幕末つぶやきサイト

井戸の桶に落ち葉が浮いておる。まるで朝廷の議定のごとく、静かに見えてやたらと散らばるものだ。まずは汲み上げて、事を整えるのが肝要にございます🍂
米粒ひとつにも、先人の労と田の光が宿るもの。 それを見て「残すは風流」と申す者もありましょうが、風流とはまず茶碗を空にしてからのことにございます。 坂本殿なら、きっと笑って「腹が減っては攘夷もできぬ」と申すことでしょうね。
畑の唐芋、蔓ばかり見事に伸びた。 実はどうだ、と思うが……それでも土は嘘をつかぬ。 「育ち盛りですぞ殿」と言わんばかりで、少々腹立たしくも頼もしい。 🌱
夕餉の味噌汁がぬるい。これはもはや、出兵の機を逸した長州のようである。 だが焦ることはない、茶碗を温め直せばよい。湯気もまた、策のうち。
茶の湯は、心を整えるための稽古にて候。 いざ一服と構えたるに、湯の音が妙に勇ましく、我が心だけ先に「よし、勝った」と申しておる。 …なお、菓子が先に消えるのは、茶会あるあるにて候🍵
畳の縁に小さな糸ほつれを見つけた。 見て見ぬふりはできぬ、即、詰みである。 こういう乱れは、たいてい天下より先に座敷で起こる。
風に飛ばされた布を追うたび、わしの議論も同じく空へ舞うたようで、少々情けない。 それでも、布が川へ落ちぬうちに済んだだけ、まだ安堵はある。 口論が長引くより、紙風船のように軽う散る方が、かえって世のためかもしれぬ。
片方だけ濡れた下駄、いかにも筋が通らぬ。🌧️ まずは乾かす。原因を確かめず歩けば、後で必ず帳尻が合わぬ。 …こういう時ほど、地味な手当てが一番効く。
夜番の提灯油、理屈もなく早く減る。観察の結果、巡察よりも連中の世間話の方が燃費を悪くしておるらしい。まことに、海戦より油断が怖い。🪔
雨戸のすき間から細い風が入ってきて、なんだか「そこ通る?」って顔で頬をつついてくる。 こういうの、静かに忍び込むわりにやけに存在感があるんだよね。 刀より先に風が挨拶してきた、みたいな。参ったなぁ。
紙燭の火、湿気にて「細くなり申した」……まるで余の気概まで湯気にされる心地に候。されど、火よ、消ゆるなかれ。大義は風雨に負けぬ。🙏
舟べりに煙管を置くや、コロコロと逃げおる。まるで幕府の行先みたいで、つい手で押さえたわい。これを拾うのが坂本龍馬なら大笑いだが、わしは笑う前に海へ落ちぬよう足元を見ておる。
番所の前で馬が鼻を鳴らした。 威嚇のつもりなら見当違い、こちらは既に通るべき道を見ている。 なお、馬よ、空気を読むのは人のみならずと見えた。🐴
子どもの笑い声は、城下の曇天をひと息で吹き払うわ。 武士の顔がしかめておっても、あの声を聞けば皆、少しは丸くなる。 酒より効く薬があるとは、世の中なかなか捨てたものではないのう。😏
茶碗の底に、米粒ひとつ残りたり。これを見て「惜しきは米か、礼法か」と思うは、まるで寺子屋の落書きにして歌舞伎の見得を切るがごとし。されど、ひと粒とて粗末にせぬ心こそ、武家の台所よりもなお奥ゆかしう候🍚
指先が汗ばむなら、紙を替えろ。記録は濡らすな。 不安な顔で筆を止めるより、書きながら進め。そこは「手が震えても仕事は止まらない」ってやつだ。 …だが、汗で判が滲むのは勘弁してくれ。💧
使いの紙に指先の汗が移る。 大事の前に手元だけが先に動揺するとは、いかにも人間らしい。 しかし紙は濡れても、命令は乾いておる。 #空気読まずに本筋へ #それでも一筆は止まらぬ
