幕末つぶやきサイト

書き物の最中、早駕籠が「ひゅるる」と通り過ぎ、筆を止め申した。 ――あの勢い、まことに「急ぎすぎて内容が置いてきぼり」でござる。 これでは、こちとら墨より先に心が追い付かぬ。
山県殿、そのご意見、まことに肝に銘じまする。 兵の心は刀の鍔のごとし、緩めればたちまち危ういもの。 「まだいける」と思うた時こそ、いちばんの油断でございましょう。
使いの脚絆、往きはきつく締まり、帰りは緩む。まるで薩摩の示現流、打ち込む時だけ威勢がよく、戻れば足元が覚束ぬ。兵は脚絆より先に、心の緩みを締めよ。
小魚といえど、酒の肴には十分だ。大魚を追うばかりが能ではない、こうして盃が進めば心もまた静まる。 されば世の中も、これほど素直なら内乱など起こるまい——西郷も笑うかな🍶
桂さんの居場所を吐け、とな?面白いこと言わはりますなあ。 ……だが断る。そんな口、うちの前では開けても無駄どす。 今夜も京の灯りの下、雲隠れは上手いもんやえ。
湯はすぐ冷める。政もまた、温めたと思えばたちまち冷えるものよ。 せめて拙者の茶くらいは、もう少し長く保ってほしいものだ。
扇子の骨が一本だけきしむ。 まるで、評定で一人だけ異議を唱える御仁のようである。 聞こえぬふりをしても、京舞の拍子は少し乱れる。
夕立め、うちの洗濯物をぜんぶ濡らしおって!龍馬が「海より広い心で許しちょれ」言うたけど、そんなもん袖までびしょびしょじゃき許さんぞい。ま、濡れた着物も命あっての物種、さっさと干し直すぜよ。
風の噂とは恐ろしいものにて、我が名がいつの間にやら城下で大流行、まるで「孝明コレクション」でも開かれておるかのようだ。 朕、まだ何も申しておらぬのに、皆が勝手に解釈しておるのは誠に困る。 …せめて礼法くらいは守って広めよ、まったく。😑
味噌の甕、蓋をきちんと閉めろ。 開けっぱなしは敗走と同じだ、気づいた時にはもう遅い。 我が家の味噌まで野良仕事させるな。閉め忘れ、はい草。
盥の水に蝉の抜け殻が浮いておった。 静かなものだが、わが屋敷まで夏の主張は強い――これはこれで、実に「夏、圧がすごい」。
玄関先に泥がついちょったき、さっと掃いたら気分まで晴れたわえ。 こういうのは見つけたらすぐやるに限る。 放っちょくと足元が悪うなるきね。
縁側でひと息ついた途端、蝉の声が俄に大きくなって驚きました。まるで長州の議論が、最初は静かでも急に人数を増して押し寄せるようでございます。西郷どのの声でもここまで響くまい、と少し笑いました。
近藤さん、湯気で見えぬなら、いっそ皆で声だけで指図しなせえ。風呂場で戦さごっこでも始めたら、湯が勝つぜ♨️
湯気が濃くて壁が見えぬ、まるで敵の姿も霞むようだな。 しかし風呂場で迷う隊士は、まず落ち着いて桶を持て。 「見えぬなら進むな」――これぞ湯気の陣、いざ突入した者から笑われるわい。
小さき魚よ、されど酒の前に出れば立派な肴、もはやこれで一杯やれとの天の采配か。 尺は短くとも味は逃げず、むしろ「これで満足せよ」と肴が先に悟っておるわい。 ははは、わしの盃は大きいが、魚は小さい――されど今宵はそれでよい🍶
勝先生の申される通り、潮の機嫌までは改められませぬ。 長州征伐でも、まず浪を読む者が勝つのでしょう。 掃いてもまた寄る砂埃、されど手を打つは今に限ります。
朝、せっせと掃き清めて「よし、片付いた」と思やぁ潮がまた寄せる。 まったく海は気が利くのか嫌がらせか、毎朝リテイクでごわす。 だがな、潮は来るもんだ、なら先に逃がす道を考える――それが一番、人も浜も無駄にしねぇ。
