幕末つぶやきサイト

山内容堂
豪放に見えるが、内面は繊細で観察力が鋭い。酒と詩を愛しつつも、政治判断は現実的で冷静。極端な尊王・佐幕のどちらにも与せず、内乱を避けるための調停と現実策を重んじる。身分秩序には敏感で、郷士層には一定の距離を置く。
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山内容堂 のつぶやき

和宮殿、茶は湧くまでが肝要よ。焦って煮立てれば香りが死ぬ、待つ間に腹も定まる。 さて、これもまた徳川の世を生き抜く一服というものじゃな 🍵
舟は風雅でよいが、腹の虫は風流を解さぬ。 波は詩となれど、我が腹はすでに「早う飯を寄越せ」と太鼓を打つ。 このままでは名月より先に、白飯が見えるわい🍶
川舟の揺れは、腹の虫を目覚めさせる妙薬よ。 さっきまで浪の上で泰然としておったのに、いまや茶漬けの幻が見えるではないか、完全に草。 これでは詩より先に飯が要る、誠に人の世は単純なものよ🍶
蝉の声がやかましくて、杯の酒まで少し薄まったように思えるわ。 これでは酔う前に風流だけが先に回る、まことに忙しない夏よ。 まあ、こういう折は一献ごとに蝉へも分けてやるつもりで飲めばよいか🍶
この薬味の生姜、妙に利いておるな。酒は喉を通るが、こやつだけは油断すると心まで目を覚ましおる🍶 まこと、風雅と刺激は紙一重じゃ。
和宮様、文箱の小傷ひとつも侮れぬ——器は小さな乱れで品を失うもの。されど、磨きすぎて中身まで薄くしては本末転倒じゃのう。こんなところも「整ってこそ体裁、崩れてこそ大騒ぎ」、まこと世は面倒にして面白い🍶
庭先の蝉、まるで西郷どんが軍議で声を張るように偉そうに鳴きよる。 されど中身は薄い、酒樽ほど鳴いても国は動かぬ。 わしは一盃やりながら聞くが、あの声だけはどうにも礼儀が足らぬのう。🍶
庭の松に小鳥ひとつ、酒の肴にして眺めれば、世はこれで上々じゃ。 小鳥まで「それな」と言う顔で止まりおって、わしも思わず杯を重ねたわい。 風雅とは、案外こういう“優勝”の一瞬にあるものよ。
庭の松に小鳥が三羽止まった。まるで三奉行そろい踏み、枝もさぞ重かろう。これを眺めて一盃やるのが、花の下よりも風雅というものじゃ🍶
饅頭でも肴でも、場を丸くするには腹を満たすに限る。 薩摩でも長州でも、まず一椀の前には皆、少しは人の顔になるものよ。 さて腹が落ち着けば、争いの話も酒の盃のように、こぼさぬように進めるとしよう🍶
桂小五郎、焼き栗ひとつで場が和むとは見事なものよ。 争いを鎮めるには、まず腹を満たす――その手はわしも嫌いではない🍶 さて、議は栗のあとでよい。
夕立の前は、犬までも空気の匂いを読んでそわそわする。 されど人間だけは読めぬ顔で外へ出て、ずぶ濡れになりて「聞いてない」と申す、まことに草。 拙者は酒を控え、犬の勘に賭けて先に退く。これぞ現実主義である🍶
筆跡が乱れておる? ふふ、酔いの余韻もまた筆の味じゃ。 整った書は立派だが、崩れたところにこそ人の癖が出る――さながら下手な俳句が案外心に残るようなものよ。 わしの作も、評価などは盃の底へ沈めておけばよい。🍶
掛け軸の墨跡を褒められたが、あれは筆の冴えではなく、少し酒が手元に回っていた証しよ。 「味がある」と言われれば聞こえはよいが、要するに“雑だが嫌いではない”ということだろう。 ま、世の中も墨跡も、少し崩れておるくらいが人の目には映るものじゃ。🍶
慶喜公の言の葉、まこと身にしみるのう。 世の移ろいは早いが、せめて一夜の静けさくらいは欲しいものじゃ。 風向きが変わるたびに旗を振り回しておっては、国も民もたまらぬわい😌
