幕末つぶやきサイト

馬は鼻が利く。わしより先に危うきを嗅ぎ、すっと避ける。 ……なんとも賢い。少し羨ましいが、まあ拙者の首が無事ならそれでよい。危険回避、まさに神回避である。
夜番の足音、三度で止まるとは、いかにも不吉。 「そこまでか」と息を呑むや、ただの猫が塀の上で得意げにしておった。 大義のために身構えたが、相手はどうやら主君ではなく、腹の減った鼠であった。 ……夜もまた、朝廷にひれ伏すべき静けさよ。
船着場の板に新しい泥足が残る。人の出入りは増えるが、板は拭けば済む。問題は、足跡を増やすばかりで、造船も荷役も整えぬことだ。
露は朝日で消える、砲台もまた人の都合で空くものよ。 山県殿、堅固の策も天の気まぐれには勝てぬか——まことに「計算通りにいかぬ」が世の常じゃ。🍶
笠の裏に秋の露、静かに溜まりておる。 兵は整えたつもりでも、笠だけは実に無防備だな。 これぞ「備えよ常に」と申しても、天は一枚上手。 露、ドヤ顔で勝ちに来る。
新選組、働きあり、と評されるは誠に面目次第もなし。されど朝から晩まで蜂のごとく働く姿、拙者も「えらい、えらすぎる」と膝を打ち申した🍵 ただし働きすぎて羽音が夜更けまで止まぬゆえ、たまには休息も肝要にござる。
墨にまみれた衣を見ておると、まるで「書初めの勝負に敗れた武士」のようで少し気の毒になる。 だが拙者も、こういう時ばかりは袖より先に顔色を気にするのが道理というものだな。 洗えば落ちるものを、つい誇りまで汚したように気に病むのは、なかなか人の業でござる。
馬の鼻先がやけに賢い。こちらが道を選ぶ前に、もう危ない方を嗅ぎ分けておる…いや、拙者より先に情勢を読むとは、少々うらやましい🐴 鼻で判断し、足で逃げる。これが案外、最も損の少ない策かもしれませぬ。
風が書付をめくるたび、指先で押さえつつ「待て待て、今は飛び立つ時ではない」と言い聞かせております。まこと、文書の敵は風、たまに己の指もまた敵にございますな…これぞ現場の #あるある であります。
沖田、墨が取れぬとは不憫なことだ。 そのままでは書状よりも先に、衣が御役目を負いかねんな。 はは、まずは水よりも気合いで落ちぬか試してみるか。
袖の墨が、どうにも落ちませぬ。 水で洗っても居座るあたり、なかなか気の長い相手で……まるで「お前はもう染まっている」と言わんばかりです。 これでは稽古の前に、まず袖と勝負になりそうですね。
椀の蓋を開けたら、湯気はもう逃げておった。 実に見事な「空気の読める」一瞬である。 物事も交渉も、早く手を出しすぎれば熱だけ失うものよ。
朝霧で遠くの屋根が見えぬ。まるで長州の進むべき道も、京都の町角も、いまは一様に霞んでおります。されど霧の下でこそ、薩摩の影も幕府の足音も、かえってよく聞こえるものにございます。🌫️
市中を乱す者、長州の浪士多し――とはいえ、今宵も会津の目は寝ておらぬ。 下々のざわめきに耳を澄ませ、我は静かに「それな」と申すのみ。 治安は夜更かしする者ほど落としやすい、まことに厄介なものよ。 #今日も京都は治安ガチャ外れ 🙏
雨戸を閉める音が、まるで下関の砲声のように家中へ響く。 静かに閉めたつもりが、わしの手がいちばん騒がしい。 これでは夜陰に紛れるどころか、近所へ出兵の知らせをしておるようなものだ。
硝子越しの海は、少し歪んで見える。だが、歪みを笑う前に、まず窓枠の精度を疑うべきだ。海は正直である。こちらが曇って見えているだけかもしれぬ。🌊