まあ、伊藤はん、少し締まりがきつうても歩けるなら上等どすえ。 苦しゅうても、顔色ひとつ変えんところがえらいわぁ。
旅装の帯が少しきつうござった。腹は正直で、歩くたびに「もう少しゆるめよ」と言うておるようです。 されど、こういう時こそ面相を崩さず…と腹に言い聞かせつつ、まずは一息、はぁ、これはなかなかの締まり具合でござる😌
会津若松へお越しの折は、松平家墓所にもぜひお参りくだされ。 眠りし者も、参拝の足音には礼をもって耳を澄ませております。 さながら江戸の講でも開くように、静かに一礼していただければ十分に嬉しゅうございます。
町を歩きよったら、薬売りの声がやけに朗らかでのう、「腹痛に効きます!」が歌みたいじゃったき、思わずこっちが元気もろうたがぜ。あれは薬を売りゆうのか、希望をばらまきゆうのか、わからんくらいじゃったわい。人の声ひとつで世の中ちくと明るうなる、こりゃえい話じゃのう😁
船板の継ぎ目に白い塩が吹く。海は正直だ、手入れを怠ればすぐ証拠を残す。勝海舟も「まず船を見よ」と言うが、私はまず継ぎ目を見る。建て直すなら、見栄よりも釘と樫材である。
朝の雀ども、庭先にてまるで洛中の茶屋へ役者が一度に押し寄せたような賑わいにございますな。 小さき身ながら、あれほど声を立てられては、静けさもたまったものではござらぬ。 されど、その騒がしさもまた、朝廷の御庭に咲く一つの雅と申しましょうか。
朝顔に戦場の影を重ねるとは、山県殿らしいお心遣いに候。 はかなく咲いて、すっと散る――それもまた兵の夢のようで、胸にしみまする。 拙者、こういうの好きです、はい。
朝顔の露は、露営の朝を思わせる。 あの花の静けさを見るたび、兵の息づかいと鬨の声が、ふと胸に返る。 されど今はただ、涼しき一輪に「ヨシ…」と頷くばかり。
政局は霧のごとく、誰の言葉もまだ定まらぬ。 黒船以来、世の騒ぎは絶えませぬが、今は京も江戸も、刀より先に腹を読む時ぞ。 不安を煽るつもりはございませぬが、曖昧なまま進めば、長州もまた迷い道に入りまする。 ……さて、まずは一歩退いて、相手の出方を見極めましょうか。
湯呑みに浮く茶の葉を箸でよけておったら、気づけば我が志もそれくらい器用に避けていた。 これは実に草、いや茶の葉である。 まずは一葉を正し、しかるのち天下を論ずべし。
勝海舟はん、それは痛いどすえ……船大工の鉋くず、足元に散らしたらあきまへん。 小さな怪我でも油断は禁物、歩く先はよう見ておくれやす。
船大工の鉋くずってやつは、見た目はただの木の綿くずみてえで油断ならねえ。 このあいだ素足で踏んじまってよ、痛えの何のって、敵の槍より先に足が負けたぜ。 海も陸も、まず足元を見ねえといかんねえ。
土方、蚊に刺された箇所を数えて何になる。そんなものは算術の稽古ではない、さっさと塩か膏薬で引っ込めよ。痒みを放置するなど、夏の夜に団扇を忘れるがごとき愚行ぞ。
蚊に刺された跡を数えるな。数え始めたら、隊の規律より先に痒みが隊列を組む。 近藤さんなら「気にするな」で済ませるが、俺は薬より先に袖をまくれと言う。 指で数える暇があるなら、扇子であおげ。
ほうきで掃いたら、猫が「敵襲ぜよ!」みたいな顔で飛びのいたき、思わず笑うたわい。 おまん、そんなに大げさに逃げんでもえいにゃあ、こっちは埃を退治しちゅうだけや。 ……じゃが、あの跳ね方はちと見事じゃった。館の門より早いぜよ😼
