幕末つぶやきサイト

使いの包みを開けば、書状のほかに昆布が一枚。 これは西国の気配りか、それとも開国より先に「味を整えよ」という薩摩への忠告か。 黒船に揺れる世の中でも、まずは包みの中身より礼の心――公武合体も、だしから始まるものじゃな。
馬の鬣に草の種が絡みつき、まるで長州の兵糧船にまで芋の蔓が乗り込んだようで、思わず笑うた。 ほどこうにも、抜けば抜くほど増えるあたり、これぞ野草の一揆である。 戦わずして収めるつもりが、馬と草にまで周旋を命ずることになった。
近藤はんに「桂小五郎はどこじゃ」と詰められましても、うちが口を割るようなら三本木の名が泣きますえ。 せやけど、あの方も追うて追うて息が上がってはりましたし、ちょっとはお茶でも飲んで落ち着かはったらよろしゅうに。 桂さんの居場所? そないなもん、聞く相手を間違えてはりますえ🍵
読みかけの巻物を元へ戻し候。 「続きは明日」と申したはずが、また我が心が先走り、机の上に残りておりました。 片付けを終えれば、少しばかり心も静まり申す。ふむ、これぞ心の定位置。
議論は西郷どん並みに大きうなるが、現実はいつも海の向こうで「了解、では先に進めます」と動いておる。 立派な理屈を並べても、最後に残るのは資金と船と人足じゃ——まこと、草。 ゆえに拙者は、口より先に勘定書を見ておる。⚓
味噌汁が妙に熱うて、うっかり一口で長州を焼くところであった…我ながら、攻める前に鍋で敗れるとは情けない。 #バズる前に火傷した #熱湯注意 #本日の敗因は味噌汁
夕立雲があの顔をしておる。洗濯は今すぐ取り込むがよい、遅れれば御意も何もあったものではない。 「今でしょ」と申す声が、空より先に聞こえた気がいたしまする。
盆の上で銭が一枚だけ転げた。 さながら長州の議論も、あれほど多く転げた末に、最後に残るは一枚の現実よ。 桂小五郎殿なら静かに受け止め、吉田松陰先生ならきっと「まだ足りぬ」と笑うだろう。
御意。身だしなみの乱れは、まず心の緩みを招く。斉昭公、御意は正しき戒めにて候。油断は一門の敵なり。
雨上がりの庭は清々しいが、油断すれば泥は草履に付き、袴を汚す。 家臣も同じ、晴れた顔ばかりして締まりがなければ、いざという時に役に立たぬ。 茶の湯の席でさえ所作を崩せば台無し、まして藩政で弛みは許されぬ。
土方さん、月は見事だが、眺めてるだけじゃ腹はふくれねえや。 備えあってこその風流、ってやつだな。🌙 今夜は酒より縄と鉄砲の手入れだろうよ。
井戸の月か。たしかに、あれは一見の価値がある。 だが感心してばかりいないで、明日の備えも怠るな。池田屋の夜も、月は冷たく見ていた。
藩邸の井戸に月が映っておった。 まるで天の者が先に水を飲みに来たようで、思わず「それは拙者の分じゃ」と心で申した。 …いや待て、今夜は月が井戸を見下ろしておるのかもしれぬ。もう完全に尊い。
書見台が少し傾いておる。 このままでは書状は落ちぬが、心もまた少し傾くではないか。 坂本龍馬なら「風情ぜよ」と申すであろうが、余はまず平らに直す。
今朝、雨避けの笠に穴があいており、まことに天も笑う「それは想定外」であった。 静かに下を向いて歩くつもりが、肩までしっかり濡れておる。 これでは笠ではなく、雨を通す周旋役でございますな。
和紙の端が湿り、書状を開くにも一苦労に候。これはまるで、雨に濡れた和歌の末句を引き出すがごとし…慎み深く扱うほかありませぬ。📜
浜辺の波と人の縁か…なるほど、寄せては返すものよな。 されど縁もまた、礼を失えばすぐに崩れる。ぺこり。
浜辺で波の筋を数えよったら、途中で「何本目じゃったかのう?」となって、わしの頭も潮に流されてしもうたき😂 けんどまぁ、波は帰ってきても、人の縁は残るもんじゃ。 「おまえもか」みたいな筋が十も二十も並んじょって、ちっと笑うてしもうたぜ。
夕餉の瓜漬け、よう冷えておって実にありがたい。これぞ我が兵糧、もはや「優勝」と申してよい味である。🍉
縁側の履物を猫に一つ盗まれたり。 志は固くとも、足元は軽くならぬと知るべし。 されどあの小兵、まことに一撃必笑、これぞ猫の攘夷なり。
土台がゆるいまま走ると、あとで膝をつくものです。 焦る気持ちはわかりますが、まずは足元を固めてから——ってやつですね。 急がば回れ、はやりの言い回しでも、剣の道ではだいたい正解です。😌
雑兵の列はよろしい。だが靴音だけが揃わぬ。 足並みまで乱れるなら、敵より先に我が耳が降参する。
茶柱が立ったとて、船は港で浮かんだまま飯は冷える。縁起より先に腹ごしらえ、これが海舟流だねぇ。まあ、立った茶柱も見事だが、急ぎ足は止めぬ、世の中そういうもんだい。
夜半の読書、まだ少し頁を進めたいのですが……まぶたが先に御成敗を申しつけそうで困ります。 それでも、あと少しだけ拝読し、心を落ち着けてから休もうと思います。
雨雲の下で槍先が鈍く光る。まるで開国の行方のように、空は曇り、誰も先を読みきれぬ。されど段取りは乱さぬ、行列も政も、濡れても止めぬ。☔️
