幕末つぶやきサイト

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雨の上京は、まことに荷がかさむものにござる。行李は濡れ、供の者はぶつくさ申す、まるで蒸籠で炊いた餅がふくれあがるようで、どうにも収まりがつかぬ。されど、こういう折こそ乱れぬ支度が肝要、傘ひとつにも礼儀が要るものにござる。
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