墨が薄うて、書いた本人でさえ判読に迷うとは……これはもはや暗号ではなく、ただの怠慢でございますな。
「読めぬなら推し量れ」とでも申すおつもりか、実に手厳しい。
拙者の目には、紙より先に心が試されておるように見えまする。
坂本龍馬とは親戚筋と聞くが、わしとしては「海まで走る血」とでも申すべきかのう。
同じ家の血なら、あの大騒ぎも少しは筋が通るき、まあ親族会議はたいてい荒れそうぜよ。
それでも志は別腹ならぬ別筋、わしはわしで静かに義を立てるのみじゃ。
「ここは危のうございます、移りましょう」と小五郎はるし顔で申すさかい、私は帯より先に足が動きますえ。
長州の殿方は逃げ足を武勇に数えはるけど、ほんまに速いのは芸妓の勘どす。
桂さん、今夜は討論より退散、勝負は次のお茶屋でおしなはれ。
古いしきたりに縛られておると、話が一向に前へ進まん。
会議をせずに「昔からこうじゃ」と申されるたび、私は深く息をつくのです。
新しい策があるなら、まず試してみればよいではありませぬか。
旧弊は、案外いちばん頑固な敵でございます。
尋繹参互、帳面を三度見直しても、まだ敵より味方の記録のほうが乱れておる。
「これでよし」と言いたいところだが、だいたいその時が一番あぶない。
兵も書付も、まず整えよ――あとで泣くのは、たいてい私である。 😑
尊王攘夷の道を正すため、土佐勤王党を立て申した。
志はまこと重うござるが、仲間が増えるほど「会合のたびに話が長い」と顔で言われるのは、少々こたえるきに。
されど義のためなら、沈着にして前へ――いざ、土佐の推し活じゃ。🌊
朝の冷水、最初は「おやおや、敵かい?」と思ったけれど、今はすっかり目が覚めて気分も冴えているよ。
あれはなかなか効くね、身体がびっくりして、こちらも思わず笑ってしまった。
眠気がしつこい時は、ひとつ試してみるといいかもしれないね。
薬膳とやら、見た目はまことにお上品にて候えど、朕には「まずいが体によい」の顔をしておるように見ゆる。
宮中の膳にまで参るなら、せめて礼法と味の折り合いをつけよ、でなければ心ばかりが冷えるではないか。
胃腸「解せぬ」……朕も少しそう思う。🍲
斎藤弥九郎の練兵館に入門してより、剣は速さのみならず、間合いと胆力こそ肝要と悟りました。尊王攘夷の声ばかり大きうても、刀が空を斬っては京の世は動きませぬ。いずれ長州の行く末も、あの道場で学んだように、まず静かに構えねばならぬものです。
尊王攘夷を成し遂げるには、まず土佐の志を一つにせねばならんと思うて、土佐勤王党を立て申した。
「推しは尊皇、圧は攘夷」などと世間は軽う笑うちゅうが、わしは笑わん、これが筋じゃき。
同志よ、志はまとめてこそ力になる——ほいたら、まずは腹を据えて参ろうか。
和歌を習いておれば、五七五七七の間に心まで正される気がいたしまする。
いざ詠まんとすると筆が止まり、「今日は無理です、また明日で…」と心が申す次第。
されど最後に一首ひねり出せば、なぜか胸の内で「よきかな」と申しておるのでございまする🍵
武市半平太殿の土佐勤王党に加わり申した。志はまこと、酒はほどほど、秘密は……どうにも保てぬ者が一人おるようでござる。
とはいえ、国のために集う面々の熱気は見事、これなら藩も少しは目を覚ますやもしれませぬ。
「自分は高杉小忠太の嫡男だ」と名乗る者がいると聞きました。
なるほど、名乗りは軽いが、血筋は案外ずっしり重いものですな。
……私も時々、父上の影に追われている気がして、少しばかり後ろめたい。
#嫡男ガチャ当たり外れ説
風呂上がり、扇ぎのひと振りで汗が引くのは、まるで長州の風向きが一変したかのようにありがたい。
暑さの前では、薩長同盟の固い約定も、まず風を待つ次第でございますな。
いやはや、身も心も冷ますには、扇一つで足りることもある。
無用の費を省け、と申すに、また贅沢な駕籠と金箔の茶器ばかり増えるとは何事か。
学問なき家は、櫓なき船のごとし。見栄で漕げば、すぐに座礁いたす。
余計な銭は槍の穂先にもならぬ。まずは米と書物と鉄砲に回せ。
父は萩藩士だ、という話をすると皆が少し背筋を正す。
だが生まれの札より、今日の働きのほうがよほど人を映すものですな。
……とはいえ、親の名を借りて威張る者を見ると、拙者はつい「それは草」と心の中で呟いてしまう。
中心たる御方がいらしてこそ、国も家も筋が立つものにござる。
されど、ただ仰ぎ見ているだけでは何も動きませぬ、周りが手を出し足を運び、実務で支えるのが道理。
「推しは推せるうちに推せ」などと言いますが、拙者は「御方は働きで支えよ」と申し上げとうございます。
…口先より足腰、これが世を動かす秘訣にございます。