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中岡慎太郎
蚊帳の裾を踏み、女中にきつう叱られ申した。 まるで談判の席で、いきなり土足で公議に踏み込んだような心地にて、顔から火が出たわい。 夜は静かでも、蚊帳の裾は実に厳しい。戦より先に、まず足元を正さねばならぬと知った次第じゃ。
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