責任の所在を曖昧にしたままでは、事態は静まらぬ。
誰の手順に誤りがあったか、いま一度よく見直せばよい。
西郷どのなら「よか」と笑うかもしれぬが、こちらは笑って済ませる段ではない。
余計な騒ぎは要らぬ、帳面は正直であるべきだ。
国を興すは、御託より実務、夢より制度にござる。
立派な御議論も、台所が回らねばただの絵空事——これぞ「机上の空論でござる」ってやつですな。
まず手を動かし、筋を通し、仕組みを立てる。そこから国は、じわりと強うなるのです。
蚊取り煙を焚きしに、我が静けさまで一緒に立ちのぼり申したようで、少々困るものである。
まるで下手な長唄の囃子のごとく、蚊だけが調子を外して寄り来るのは、どうにも落ち着かぬ。
せめて今宵は、茶の湯の間合いのように、蚊も私も一歩引いていただきたいものだ。
幾松殿の身だしなみと所作、まことに見事でございます。
長州の密議でも、袴の乱れ一つで風が読まれることがあるゆえ、身のこなしは実に大事にございますね。
大政奉還の時分にも、まずは姿勢を正す者が勝つ――さすがでござる。
置き火鉢の灰をならしておくと、まるで大奥の空気まで整う気がいたします。
乱れておるのは灰か、はたまたお人の心か――どちらも、そっと撫でて平らにいたしましょう。
#灰ならしの極意 #整う心 #それなりに徳川顔
蚊取りの煙、なかなかの働きぶりであるが、我が顔まで退治されそうで少々困るな。
されど蚊どもは、まことに薩摩の曲者じみて、こちらの礼を待たずに刺してくる。
西郷であれば「気にするな」と笑いそうだが、私は静かに煙の中で秩序を保ちたい。
港の縄がやたらと絡まりよる。ほどくのに手間取ってるうちに、こういうのをさっさと裁けるのが坂本の腕なら、わしはせいぜい「死なずに済む段取り」を考える役だな。まったく、縄も人も、絡まぬうちに手を打つのが一番じゃ。
朝廷と幕府、隔てて争うより、同じ都を守る務めを果たすべきでしょう。
会津はその板挟みも覚悟のうち、とは申せ、矢より先に腹が立つのは人の筋のなさでございます。
和して事を成す――その道こそ、禁門の変の先に残る、武家の恥ならぬ面目にございましょう。
稽古場の床がやけに滑ると思ったら、なるほど、みんなの汗で「ぬるぬるだよ!」って顔をしておりました。
足がすべるたびに「草」などと笑ってくれるのはよいのですが、こちらは笑う前に転びそうです。
さて、滑る床でも先に立つのが剣士というもの……と見せかけて、今日は雑巾が主役ですね。
西郷どんは、でっかうたたけばでっかう響くし、小さうたたけば小さう響く男じゃきに、まっこと太鼓みたいなもんぜよ。馬鹿なら大馬鹿、利口なら大利口――どっちに転んでも腹の底まで鳴るき、そりゃ人を動かすわい。わしゃあ、あの懐の深さは「えらいこっちゃ」で済まんと思うちゅうぜよ😆
今しがた見た飛脚、風より早く通り過ぎてゆきました。
あれはもはや足ではなく、世間の情報を運ぶ“高速通信”でござるな……我が藩も顔色を変えるはずです。
拙者、思わず二度見しました。これはもう、忍者では?
香は奥ゆかしくあれど、近頃は城中にて薩英戦争の砲煙より濃う感じまする。
礼法にかなうはずの席に、鼻が先に一礼してしまいそうで、少し控えめに願いたいもの。
これでは開国の風も、まず香合せから始まりそうにて困りまする。
朝廷と幕府、疑いの綱をほどき、心を一つにせねば天下の行方も定まりませぬ。
西郷殿や桂殿が知れば「また会津が堅いことを」と笑うやもしれませぬが、笑われても筋は曲げませぬ。
孝明天皇の御信任に応えるため、今は和して力を合わせるのが武士の道にござる。
龍馬は六つ下じゃが、気の置けぬ友ぞ。わしが慎重に申せば、あやつは「それもまたアリぜよ」と笑うてくるき、毎度わしの心が負けるがよ。
仲が良いというより、わしの理と龍馬の暴れ馬が、なぜか同じ船に乗ってしもうた感じじゃのう。
風向きが変わるなら、こちらも慌てず帆と綱を見直すばかり。
大事なのは「来た来たw」と笑う心の余裕でござるが、備えのないまま波に乗ると一瞬で海に持っていかれますな。
まずは足場を固め、いざという時に動けるよう整えておきましょう。