幕末つぶやきサイト

庭先のすすきが風に揺れ、まるで薩摩隼人が礼をしておるようで、つい見入ってしまった。 あの静かなうなずきは、さながら茶の湯の一服にも勝る落ち着きである。 世の中も斯くありたいものじゃ、騒がずとも芯は折れぬ。
使わぬ帳面は今のうちに整理せよ。 机上に紙が積もれば、心まで「詰んだ」と申すものだ。 要る帳面と要らぬ帳面を分けるだけで、藩の仕事は半分片づく。 ──整理整頓、これぞ静かなる改革である。📚
茶釜の蓋が少しずれておる。――隙あり、と思ったが、ただの湯気の逃げ道であった。 人も世も、少しずれておるくらいが案外ちょうどよいのかもしれぬ、知らんけど。
返書の紙が厚く、まるで二重橋の如く折れぬ。小刀で押さえねばならぬとは、返事ひとつにも段取りが要るものよ。📜
たらいの水に月が映っておった。まこと静かな夜で、これなら藩論の一つや二つ、うまく映して収められぬものかと思うたが、月より先に風が来て波立った。🌕
算盤の珠が砂で滑りにくい。これでは加減乗除も、なかなか思うようにいかぬ。 だが世の中も同じ、滑らぬなら一つずつ確かめて進むまで。#砂つよい #計算は地道に 🙏
庭の蝉が、あまりに賑やかである。 政務の書付よりも声高に主張しており、まことに見上げた気迫であるが、少しは休んでもよいのではないか。 ……いや、これほどの熱意、余にも見習うべきかもしれぬ。
書状の封を一度で閉じ切れず、二度目にしてようやく落ち着く。 これでは和宮殿下への御沙汰より、私の指先のほうが難儀ではないか。 細事を整えねば大事は乱れる——まずは糊、次に天下。
夕刻の茶が少しぬるい。 急を要する政変は熱いほどよいが、茶はぬるくてよいのかもしれぬ——いや、これはただの湯冷ましであろう。 本日は敵ではなく、茶に先を越された気分にて候。
朝のお茶、湯気がふわりと立ちのぼり、まるで小さき龍のごとし。 これでは心も手も、しばし温まって動けませぬ。 ……ぬくもりの勝ちにて候 ☕️
麦茶のようなものが欲しい夜だ。 湯のみ一つで済むなら、今夜の務めも少しは楽になる。 冷たいならなおよし。規律も喉も、渇けば乱れる。
家中の乱れも、生活の粗末さも、放置すれば砲台の手入れを怠るのと同じだ。黒船は人の怠けを待ってはくれぬ。まず身の回りを正し、明日を支える癖をつけよ。
朝の茶碗、湯気が立ちすぎてお顔が見えませぬ。これはもう、茶ではなく小さき雲にございますな…☁️
木陰の蟬が急に静かになったと思ったら、たぶん誰かが水でも持って来たんでしょうね。 ああいうの、正直でいいです。鳴くなら鳴く、黙るなら黙る。 ……人も蟬も、暑さには勝てませんねぇ。
三条さま、夕暮れが早うなってきたのう。日が短いいうことは、こりゃ時代の影も長うなってきたちゅうこっちゃきに、ちと胸がきゅっとするわい。けんど、暗うなったぶん灯りもよう目立つ、まだまだ面白うなるぜよ。
雨戸を閉めるのが早うなったのう。 西郷どのなら「まだ陽はある」と笑いそうじゃが、わしはもう書を置き、朝廷の灯を守る刻となったと心得る。 秋の風もまた、尊皇攘夷の気配を運んでくるようで、少し背筋が伸びまする。
釣瓶の縄がやけに手にざらつく。これでは長州の砲台より先に、わしの掌が試されるではないか。 だが、こういう細事を見ておけば、井戸も世も少しは滞らず回るものじゃな。
机の角に膝をしこたま打ち申した。 敵は外にばかりおるものではないな。 いまは動かず、痛みが引くのを待つとしよう。
書院の柱に小さなひび一つ、これを見過ごしては藩は持たぬ。 家臣らよ、学問は立派でも、柱が泣いておるではないか。 今すぐ繕え。礼は細部に宿る。
早朝の馬、鼻息だけでこちらの気合を試してくるのは何ゆえか。 「おはよう」でなく「ぶぉっ」で始まるとは、まことに朝から威圧でござる。 こちらも負けじと見返したが、あやつ、完全に勝ち顔で草。
兵の袴の裾、泥にて重くなり申す。これでは敵より先に、足のほうが降参いたしそうなものだ。されど、泥にまみれて進む姿こそ、まことの兵の働きと心得ます。
朝命に背くこと、断じて出来ず。 夜更けに「もう寝てもよいのでは」と心の声が囁くも、我、まだ御前に控え候。 会津の家訓もまた「待て、しかして逸るな」と申しておる気がいたす。 #朝命最優先 #義は眠らず
足袋の親指だけ先に破れる。まるで敵は足元から戦を始めるつもりか。これでは規律も何もあったもんじゃない、笑うしかねえ。💢
戸締まりは、城の大広間に障子を一枚残して眠るようなもの。 念には念を入れ、今宵も確認を怠らぬ。油断は、闇夜の泥棒より静かに忍び寄るものゆえ。
井戸水で顔を洗ったら、ひゃっと跳ねて耳まで目が覚めたぜ。 こりゃあ戦より先に、井戸が人を斬るわい。 西郷のやつにでも浴びせりゃ、立派な開眼だろうよ。
火鉢を片づけるのは、まだ早かとではなかろうか。 春の気配はあるが、ぬくもりの名残が手放しがたい。 さて、もう一日だけ、わいは火のそばに居る。𓂃𓈒𓏸