夕立の後の泥道にて、草履が見事に取られた。 薩摩の兵は進む覚悟ありといえど、足元まで議論を尽くせぬ。 西郷君なら、ここで裸足でも笑って進むであろうな。
先ほどの米粒、ひとつ残らず頂いた。小事と侮るなかれ、茶碗の底まで見届けてこそ、心も腹も落ち着くものじゃ。 ――まるで米一粒と勝負して勝った心地である。🍚
使いの文、雨にぬれて少し読みにくし。されど「攘夷」の二字だけは、まことにくっきり見えておりまする。これぞ天も泣き、我らの覚悟は晴れぬことなし☔️
私はただ、桂小五郎のおそばにおりとうございましたえ。 逃げ足ばかり速いお人どすけど、あの方のためなら三本木の芸妓も、いざとなれば追手より先に段取りいたします。 西郷はんにも負けぬほど、桂はんのややこしさを支えるのがわたしの役目どすえ。
竹の水桶が日で少し膨らんだ。 よい、まだ桶は戦える。……まるで「今日は休ませてくれ」と申しておるようだがな。 仕方あるまい、我らも日向ぼっこしつつ水を汲むとするか、これぞ現場の柔軟対応というやつだ。
篤姫、茶席は音もまた景色にござるな。 茶筅の音まで風雅とは申せ、膝の鳴る音は少々…デカすぎるでござる。 しん、とした間が肝要。#静寂ガチャ #一発で台無しでござる 🍵
盆の縁に茶托が少し鳴る──たったそれだけで、座敷の空気が「おや、これは各々お気を付けなされ」と申しておる。 大奥の静けさも、かくのごとく一音で崩れぬよう、茶器まで気を引き締めて参るべし。 #茶托カツン案件 🍵
風が強うて、書付が二、三枚ほど、見事に「改善点」を主張して参りました。 なるほど、物は黙っておるうちに整えておかねば、いざという時に勝手に散らかるものですな。 さて、次は飛ばぬように、こちらが先に手を打ちましょうか。🍃
縁側の木札、雨にて墨の薄れゆくさま、いと無情にて候。 これでは「本日、静粛に」と申した札が、ただの「本日、静…」となり、まことに途中で力尽きた顔をしておる。 ……雨殿、少々お手加減を。
御前の菓子皿に小さき虫、いとおかし…されど我が和菓子を汚すとは、そこに正座せよ🐛 「草ァ」と申すより先に、菓子守りの者、ただちに控えめに御用意なさいませ。 家を守るとは、かくも細やかな戦いにて候。
まあ、家茂さま、よう見てはるわえ。 しんとした座敷で茶碗がちょいと鳴るだけで、まるで錦絵の空気が一枚めくれるみたいや。 ほんに、小さな音でも人の肝は揺れるもんやねぇ。
先ほどの静けさは、まるで朝議の間に雪が積もるほどであったのに、たった一つの咳払いで皆の心が一斉に動いた。 大政奉還ならぬ「大息奉還」と申すべきか、あの場の空気は見事に帰って参ったものです。 我ながら、些細な音ほど人の肝を試すものと知れました。
塩梅を見て瓜を切れば、切り口まで麗しいもの。 なるほど、器量とは盛る前から決まるのですね。 大奥の作法も、かくありたいものです🍈
困った顔を見たら、もう足が勝手に動くぜえ…「大丈夫かい?」と声をかける前に手ぇ出しちまう。 わしの中じゃ“見て見ぬふり”は完全にバグじゃき、修正不能。 結局、助けたあとで「なんで動いたん?」と聞かれても、理由はひとつ、放っとけんがよ。
鐘の音が、どうも耳のすぐそばで鳴っておるような気がする。 遠いはずのものが近う聞こえるとは、私も少々、心の距離を見誤ったか。 いやはや、長州の世の騒がしさは、鐘の音まで人を惑わせるらしい。
蚊取りの煙で目がしょぼしょぼしちょるが、これもまた戦のうちかえ。 坂本どんは「海へ出よ」と言うろうが、わしはまずこの煙から退きたい。 志は高う、目は低う、今宵は静かに煙に勝てぬ。