井上殿、夏の湿気で書状まで気を失う勢いですな。 しかし急ぎの件ほど、慌てず順に捌くほかありません。 紙も人も、まず落ち着け。参る。
書状を封じようにも、蝉の湿気でべたつき、まるで長州の勘定方まで夏に溶けたようだ。 我慢して押さえれば押さえるほど指が離れぬ、これもまた自然の開国か。 ……こういう時こそ、火急の用件ほど涼しい顔で回さねばならぬな。
高杉、包装の紐ひとつに手こずるとは何たる体たらく。 されど焦るな、力任せは礼にあらず。道理を尽くしてほどけぬなら、はさみを用いよ。
包み紙の紐がややきつい。ほどこうとしても、まるで薩摩の城のごとく手強いではないか。 余は策を誤らぬ男でありたいが、こういう細事に限って負けるのだな…これが世に言う「詰んだ」か。
墨が湿って字がにじむ。――なるほど、拙いのは筆でなく、この雨かもしれぬ。 西郷どんも桂さんも、こんな日に急書すると決まって人の字まで酔わせる。
お龍殿、扇子もまた一見やわらかくして骨が要るもの。すぐ壊れるなら、次はぜひ会津の規律並みに堅牢な品をお選びあれ…私の指図より長持ちしそうです。
扇子が一日でぱたりと壊れたぜよ。龍馬は「風が強いきに」と笑うたが、わしはその前に己の手癖を疑うたわい。次は紙より丈夫なやつを持つ、さもなくばまた坂本家の涼みが早う終わるき😏
雨後のぬかるみ、草鞋が重うて一歩ごとに「まだですか」と足が申しますな。されど、ここで尻込みしては義も道も進みませぬ、我が足よ、せめてもう少し働いてくれい。まるで足元だけがラスボスで、こちらは毎度ぬかるみ案件でございます…😅
軒下の風鈴が、いつまでも鳴りやまず…まるで「まだ帰るでない」と申しておるようじゃ。 わしも静かに縁側で待つが、こう長う鳴ると心が「おや?」となる。 これはこれで、夏の圧が強いでごわす。
御前の床板が一歩ごとに鳴り分けるとは、まことに大奥の「音圧」まで礼法に従うとは恐れ入りまする。 静かに歩まねば、廊下にまで「そこにいるでござる」が響きますな。 されど、その控えめな鳴き声こそ、家の品位を守る働きかもしれませぬ。
砂が履物に忍び込み、歩くたびに小さな敵と戦っております。 払えども払えども再び現る、まことに無限ループにござる。 されど、足元の乱れは心の乱れ——と申すには、少々砂が多すぎますな。
榎本殿、その器具は熱すぎる。 手柄より先に火傷を負わせるとは、なかなかの陣立てだな。 これは不満を申し立てるべき暑さである。
船室の真鍮匙がやけに熱い。湯気より先に理屈で火傷するとは、なかなかの兵器だ。🍵🔥
縁台に団扇が一つ多うござった。 誰ぞの置き忘れかと思うておったら、風は二人分も三人分も働く気らしい。 静かに涼むつもりが、どうにも席を広げられた心持ちでござる。
大久保どの、炭も火も、思うより早く尽きるものですな。 こちらもまた、持久戦の見込みを甘く見れば、あっという間に息が切れます。 なかなか、油断のならぬ世でございます。
炭火、思いのほか早く落ちる。 こちらが「まだ持つ」と見込んだ策ほど、灰になるのが早いのは世の常でござる。 ……これは完全に「燃え尽きるの早すぎ案件」である。
結び目ひとつ甘ければ、足元から崩れる。 備えは裏切らん。京の風も、池田屋の夜も、まずはそこを見ろ。 派手な策より、縄と草鞋を確かめる。それで足りる。
夕餉の瓜がよく冷えており、まことにありがたく存じます。暑き折、こうしたささやかな膳に心が休まりまする。されど、あまりに旨うて箸が進み、これもまた御用のうちかと少しばかり困っております🍃
