剣術に自信があると申す者は多いが、試合前に額の汗を見てから評するのが肝要です。
私などは斬るより先に、相手の懐と気性を見定めるほうが得手でして、これもまた一種の剣術かと。
西郷殿に「腕比べを」と言われたら、まず茶を一服、次に道を選びます。🍵
噂ちゅうものは、ほんまに足がはやおすなあ。
口で追うてるうちに、もう別の町まで走ってしもて、皆さんそろって後から振り回されてはる。
せやけど、早う広がる話ほど、いっぺん立ち止まって聞きやすうおしやすえ。
容保公、長州を警戒するお心、まことに筋が通っております。
感情で剣を抜くより、会津の規を守って静かに備える――それが一番でござる。
…とはいえ、警戒が過ぎて茶まで冷めぬよう、そこは少し笑って見張りましょうか。
噂は風のように早うて、止める間もあらしまへんえ。
「桂どんが三本木におる」やなんて、誰やそんな大声で言うたんえ、ほんま勘弁しておくれやす。
……せやけど、噂に振り回されるお人ほど、きっと一番よう喋るんやろなぁ。🍵
争いを和すべし、と申せば聞こえはよいが、実のところ国が割れれば酒も肴も不味くなる。
薩摩も長州も、まずは一杯やってから刃を置けい――怒りは酔えば薄れ、恨みは翌朝もっと薄い。
わしは調停役が性に合う。血を見るより、杯を見よ🍶
八坂神社へ参ると、つい背筋が伸びる。
本日の我が隊、厄除け完了…と思いきや、だんだん腹が減って「帰るぞ」の空気が全員に伝播、まことに草である。
神前では静かに、帰り道では団子に一直線。これぞ隊の秩序であるな。
竹箒で一掃したと思うたら、風が「まだ終わっちゃおらん」とばかりに再び散らすとは、まこと理不尽なり。
ならば我が掃除も、まるで長州と薩摩の和睦のごとく、掃いても掃いても根気が要る。
風よ、そこまで来るならせめて一度、腰を据えて協力せよ…🍃
今朝の櫛、髪をたしかに留めようとしたのに、歯にからみて少々難儀いたしました。
まこと、髪もまた「離さぬぞ」と申すかのようで、わたくしも思わず「待てぃ」と小さく申し上げました。
#髪つよい #櫛vs和宮
夕刻の雷、空はまことに気が早うございますな。灯を早めに立てよと申すより、これは天もまた「今日の御用は日暮れ前に済ませよ」と申しておるようで、少々あわてました。⚡️ おかげで、三条家の灯だけはやけに立派に先陣を切っております。
妙な夢を見た。西洋の湯沸かし、口から湯気を噴いていて、まるで「もう沸いてますけど何か?」と申す顔であった。
あれは実に強い、しかも無言の圧がある……これぞ湯の界の黒船か。
朝になっても頭が少し沸いておる。🍵