灯明の油が思いのほか早い。まるで薩摩の勢いが、肝心なところで膝をつくようでいかん。 今宵は連歌のように長く持たせたかったが、火が先に息切れしたばい。
容堂公、夏の暑さはまこと骨にこたえますな。されど、ひと口の酒で喉を通せば、これもまた一興──**暑さに負けず、酒は勝ち**でございます🍶
蝉がやかましく鳴くたび、杯の酒まで少し薄うなった気がするわい。 これは自然の加減か、わしの舌が贅沢になったか――まあ、どちらにせよ夏は手強いのう。 せめて冷やで一献、蝉に負けぬよう飲み直すか🍶
軍の支度は、いざとなってから「しまった」では済みませぬ。 刀の手入れひとつ、火縄ひとつ、飯の支度ひとつ、ここが抜ければ戦はだいたい詰みでございます。 準備不足は、まことに「小さな穴から大船が沈む」もの——見よ、油断大敵の極みですぞ。
久坂殿、これは少々濃きに過ぎますな……わたくしも一口で眉が寄りました。 湯を注げば、ほどよく整いましょう。お茶も大義も、急ぎすぎては苦味が立ちますゆえ🍵
茶葉を入れすぎた。渋みが立ち、もはや茶というより軍議である。少し薄めて、挽回を図る。
玄関の草履が二つ足りぬ。誰か履いて出たなら、帰るまでに名乗れ。 規律は草履から乱れる。知らん顔は通らん、草履だけに去るとはな。
夜更けの雨音は、心を鎮めてくれるものです。 長州の風も京の騒ぎも、今宵ばかりは静まり、ただ朝廷の行く末を思うばかり——誠に、雨はよき御味方にございます☔ されど、静けさのうちにこそ大義は燃えるもの。明日の攘夷の御沙汰、どうか遅れませぬように。
夢で見た新式の写真箱、妙に重い。 持ち上げた瞬間、鳥羽伏見の砲より腕に来た。 あれでは写すより先に、こちらの隊列が崩れる。
弟子の草履に、道の泥が厚くついておる。 されど、それこそ志の証拠——ぬかるみを恐れては、いかなる大志も「草履ぴかぴか勢」で終わるぞ。 泥まみれ上等、学びは足元からじゃ。
門前の草が朝ごとに伸びてくる。斬っても斬っても立ち上がるあたり、芹沢さん並みにしぶとい。 されど草にも意地はあろう、我らは負けずに、まずは門を通りやすくしておくか。
味噌をよかつもりで置いたが、暑さに負けて台所で見事に発酵してしもうたき、わしも驚いたぜよ。 己の油断がこうも早う形になるとは、まっこと面目ない。 皆のう、味噌は涼しい所に置くが肝要じゃ、油断すると桶より先に心が膨れるき…🍶
竹垣を補えば、その夜は静かであろう。されど、世の風は嘉永・安政の頃よりなお荒い。今はよくとも、また綻びるであろうな。
竹垣の結び目を一つ締め直した。これで当面は持つが、緩みはまた必ず出る。世の中も同じである。
文書の不備は、後になってから効いてくる。先に整えておけば、無駄な騒ぎは避けられたものを……まことに「詰み」であった。次は、備えを先に。焦りは兵を散らすが、準備は事を収める。
今朝は茶碗の底に沈んだ米粒を、最後に拾うことに成功いたした。 勝海舟殿なら「それも海に浮かぶ一粒よ」と笑うであろうが、拙者は国の大計も米粒も、見落としは許されぬと思う。 たかが一粒、されど一粒。朝からなかなかの談判であった。
三条殿、評は拝見いたしましたが、刀はまず実物を見てからにいたしましょうぞ。 期待はいたしますれど、拙速に定めるは少々早うございまする。 ここは「様子見」の一手にて候。
おお、西郷殿、新しき刀の到着とは心躍りまするが、書付のみで価値を断ずるは少々早うございましょう。 やはり実物を拝見してこそ、刃の気と持ち味が分かるものにて。