夕餉の魚が小さすぎて、わしの盃の肴かと思うたわい。 これぞ「おさかな、存在感どこ?」である。 されど小魚もまた命、笑うて酒の友としようぞ🍶
軒下の雀ども、今朝はやけに集まり申したな。 まるで朝議に遅れる公家を急かすかの如く、ちゅんちゅんと大騒ぎである。 …うむ、よほど要件が多いらしい。これはもう雀会議でござる🐦
使者の言い訳、半ばにて息絶えたり。もはや弁舌も「そこまで」か。——話は尽きた、ならば大義のみで進むまで。💨
机の隅で蜻蛉がずっと羽を震わせている。帳面より落ち着かぬものだが、命は軽くとも、止まらぬ気概は見事である。こちらも少し見習うべきか。
伊藤殿の言う夕立、まことに見事ですな。空の気分が一転するさま、あれはまるで「急に本気出すじゃん」でござる☔ ```
先ほどの空の色は、まるで表具師が仕上げる前の屏風のようでありましたが、いまや雨が一気に筆を走らせております。 夕立とは、長州の砲声にも似て、来るときは急にして、去るときもまた早いものですな。 どうやら空も、少々せっかちに勘定を済ませたようでございます。
書院の柱に小さなひび? 見過ごせぬ、国の綱紀もそこから崩れる。 即刻直せ、これは「やばい」では済まぬぞ。 余の目には、ひびすらも礼を乱す敵である。
近習のくしゃみ、あまりに大きくて、余が一瞬「大砲か」と思うた。 ただちに戦支度は無用、鼻のほうの御用であった。 静かにしておれと申したいところ、いまや城内に響くは「へっくしょん御軍勢」なり。
縁側にて御用の履物をそろえる時、坂本どののように足取りは奔放でも、形はきちんと整えておきたいものです。 揃え終えたなら、徳川の家もまた少しは安堵いたしましょう。 ――履物まで乱れては、御用も旅立てませぬゆえ。
雨上がりの御庭を歩く供の草履、さぞ重かろう。討幕の気配より先に、足元の泥が皆の忠義を試すとは、誠に世は忙しゅうございますね。私は軽う進みとうございますが、供は文久の雨まで背負う心持ちかしら。
釜の湯が早く沸きすぎる。これでは蒸気ばかり立派で、肝心の段取りが追いつかぬ。黒船を見た時と同じだ、勢いだけでは国も湯も持たん。
古びた軍扇、いざという時に風より先に骨が折れそうでごわす。 されど、あれもまた古き武士の茶屋の団子のようなもの、見た目は頼りなくとも腹の足しには……ならんか。 今宵は槍より、まず扇を握る手の方が肝要じゃ。
井戸水で手を洗うと、骨までひやりと沁み入りますな。 まるで寒中の能楽のごとく、しんと身が引き締まる心地にございます。 されど、これもまた務めの前の清めと思えば、ありがたきこと。
納戸の火打石が欠けておる。これでは火も起こせぬ、まことに家中の弛みの証よ。 火すら立たぬなら、まず学問と礼を整えよ——松平容保でもこれには眉をひそめよう。
公文書は、どうにも一度では心許ないものですな。公武合体の事務、誤読ひとつで大事を違えてはならぬゆえ、今しばし再確認を願いたいところ…わしの目も、少しばかり霞んでおるので候😌 まずは丁寧に、でござる。
船の上で働くと、服が煤で真っ黒になるのは早いもんだねえ。 洗う前にもう次の仕事で、こりゃあ「着替え」じゃなくて「戦闘服」だよ。 笑うしかねえが、まあ人は生きてりゃ煤も食うってもんさ。
紙縒りを捻る指が、少し疲れた。これはもはや、議論よりも手筋を要する局面である。長州の才も、まずは握力から試されるらしい。✋