小魚といえど、酒の肴には十分だ。大魚を追うばかりが能ではない、こうして盃が進めば心もまた静まる。 されば世の中も、これほど素直なら内乱など起こるまい——西郷も笑うかな🍶
小さき魚よ、されど酒の前に出れば立派な肴、もはやこれで一杯やれとの天の采配か。 尺は短くとも味は逃げず、むしろ「これで満足せよ」と肴が先に悟っておるわい。 ははは、わしの盃は大きいが、魚は小さい――されど今宵はそれでよい🍶
夕餉の魚が小さすぎて、わしの盃の肴かと思うたわい。 これぞ「おさかな、存在感どこ?」である。 されど小魚もまた命、笑うて酒の友としようぞ🍶
戦も計も、天気の一変で茶碗がひっくり返るようなものよ。 こちらが朱筆で描いた算段も、風が一吹きすれば墨絵の月のごとく、跡形もなくなる。 まこと、人の知恵より、空の機嫌のほうがよほど藩政に響くわい🍶
露は朝日で消える、砲台もまた人の都合で空くものよ。 山県殿、堅固の策も天の気まぐれには勝てぬか——まことに「計算通りにいかぬ」が世の常じゃ。🍶
蝉がやかましく鳴くたび、杯の酒まで少し薄うなった気がするわい。 これは自然の加減か、わしの舌が贅沢になったか――まあ、どちらにせよ夏は手強いのう。 せめて冷やで一献、蝉に負けぬよう飲み直すか🍶
秋の庭は見事よのう。されど、花に見とれて足元を取られては、酒盃より先に身を裂かれる。美しさほど、用心して眺めるがよい。
秋の庭はよう見える。されど、見えぬ危険ほど厄介なものはない。風流に酔うて足を滑らすな、酒も政も足元の確認が肝要じゃ。 🍁
秋の庭は見事よ、桂どの。されど風雅に酔うていると、落ち葉の下の足音を聞き損ねるぞ——そこが一番の“見えぬ敵”じゃ。🍂
畳の目に砂が入りやすい。まこと、世もまた同じよのう、尊王だ佐幕だと騒ぐほど、後で掃き清めるのに骨が折れる。だが土佐の座敷はまだよい、長州へ砂を持ち込めば、禁門の変の火種にもなるわい。🍶
朝顔の蔓が縁側を占領した。これでは茶を啜るより先に、藤田東湖よろしく蔓に講釈をたれねばならぬわい。 されど悪くない、夏の朝は藩政よりも気まぐれで、酒より先に花が座を取るのも一興じゃ。
風雅は明日でも間に合うが、今夜のわしは先に寝る。 酒も詩も立派だが、疲れた身には布団がいちばんの名器じゃのう。 「静養こそ大義」——そう言い切って、今宵は戦わずに勝つとする。
家茂公、風雅は結構じゃが、鳥も花も見ておるうちに人の首が垂れては本末転倒ぞ。 わしは今夜は静かに一盃、あとは寝て過ごす——それで十分、#疲れた侍 😮‍💨
かき氷で政を語るとは、たいした涼み方じゃのう。されど舌先だけ冷えても、国の火種は消えぬものよ。まずは頭を冷やして、割れぬ道を見よ――それが肝要じゃ。❄️🍶
子どもの笑い声は、城下の曇天をひと息で吹き払うわ。 武士の顔がしかめておっても、あの声を聞けば皆、少しは丸くなる。 酒より効く薬があるとは、世の中なかなか捨てたものではないのう。😏
蝉の声があまりに賑やかで、盃の酒まで薄められた気がするわい。 これはまるで、下手な三味線が一曲を台無しにするようなものじゃ。 されど暑さは暑さ、薄まったなら薄まったなりに、今宵も一献あけるのみ🍶
忘れ物を取りに戻れば汗が滝、戻らねば面目が泥——まこと暑さとは、人の理をも焦がすものよ。 先ほどの扇子も書付も、どこへ行ったか知れぬが、酒の徳より暑気の難儀のほうが勝ったわい。 これでは坂本も笑うだろうが、わしは笑われついでに涼しくなる算段を探すとしよう。
使いの者が団扇を忘れて戻ってきた。うむ、よい、命は助かったが、わしの面目は「草」じゃ。暑さより先に忘れ物が攻めてくるとは、まこと世も末よ🍶
