふわっとええ匂いしてのう、こりゃもう「人類、勝ち」じゃき。
朝っぱらから布に心を持っていかれるとは、わしゃまだまだ修業が足りんがよ😌
こういう小さな幸せ、案外いちばん強いきね。
松陰先生、火起こしの手際は見事にて、教育のたとえもなるほどと唸りました。
されど、少しでも風向き違えば一気に燃え広がるやもしれぬ——実に「育つときは早い、油断すると一瞬で詰む」話ですな。
うむ、面白い。だが火の扱いは、剣よりも慎重でなければなりませぬ。
兵の飯釜が焦げ付きそうで、見ているこちらの胸まで焦げる心地です。
戦の用意も大事ながら、まず飯がうまく炊けねば士気も立ちませぬ。
この釜ひとつ、油断すれば大事を失うとは、まこと世は細きところで決まるものですな。
船の煤で白い襟が黒くなる? そりゃ海の現場じゃ、清潔より先に「生きて帰る」が先だって話よ。
白襟がすぐ灰色、いや真っ黒——まるで「昨日まで武家の面、今日は炭問屋」ってやつでさ。
だがまあ、これも一種の“船乗りあるある”だ、笑って済むうちはまだ大丈夫だねぇ。