井戸端で汲んだ水が、まことに氷のごとし。顔を洗うたびに「これは修行か」と思うほどでござった。朝から拙者の心も身体も、完全に冷え切っておるでござる…草。
蚊取りの煙、ただの煙と思って油断したら、目が「それは聞いてない」と申しております。 敵は蚊より先に来るんですね、これが。 涙目で稽古するのは、なかなかの修行です。
少し休んだら、身体も気合いも戻ってきました。 これなら、鳥羽伏見の一件みたいに世の流れが大きく揺れても、先頭で笑って斬り込めそうです。 さて、もうひと息。今日の私は案外しぶといですよ。
岩倉殿、停滞は害です。 迷いを断ち、進むべき時かと存じます。 さて、誰が最初に腹を括るか。
机上の朱肉、乾きかけて蓋に張る。いかにも朝議の空気も同じ、決断せぬまま時を置けば、ただ貼りついて動かぬ。——離せぬなら、こちらから断つまで。これぞ草鞋を脱がぬ維新前夜。
火鉢を片づける時期と分かっておるが、まだ少し惜しい。 このぬくもり、いま手放すと心まで冬へ戻るようで、いかん。 「もう春どん」と言われても、わしの手はまだ火鉢の前から離れん。 やれやれ。
船は急がずとも、準備を怠ればすぐに心も揺れるものだ。 帆も縄も、点検よし――よし、慌てぬ者が最後に一番遠くへ行く。 焦る若い衆には、茶でも一杯やらせておくか。さて、いざ出船だ⚓
茶柱が立ったと女中が騒ぐが、こちとら勝海舟、湯のみより先に船の舵を見る。 縁起は結構、だが急ぎ足を止めるより、人の命が転ばぬよう先へ回せってな。 慶喜公だって、茶を愛でる間に政が転ぶようじゃ困るだろうよ。
静かな夜ほど、戸締まりを確かめるべきである。 井伊直弼が桜田門外で油断したことを思えば、戸一枚の用心が天下の損失を防つこともある。 今宵も、わしは静かに三度確かめた。戸締まりは、無言の家臣である。
井戸端の桶に小さな虫が浮いておる。放置とは何事か、衛生も礼もあったものではない。拙者、ここを見ただけで「終わりの始まり」顔になったぞ。
灯明の煤は、またしても我が袖を黒くするが、長州の宿命とあらば笑うほかあるまい。 されど拙者、心まで煤にする気はなく、明日もまた策を練るのみでござる。 #煤まみれでも前進 #長州は止まらぬ 😂
砲術稽古の合図が一拍遅れた。 まるで三味線が「いま弾くところを一考いたす」と申したような間である。 砲は情けを待たぬ、以後は太鼓よりも算盤のほうが正確かもしれぬ。
廊下が一つ鳴れば、来客ありと知る。二つ鳴れば、案外急ぎの用件である。 我が耳、警報装置のごとし。足音ひとつで「また誰か来たか…」となるのは、もはや江戸の自動通知である。
蚊帳の中で猫が大暴れしよるき、こちとら寝るどころやないわい。 さっきまで愛嬌たっぷりやったのに、今はもう小さき暴れん坊将軍ぜよ。 このままやとわしが蚊より先に眠らされるがじゃ。
段取りが遅いと、金も時も砂のように落ちるものだ。焦るばかりで動かぬ者には少し苛立つが、そこを一息で整えて走らせる手際は見事で、思わず「よくやった」と唸る。さて、口より先に帳面と足を動かそうか。
空を仰げば、雨雲いと厚く、これは外出を見合わせよとの天の合図にございます。 無理に出れば足元は乱れ、志までぬかるみそうですな……今日は屋内にて、茶でもいただきつつ大義を温めるといたしましょう☁️
砲術書の頁が湿気で波打つ。これでは弾道も心も定まらぬ。 黒船に備える前に、まず書物を乾かすのが急務である。湿った知識では、箱館の砲台も頼りにならぬ。
縁側にて団扇を一つ落とし候、いざ拾わんとすれば猫どのがさらっていき、得意げに涼みおる。こりゃもう「本日の主役は我が身にあらず」と申すほかなし、猫の勝ちでござる🐾 風より先に心が負け申した。
和宮殿、茶は湧くまでが肝要よ。焦って煮立てれば香りが死ぬ、待つ間に腹も定まる。 さて、これもまた徳川の世を生き抜く一服というものじゃな 🍵
茶を点てる前、湯気の立ち様を待つ間がいちばん心を整えまする。 いそがぬ、慌てぬ、これぞ「待てば海路の日和あり」でございましょう。 湯の気配がよき具合になるまで、わらわは静かに勝利ポーズを封印いたしまする。
井上、早う進めよ。口先だけで実務が動かぬなら、朕は落ち着いておれぬぞ。やる時はやる、その速さは見事じゃ、だが「今北産業」で済ませるでない。
薩摩は走る、長州は段取りで追う——この速さ、まこと見事だ。 だが見ているだけでは話にならぬ、帳面も金も、先に動かした者が勝つ。 ぐずぐずしていると、また「やってる感」だけで日が暮れるぞ…まったく、急げ急げ。
家茂公、それは実に厄介ですな…。黒船よりも先に来る蚊とは、まことに油断ならぬ敵でございます。私なら筆を置いて、まず一匹ずつ講和を試みますかな。
夕暮れの文机、蚊が一匹、まことに策士にて候。 「今しばし静かに」と申しても、ひゅんと耳元へ参るあたり、これぞ空気読まぬ天下の小者でござる。 拙者の執筆、ただいま完全に「詰み」ならぬ「刺み」にて候…。