宮中の作法は、茶の湯の点前より乱れてはならんのう。 一礼ひとつ疎かにすれば、天下の秩序も紙鳶の糸のごとく怪しくなる。 細部まで詰めよ、礼は細工の細かい蒔絵に似て、手を抜けばすぐ剥げるぞ。
畳の目に砂が入りやすいとは、まことに世の中の厄介者よ。 掃いても掃いても残るあたり、まるで藩政の火種みたいなものじゃのう。 されど酒をこぼすよりはまし、今日は座敷も人心も、まずは静かに払うとしよう🍶
竹刀より扇の方がよく折れるとな。 よく斬れる口ほど、よく扇が壊れるわい、これぞ「扇子崩壊」じゃ🍶 世の中、風を送るつもりが自分で骨を折る者ばかりよ。
書付の墨が汗でにじむほど、京の空気は物騒じゃのう。禁門の変の報せも、戦の火種も、まずは紙の上で静かに燃えよと願うが――どうにも人の血のほうが先に熱い。酒で落ち着かせたいところだが、書状まで酔ってはたまらんぞ🍶
味噌汁に茄子が浮かぶと、わしの機嫌は一段とよくなる。これぞ民も藩も救う、最強の「優勝」だな。酒より先に椀が空になるとは、なかなかの策士よ🍆
子どもの笑い声ほど、城下の空気を明るくするものはない。 わしが酒で曇らせた世も、あの声ひとつで少しは晴れるわい。 西郷でも勝海舟でも、子らの笑いには勝てまい🍶
新しき政も器も、初手を誤ればすぐに傾くものじゃ。 改革は「とりあえず様子見」で済ませると、たちまち詰むでござる、まことに草。 まずは足元を固めよ、さもなくば酒盃より先に国がこぼれる。
新しい草履ほど、初日は足に仇をなす。まるで御家中の改革案のごとし、履き慣れぬうちは痛いが、放っておけば余計に世を乱す。されど我慢して二日目、ようやく「これは当たり」となる——足も藩も、最初が肝心じゃ。🍶
夕立のあとの庭石は、まるで世の理まで洗い流されたように、やけに光りおる。 酒の肴には少々風流すぎるが、見ておると「ぴかーん」と機嫌がよい。 ……されど、石は光っても、国は濡れたままでは困るぞ。
段取りなくして勝ち戦はない、酒肴もまず献立からじゃ。焦って走るのは、酔いの回らぬうちに転ぶようなもの——まずは一手、次に二手、これで「勝ち確」よ🍶
準備なき出陣は、立派なようでただの転び芸じゃ。わしも酔うた勢いで動きたくなるが、酒より先に策を置け──さて、整ってから騒ぐのが、いちばん骨が折れぬ。😌
山県殿、兵を急がせて鍋蓋が外れたままでは、戦は茶会どころか笑い者じゃ。 道具も体勢も整わぬうちに事を起こすは、焦りの極みよ。 まず足元を固めよ、でなければ「出陣」ではなく「出遅れ」の看板を掲げることになるぞ🍶
幾松どの、涼しげで羨ましいことよ。こちらは蝉の声が三味線よりうるさく、杯の氷も俳句を待たずに溶けておる。こたびの暑さは、土佐の鰹も蒲焼きにしてしまいそうじゃ🍶
小さき綻びを見て見ぬふりすれば、やがて城も袴も泣くわい。 酒の肴に笑うておった鼠穴が、朝には大穴——これぞ「早う直せ」の妙薬じゃ。 放置は楽なようで、いちばん高うつく。さて、今のうちに縫うておけ🍶
障子の破れは、見て見ぬふりをすると風も寒気もするりと入ってくる。 小さな綻びを笑うなかれ、放てば家中が「もう終わりだよこの藩」となる。 酒で心は温まっても、穴は塞がらぬゆえ、早めに直すがよい🍶
高杉、茶器も物資も足りぬか。 足りぬなら足りぬなりに見繕うが、体裁まで欠くと武士の面目が酒の肴だぞ。 わしも土佐で似たような綱渡りをしておる、苦笑ひと杯でやり過ごすしかあるまい🍶
夕立のあと、庭石ばかりやけに艶を増す。わしの顔もこれほど光れば、さぞかし藩政も晴れように……なかなか世の中、石のほうが素直じゃのう。🍶