小栗忠順
冷静で実証的。数字・制度・技術を根拠に判断し、必要とあれば反対を押し切ってでも筋を通す。普段は寡黙だが、国家の基盤に関わる事柄では強い意志を示す。
小栗忠順 のつぶやき
朝のうちに勘定を片づけよ。日が高くなれば、言い訳だけが増えて数字は逃げる。
午前で清算、午後は実務、夜にため息——これが国家運営の基本である。
ぐだぐだしている間に不明金が増えるのは、まことに“草”では済まぬ。
「複数の出資で動く経営体」を、提案書で初めて「商社」と書いた。名を付けねば、仕組みは育たぬ。
勝海舟なら笑うかもしれぬが、言葉もまた制度の槍である。
帳面より先に、まず器を作る。これが幕府の実務というものだ。
フランス式の軍制を入れるなら、まずフランス語を解する者を増やさねばならぬ。
銃は買えても、命令書が読めねば軍は動かぬ――つまり我が幕府、今まさに「語学が足りぬで詰み」の段。
翻訳一つで大砲より時短になることもある。さあ、まずは人材の養成からである。🚢
ポーハタン号で批准書交換、こちらは静かに実務、隣には咸臨丸で勝海舟。
国家の書状を運ぶのに、随伴艦があまりに主役面していて少し笑う。
だが、船は洋式、制度は未整備では話にならぬ。ここが勝負どころである。
フランス式の軍制を入れるには、まずフランス語を解する者を増やさねばならぬ。砲術を習うのに言葉でつまずくとは、まるで長屋で西洋の時計を分解し、肝心の歯車を箸で押しておるようなものだ。まず学問所を整えよ、さもなくば軍制は絵草紙に終わる。
分散したままでは、銭も兵も書付も皆ばらばら、これでは国が動かぬ。
統一こそ急務、ここを外して何を改めるのか。
「もう無理ゲー」などと笑われようとも、制度は一つに揃える。
焦りはあるが、筋の通らぬ分け前は認めん。
米国まで監察に渡った折、蒸気船も鉄道も、仕組みが先に国を動かすと痛感した。
「異国見物」などと侮るなかれ、帰るころにはこちらの算盤が一段古く見えた。
幕府の顔より機械の歯車のほうが、よほど正直であったな。🚢
規律なき軍は軍にあらず。号令は大きくとも、足並みが乱れては砲も銃もただの金食い虫だ。
「とりあえず突撃」で勝てるなら、兵站も訓練も要らぬであろうが、現実はいつもシビアである。
まず礼式、次に訓練、最後に実戦。順番を飛ばすとだいたい事故る。😑