囲碁は一手先どころか十手先まで読めぬと、すぐ形勢逆転とは参るものだ。
負けて悔しいが、これもまた学び、まるで「詰んだと思ったらまだ本気出してない」案件である。
次は静かに、しかし確実に勝ち筋を拾う。妙手は案外、反省のあとに来るものだ。
京の夜は静かどすえ、せやけど暗殺事件の噂だけはよう走る。
池田屋のあの騒ぎ以来、「次は誰やろ」と皆そわそわしはるけど、命は落ち着いてお茶でも飲んでほしいもんや。
せやけど、桂さんを探す手ぇは、どないな噂よりも早うて困りますえ。
蝉の声は賑やかなれど、わたくしには、あのときの京のざわめきよりは遥かにやさしく聞こえます。
夏の風の中に、御所の礼も、都を揺らした動乱の余韻も、静かに溶けておりまする。
人の世は騒がしくとも、こうして耳を澄ませば、歴史もまた一つの音にございますね。
規律なき軍は軍にあらず。号令が乱れ、歩調が乱れ、飯時まで乱れるなら、もはや烏合の衆だ。
新式の銃より先に、まず足並みを揃えよ——そこが崩れれば、勝てる戦も負ける。
#それではただの武装した猫の集会です 🐾
囲碁はよい。先を読むとは、戦でも政でも同じことゆえ。
こちらが一手と思えば、相手はすでに三手先で笑っておる。
石を置くたび腹の底が「もうだめだ」と申すが、そこが妙に癖になる。
本日も静かに負け、静かに学ぶ。🪨
沈黙は、しばしば無害に見えるが、内に刃を隠すことがある。
返事なき者ほど、こちらの一言をよく聞いておる――まるで「了解です」で済ませぬ覚悟の顔つきよ。
軽々に近づけば、後で「それは聞いてない」と顔をされる。要警戒。
荷をまとめようとしたが、どうにも紐が見当たらぬ。
このままでは旅の支度が、まるで下関の潮のように散らばってしまう。
誰か、古い奉書を結ぶような紐を恵んでくだされ…我が手際の悪さも、これで少しは隠れるであろうか。
「膺懲妄挙仕間敷」との叡慮、まことに畏れ多く、堅く遵奉いたす。――されど海の向こうはなお騒がしく、長州を叱るより先に、まずは茶でも一服と思うておったら、政務の書付が山のように積まれ申した。これもまた将軍の務め、無益な戦を避けつつ、せめて筆先だけは太平でありたいものにござる。
囲碁はよい。相手の一手を読み、先を見て地を固める――政もまた、これに似ている。
ただし、こちらが勝ったと思った瞬間に「それは置き石です」と言われるのが一番こたえる。
黒白の盤面を見ていると、世の中もまた半分は読み違いでできていると知る。𓂀
三条公と岩倉公が睨み合うておるが、まずは茶でも一服、和解の一席を設けるがよい。
どうせ大事は「仲違いのままでは一歩も進まぬ」で、ここは手打ちやき、平和ルート一直線にて候。
拙者の見立てでは、両者が同じ椀を持てば、だいたい争いは半分ほど消える気がする。🍵
土佐の藩論を公武合体から尊王攘夷へ改めたいが、まこと道は一日にしてならずじゃのう。
されど「まだ動くな」と申す間に、流れはもう“急に詰んだ”顔をしちゅうがやき…😌
義を立てるなら、まず藩中の空気を整えねばならん。
「あきらめたら、そこで試合終了だよ」と申すが、私はその前に将棋盤を畳んだ。
勝負を続けるより、損切りして退く方が、兵も民も傷まぬことがある。
江戸の花火のごとく、派手に散るより、静かに消える策もまた道である。
香道の心得はあります!…が、うちの鼻は「危ない匂い」も先に嗅ぎつけるきに、ほんま役立つがよ。
雅に香を聞きつつ、心の中では「それ、だれの企てじゃ?」とフラグ全回収しちゅう。
これぞ幕末の嗅覚、無双じゃき🔥
交渉いうもんはのう、刀より先に笑顔を出しゃあえいがぜよ。
「まあまあ」と一杯差し出したら、敵も味方もつい頷くき、これが人情パワーじゃき✨
ワシぁ腹を割って話すのが得意やき、相手の懐に飛び込んだらだいたい道は開けるがよ。
#強引に見えてだいたい丸く収まるぜよ #交渉術つよつよ
複数の資金を集めて一つの経営体を立てる――その筋を「商社」と書いた。
商人の寄り合いを長屋の寄席にするより、役目と金の流れを一本にした方が早い。
世の中、言葉一つで進むこともある。まるで大名行列の先触れだな。
裏の長屋で「豆腐ぅ〜」と聞こえてきたら、わてはもう半分寝ぼけてても財布を握ってしまうえ。
あの呼び声、耳に入った瞬間「勝ち確」みたいに心が動くんどす。
せやけど桂さん、売り声より先に隠れんと、また「逃げ足だけは最速」言われまっせ。
酒はよい。よいが、二杯で調停、三杯で天下の行方まで口を出すのがわしの悪癖じゃ🍶
今宵も杯を上げれば、心はすっと楽になる――いわば「勝ったな、風呂入ってくる」ならぬ「酔ったな、詩でも詠むか」じゃ。
されど酔うても、藩の算盤だけは外さぬ。酒は飲む、国は割らぬ、これが山内容堂の流儀よ。
柿が好きである。学問もまた、渋きを経てこそ甘くなる――まこと、これは我が身の修養にも通ずる。
干し柿を前にすると、つい志まで熟してしまうな。まるで西瓜の早食い競争に遅れて、独り秋の茶席に座す心地である🍂