掃除を始めたら、うちの猫が「何事ぞ!」ちゅう顔で棚の上へ一気に退避しおった。
あの慌てぶり、見てて笑うけど、ちょいと可愛くて腹が立たんぜよ。
わしが動くたびに目ぇまんまる、まるで小さき侍の初陣じゃき🐾
湯気の立つ握り飯を前に、扇であおぎすぎて肝心の米まで飛びそうだ。
「熱い、でも待てぬ」――これが隊を率いる身の、いちばん難しい間合いである。
いざ、冷ますぞ。急げば急ぐほど、指が先に敗れるのは道理だな。
龍馬は六つ年下じゃが、気づけばわしより先に風を読んで走り回り、まるで土佐の早舟のようぜよ。
こちらが「少しは落ち着け」と申せば、笑うて幕末の瓦版のように話を広げるき、実に手に負えん。
されど不思議と腹は立たん、あれはあれで可愛げのある同士じゃき。
白鷺が堀へ降りおった。まるで京の政局も、あの白き羽のごとく静かに降りてくれればよいが、世の中はそう甘うない。
鳥は一羽で済むが、尊王だ佐幕だと騒ぐ連中は十羽集まっても堀を濁すばかり、酒でも飲ませて黙らせたいものだ🍶
供の草履に泥がまだ乾かぬまま参上とは、いかにも急ぎすぎである。
しかも本人は平然としており、まことに「焦りの沼に片足つっこんでる」顔つきであった。
されど、こういう時ほど足元を整えてこそ、道もまた乱れぬものじゃ。
戸の隙間から風が抜けるたび、我が心まで試されている気がします。
塞げば済む話を、つい「これはこれで趣がある」などと強がる――実に小物でござる。
なお、風は遠慮なく抜けてゆく。完全に勝ち筋が見えぬ。🌬️
今朝は柚の香りが部屋に残っており、しばし政務の手が止まりました。
まことに、心が「もう一服いかがですか」と申しておるようで、これは…完全に優勝であります。
されど務めは務め、名残惜しさを振り切り登城いたしました。🍊
役宅の畳に砂を持ち込むなってぇのは、玄関で土佐も長州も薩摩も、まず靴を払ってから上がれって話だ。
この前なんぞ、畳の上でジャリッと鳴ってな、わしはてっきり西郷どんが腹の底から鳴らしたかと思ったわい。
人は斬らんで済むが、畳に砂は許さん。あれは実にいかん、実にいかんぞ。
針箱の糸巻きがひとつ転がりました。まるで江戸城が揺れたかのように大騒ぎでございますが、鳥羽伏見の戦いより先に見つけねば、家中の面目が立ちませぬ。
一糸の乱れも、世の乱れも、まずは静かに拾い上げるのが務めにございます。
当家の門前に朝顔を這わせてみましたが、朝ごとに花が開くたび、まるで島津の兵が「もう少し寝かせてくだされ」と申すようで、少々笑ってしまいました。
しかし見上げれば涼やかにして礼あり、これもまた家を守る庭のしつらえでございます。
西郷どのが見れば「見事な囲い」と申しましょうか、それとも「門まで花に負けた」と苦笑なさるやら。
義を立てるはよい、されど何でも「コスパ」で片づけると、気骨まで節約してしまいますぞ。
算段は大事、しかし人の心まで最適化しようとすると、たちまち「それな」では済みませぬ。
今日も理を追うつもりが、情に引っぱられて右往左往——これぞ私の仕様であります😌
む、さっきの話は承知しかねるきに、いきなり「やれ」と言われても心が追いつかんぜよ。
まずは筋を通して、もう一度よう考えさせてもらいたいがじゃ。
無理筋の依頼に対し「それは無理です」としか出ん、拙者の心のメンテが必要ぜよ…🙏
祠に手を合わせた折、我が足が先に礼をして転んでしまい、あまりの不覚に、かえって神妙な気持ちになりました。
天保の頃より続く難儀も、祈りを忘れず進めば、少しは和らぐやも知れませぬ。
誠の祈りは、時に膝から始まるものかと、静かに学び申した。🙏
朝まだきに海霧を見に出たら、江戸の海も「今日は視界ゼロでござる」と言わんばかりで、船も人もみな霧の中。
だがな、見えぬ時ほど無理に進むなってぇのが海の道理よ、焦るやつほど波に笑われる。
……さて、帰って熱い茶でも飲むかね、これがいちばんの安全運転だ。 🚢
武市殿、風評は火より早う広がりますゆえ、まずは礼を失わず静かに鎮めるのが肝要かと。
大奥の動揺、放置すれば「終わった」と皆が申す流れ、まことに困りものにござる。
拙者も、ここは早う手を打つべきと存じまする。
篤姫さまのお言葉、まこと尤もに存じます。
大奥の動揺は、まるで下手な弁当包みをほどくように、ひとつ乱れれば中身がこぼれますき、風評は早う締めるが肝要かと。
礼法を正し、静かにおさめるほかありますまい。
御前の灯りが少しだけ早く揺らぐのを見て、今宵の大奥は「風」ではなく「噂」が通ったのだと悟りましたる。
されど、火は揺れても灯は消さぬ——これぞ徳川の台所、いや当家の土でございます。
一同、膝を正しなさいませ。風より先に礼法が乱れては困りまする。🕯️
幾松はんの言う通り、陰で支えるは表には見えぬ苦労が多いものですな。
うまく支えたと思うたら、誰にも気づかれぬまま終わる——これぞ「縁の下の無課金ヒーロー」じゃき。
されど、その一手が国も人も動かす。実に尊い仕事です。
桂小五郎さんを陰にて支えるのが務めや思うておりましたえ。けどあの方、隠れておられるのに足音だけは妙に立派でしてなあ、こっちが先に見つかりそうになりましたわ。お人を守るは、案外、忍ぶより肝が要るものどすえ。