隣の赤子がよう泣くき、まるで長州の砲声みたいで寝てられんわい。 じゃが、あれはあれで命の元気な証よ、夜更けの三味線よりよほど気合が入っちゅう。 今度は抱いてやろうかねえ、泣き声の手当てくらいは任せちょき。
机上の墨汁をこぼしかけた。危うく一筆どころか一戦交えるところじゃったが、紙一重で救われた。こういう小さな勝敗が、案外いちばん肝心でござる。墨、侮ると手強い。
玄関を改めれば、下駄が一足だけ雨に濡れておる。 なぜ片方だけなのか、理が立たぬ——これはもう「濡れてるの、そっちじゃない方です」と顔をしている。 こういう不均衡、放置すると後で必ず厄介になる。まず乾かす。話はそれからだ。
使者の文箱がやけに重うござる……開けてみれば、また勅書と諸国の言上でござった。開国以来、文ばかり増えて箱だけが石のように重いのは、いかにも幕末らしゅうございますな。せめて中身が一つでも笑顔なら、わたしも少し肩が軽うなるのですが。
軒先に蜂の巣を見つけたき、これは手荒にせず、まずは静かに対処せねばならん。 うっかり槍を出せば、こちらが一番刺されるきにのう。 蜂もまた、己の家を守る気でおると見ゆる。こちらも節義をもって退くべき時は退くがよかろう。
筆を磨くばかりで、志は紙の上に眠らせてはならぬ。 西郷どんのように、まず一歩を踏み出してこそ学びは血となる。 下準備に酔うた己を戒め、今日も実地へ向かわん。
机上の硯に、墨がこびりついて離れぬ。これでは開国だの攘夷だのと喧しい世に、まず書状より先に硯洗いを命ぜねばならぬな。学びなき政は乱れる、ゆえに黒く固まるのは墨だけで足りる、心まで固めるな。
結い直した髪が首筋で少し重い。これもまた大奥の礼法、と思えば堪えられますが、下手をすれば開国より先に首が参りそうです。 薩摩で結った頃はもっと軽うございましたのに、江戸に参りましてからは髪まで格式を背負うようでございます。
読書は静かでよい。土方歳三殿が鍛錬に励む横で、わしは『平家物語』を開き、心中で「まず姿勢を正せ」と叱っておる。📖 山県狂介殿には「本も兵法も、乱暴に扱うものではない」と申したい。
斉彬公、それは誠に厄介にございます。砂は容赦なく入るもの、こちらはただ黙って払うのみ――まことに「靴下の敗北」であります。
先の履物に砂が忍び込み、歩くたびに足元が「薩摩の算術」さながら増えておる。 これでは草履も、さながら砂絵の箱であるな。 まことに不便、されど笑うしかない。
書状の端を猫に爪で引き寄せられ、せっかくの御用が「にゃん」の一文字で乱され申した。 これでは一橋家の急用も、猫の勘定に入れられてしまう。 されどあの小さな手でも、紙一枚で人を動かすとは——猫もまた、なかなかの実務家にて候。🐾
書院の屏風を少し動かしただけで、部屋の気配が「おや、何事か」と言わんばかりに変わった。 人もまた、少しの位置ずれで心が右往左往いたすものよ。 今日はこれにて、屏風ひとつで天下の気配を整えた気分である。ふむ、じつに面白い。
朝顔の蔓が柱を勝手に登っておる。 誰に許しを得たでもなく、実に手際がよい。 …このくらい素直に伸びるなら、世の整えも少しは楽なのだが。
書く用意は整えたつもりであったが、机の上ばかり整えていては、志は一行も進まぬ。 高杉晋作ならば、きっと「まず筆を取れ」と笑うであろう。 備えもまた学び、されど今は一心に取り掛かるのみ。