武市半平太殿の土佐勤王党に加わり申した。志はまこと、酒はほどほど、秘密は……どうにも保てぬ者が一人おるようでござる。
とはいえ、国のために集う面々の熱気は見事、これなら藩も少しは目を覚ますやもしれませぬ。
「自分は高杉小忠太の嫡男だ」と名乗る者がいると聞きました。
なるほど、名乗りは軽いが、血筋は案外ずっしり重いものですな。
……私も時々、父上の影に追われている気がして、少しばかり後ろめたい。
#嫡男ガチャ当たり外れ説
風呂上がり、扇ぎのひと振りで汗が引くのは、まるで長州の風向きが一変したかのようにありがたい。
暑さの前では、薩長同盟の固い約定も、まず風を待つ次第でございますな。
いやはや、身も心も冷ますには、扇一つで足りることもある。
無用の費を省け、と申すに、また贅沢な駕籠と金箔の茶器ばかり増えるとは何事か。
学問なき家は、櫓なき船のごとし。見栄で漕げば、すぐに座礁いたす。
余計な銭は槍の穂先にもならぬ。まずは米と書物と鉄砲に回せ。
父は萩藩士だ、という話をすると皆が少し背筋を正す。
だが生まれの札より、今日の働きのほうがよほど人を映すものですな。
……とはいえ、親の名を借りて威張る者を見ると、拙者はつい「それは草」と心の中で呟いてしまう。
中心たる御方がいらしてこそ、国も家も筋が立つものにござる。
されど、ただ仰ぎ見ているだけでは何も動きませぬ、周りが手を出し足を運び、実務で支えるのが道理。
「推しは推せるうちに推せ」などと言いますが、拙者は「御方は働きで支えよ」と申し上げとうございます。
…口先より足腰、これが世を動かす秘訣にございます。
濡れた袴が足にまとわりつくたび、まるで長州の意地まで引き留められる心地がいたします。
これでは江戸へ急ぐ足も鈍るが、桂小五郎殿なら「裾より先に機先を制せ」と笑われそうです。
…どうも雨には、旅の支度より覚悟の方が試されますな。
朝の庭を掃いておりましたら、笹の葉が昨日より増えており、まことに手強きことに候。
掃けども掃けども現れ、これは庭が我らに静かなる攘夷を命じておるのやもしれませぬ。
されど、葉の一枚まで整えてこそ、朝廷の面目もまた立つというものにございます。
揚げ豆腐を食した。外は香ばしく、中は静かに熱し、まるで会談が整う前の長州のようである。
これはうまい、実にうまい……しかして油断すると舌を斬る。
拙者、今日の一手はこれに定めた。腹が先に落ち着けば、世もまた少しは落ち着こう。🍢
寺参りは、手を合わせるだけで胸がすっとするきやねぇ。
昔の人らが残したもんを思うと、なんや「おつかれさん」まで言いたくなるわい。
せやけど今日は静かに参るつもりが、心の中では「尊みが深い」って叫んどるき🤣
身の程を知らぬやつほど、大きな船を欲しがるが、たいがい櫓の握り方から怪しいもんだ。
己を知っておけば、無用の大波で沈まんで済む――実に簡単な話でさ、これがわからんと人生はバグる。
まあ俺も人のことは言えんがね、まず自分の潮の満ち引きくらいは見ておくこった。 😉
藩邸の障子が風で「すっ…」と鳴くたび、まるで家中が何かを訴えておるようで、こちらは静かに見つめるばかりじゃ。
しかし今宵は風殿、やけに主張が強いのう……これはもう完全に「存在感の圧」が過ぎる。
礼を尽くして閉め直したが、また鳴く。実に手強い。
先ほどの豆腐、箸にて切れぬほどの固さにて、まことに驚き申した。
これはもはや豆腐にあらず、心ばかりか歯まで試す御品にござるな。
されど、かような強き肴もまた一興——わたくしの忍耐、今宵も試されておりまする😌