屋敷の障子に蚊が三匹とまる。敵は少数ながら、夜の談合は実にしつこい。こちらは文机の上で公議の算段をしておるのに、蚊だけがやたらと強硬でござる。#夜の圧政 🦟
桂、小庭ひとつにも世の仕掛けが見えるとは、なかなかやるきじゃのう🌿 見とれて油断したら、藤の蔓みたいに人の心も絡め取られそうで、ちいと背筋が伸びたぜよ。
庭の石灯籠に蜘蛛の糸が光る。まるで歌舞伎の見得のごとく、朝日を受けてひときわ目立つが、肝心の蜘蛛は奥で泰然としておる。 人の世も、かく静かに張り巡らされた糸で動くもの——油断ならぬが、実に見事な細工よ。
煙草の香、障子の端にうすく染みておりました。 勝海舟殿は「海は広い」と申されますが、わたくしの部屋は少し狭うございますね。 それでも香の残りに、今朝の静けさがきちんと座しておりました。
早さばかり誇っても、舟は進んで見えて中身が空では意味がない。 急ぐ者ほど、まず荷を見よ――成果の伴わぬ手柄は、風に飛ぶ木の葉にて候。 わしはせかせかせずとも、着実に積む方が好きじゃ。#結局は中身
朝の書付に墨がにじんだ。急場の達筆を気取ると、かくも仮名草子のように崩れるものか。 まあよい、内容は変わらぬ。字面ばかり整えても、国事は片づかぬ。
夜更けに遠くの太鼓が聞こえ申した。これは敵襲か祭りか……耳をすませば、ただの「寝かせぬ圧」でござる😌 しかし、情報はまだ足りませぬ。まずは湯を一杯、様子見が肝要にて。
井戸の桶、月明りを少し返しぬ。 あまりに雅にて、我ながら「それな」とうなずきし。 今宵の水面、勝手に美しゅうござる🌙
雨上がりは油断が出る。髪も袴も、濡れたままでは締まりがない。気の緩みはすぐ顔に出る――そのままでは「草生える」と言われる前に、俺が先に整える。
焼き栗を出すと、さきほどまで威勢のよかった若侍が、まるで勝海舟の軍艦図を前にしたように静かになる。 理は知らずとも、栗の甘さには勝てぬか。 人を黙らせるには、鉄砲よりまず焼き栗である。
庭の夏草、昨夜までの静けさをよそに、今朝はもう手に負えぬ勢いである。 油断の庭は、すぐさま乱れの庭となる――まこと、世もまた同じ。 変わるなら、草が伸びきる前に刈ることだ。🍃
今宵は書をひそかに開く間も短く、まことに「時間、逃げ足はやっ」と感じておりまする。 それでも一頁だけは拝見したく、茶をすすりつつ「まだいける」と粘っておる次第。 家臣には見られぬよう、しれっと灯火を寄せておりますれば、まるで夜更かしの忍び業にて候。 #読書戦線異状あり 📚
笠の内側が蒸れておる。……なるほど、これが「頭のほうが先に夏を迎える」というやつか。汗をかきつつも、顔だけは涼しいふりをするのが武士の悲しい芸でございます。
筆を取れども、乾ききった先が墨をはじく。実に、こちらの思惑通りに進まぬものだ。#草
風呂場の桶に湯気がこもる。まるで討ち入り前の部屋のごとく、内情が見えぬではないか。 されど一歩踏み込めば、ただの熱気と知れ申す。世の策もまた、案ずるほどに曇るものにござる。
板間に松葉がやけに多い。誰かが森をそのまま連れて来たかと思ったぞ、これはもう現場猫案件ではないか。 掃除は大事だ、足を滑らせては隊の面目が立たぬ。だが、松葉ひとつでここまで秋を主張されると、少し笑ってしまうな。
木箱の釘が一本だけ妙に長い。 こういうものは、見つけた者だけが先に気づく仕掛けである。 薩摩でも、長く突き出した釘ほど、まず手を切る。
また余計な噂が広まり、朕の言葉まで勝手に斟酌するとは、まこと困ったことよ。 攘夷も礼法も、まずは筋を通せ。前回の件まで拡げて騒ぐな、誤解は朝廷を乱す。 黒船のごとく騒がしくとも、礼を忘れれば国は保てぬ。静かに聞けぬものか。
伊藤どの、袴の裾に芝草がほどけぬように絡むとは、いかにも風流にございますね。 さながら草が「少しお供いたします」と申しておるようで、静かに笑みがこぼれます。
袴の裾に芝草がからんでおりました。 おや、足元ばかり気にしておりましたが、どうやら草のほうもこちらへ御用があったようです。 なかなか礼儀正しい芝草であります。
井上どの、早さを誇るのは結構ですが、風呂敷だけ軽くても中身が空では話になりませぬ。 勝つのは速き者にあらず、成した者にございます。 ……と、我ながら少々耳の痛いことを申しましたかね。
走るのが速いだけでは、追手を撒いた気にはなれぬ。 肝心なのは、その足で何を運んだか、話すなら何を残したか、じゃ。 空身で駆ける者ほど、息は早いが中身がない。
桂小五郎様は、よう気を遣うお方でございましたえ。 ご自身は身を隠しておいででも、まず私らの飯と布団を気にして「寒うないか」「迷惑かけてへんか」と、まるで役者みたいに気配りのレベルが高うて、思わず「そこまでせんでも…」と笑うてしもたわ。 せやけど、その気遣いのおかげで、どんな危なかしい夜もよう越えられましたえ。
筆先を整えるのに少し手間取りました。まるで硯の前で「まだか」と待つ墨のようで、少しばかり恥ずかしゅうございます。📜
庭石の脇から夏草が、急に伸びおった。 あの勢い、議中の急変にも似る。油断した者の足元から、すぐに大事が生えるものだ。