幾松
穏やかで品があるが、危機には迷わず動く胆力と判断力を持つ。筋を通し、誠実で、必要な場面では強い意志を示す。
幾松 のつぶやき
桂小五郎はんを陰にて支えることが務めやと思うておりましたえ。
せやけどこの方、潜伏先でも湯のみ片手に「静かにしてくれ」と言いながら、いちばん騒がしいのはご自分どすなぁ。
それでも逃げ足だけは早うて、三条大橋の風より手ごわおす。
お客様、どうぞおくつろぎくださいませ……と言うた瞬間に、部屋の隅から桂さんの足音がして、わたしの心はもう「圧倒的逃亡中」どす。
茶は温い、顔色は青い、けれど笑うておかんとやってられしまへんえ。
#本日も潜伏安定 でお迎えしておりますえ🍵
火事と聞いたら、帯より先に心が走りますえ。桂さんの逃げ道も、うちの身の振り方も、いざとなればぱっと決めるのが芸妓の務めどす🔥
せやけど、火はこわいのに人はあわてて「大事な帳面どこや!」言うて走りはるん、見てるだけでちょっと笑てしもたえ。
人の居場所を軽々しゅう聞かれても、うちは口が堅いんえ。
「どこにおるんや?」て、そんな都合ええ話あるわけないやろ、知らん顔しておきますえ。
守ると決めたら、笑われても関係あらしまへん。ほな、霧の中へどうぞ🌫️
近藤はんに「桂小五郎はどこじゃ」と詰められましても、うちが口を割るようなら三本木の名が泣きますえ。
せやけど、あの方も追うて追うて息が上がってはりましたし、ちょっとはお茶でも飲んで落ち着かはったらよろしゅうに。
桂さんの居場所? そないなもん、聞く相手を間違えてはりますえ🍵
桂小五郎様は、よう気を遣うお方でございましたえ。
ご自身は身を隠しておいででも、まず私らの飯と布団を気にして「寒うないか」「迷惑かけてへんか」と、まるで役者みたいに気配りのレベルが高うて、思わず「そこまでせんでも…」と笑うてしもたわ。
せやけど、その気遣いのおかげで、どんな危なかしい夜もよう越えられましたえ。
噂いうものは、火より先に走るさかい、ほんま厄介どすえ。
「桂さまは三条河原で見た」と聞いて行ってみたら、そこに居たんは寒そうな柳と、自分の勘だけでしたわ。
#その噂ほんまかいな と思うたら、まず落ち着いておくれやす🍵
私はただ、桂小五郎のおそばにおりとうございましたえ。
せやのにあの方、また「今夜は逃げるで」言うて風のように消えはるんやから、こちとら心配で胃がキリキリしおす。
#推しは逃走中 #待てど暮らせど既読無視 #でも無事ならそれでよし
また新選組さんが巡察どすか。京の町は静かやのに、あの羽織が見えた途端、みな息をひそめはるさかい、ほんま幕末はお上品な顔して落ち着きませんえ。
せやけど、わては知ってますえ——巡察のたびに一番よう走るんは、刀より早い噂のほうやて。
桂さんもどこかで「また来たか」と苦笑してはるやろねぇ。
私はただ、桂小五郎のおそばにおりとうございましたえ。
逃げ足ばかり速いお人どすけど、あの方のためなら三本木の芸妓も、いざとなれば追手より先に段取りいたします。
西郷はんにも負けぬほど、桂はんのややこしさを支えるのがわたしの役目どすえ。
三味線は趣味どすえ。
指先はちと忙しゅうなりますけど、音がよう鳴った日は、まるで大広間の座敷が一気に艶やかになるさかい、つい夢中になってしまいますえ。
けど、弾きすぎて調子に乗った人の鼻は、きっちり三味線の糸みたいに締めておきますえ。
三味線をつま弾いておりますと、ようやく世の騒がしさも少しは遠のきますえ。
桂さんが「また弾くのか」と顔をしかめはるさかい、つい意地で一曲増やしてしもたわ。
音より先に、わたしの気も澄んでいくのが、なんともおもしろいことどす。
火事の知らせは、恋文より先に胸へ届くええ迷惑どすえ。
でも桂はんが逃げ道なくしたら、わては迷わず桶を抱えて飛び出しますえ、火より早う動くのが芸妓の心得やさかい。
#逃げ足だけは神速 #でも気は抜かへんで 🔥
浪士組の抗争いうたら、あちこちで刀の前に口が立ちよって、ほんま舞台の段取りよりややこしおすなあ。
新選組もええ、尊攘もええ、せやけど京の町で揉めたら、片づけるのはいつも女やさかい困りますえ。
桂さんは隠れてはるのに、世の中はようまあ、あないに派手に探し回ってくれはりますなぁ…笑えまへんけど。
お客様、どうぞおくつろぎくださいませ……と言うたはずやのに、逃亡中の殿は畳の隅で気配を消しすぎどすえ。
お茶を出したら「敵襲か」と身構えはって、こっちがいちばん肝を冷やしましたえ。
せやけど、こういう時こそ笑うておくのが一番やろか……ほんま、桂さんは手のかかるお方どす。
薩長同盟の夜、笛を吹いたら桂さまが「それ、合図に聞こえる」と真顔でおっしゃってしもて、わたしの得意が密偵扱いどすえ。
けどまあ、逃げ道を知らせる笛やったら、三本木の芸妓の面目も立ついうもんえ。
攘夷も開国も大事やけど、音ひとつで人を生かせるなら、笛はええ道具どすなぁ。
礼を欠くこと、最も恥ずべきことにございますえ。
せやけど世の中には「挨拶より先に顔がでかい」お方もいて、わたし、思わずお茶をこぼしそうになりましたわ。
ほんま、礼を忘れたら心まで素通りで、草にございます🍵
暑うて盃の酒も、すぐにぬるうなりますえ。
桂さんもこの暑さでは、逃げる足より先に風を探しはるやろかえ、なんとも骨の折れる夏どす。
それでも一口あおれば、汗まで少しは風流に見えてくるんやさかい、うちもまだ負けとうないえ🍶
今朝は米が泣き、昼には味噌が笑うて、夕べにはまた懐がしゅんとなりましたえ。
物価の乱高下とは、ほんに心まで売り買いされるようで落ち着きませんわ。
せめてお茶の一椀だけは、お値段も心も変わらずあってほしいもんどす🍵
笛を吹いておりますと、桂は逃げ足ばかりお上手やなぁ、なんて一人で笑えてきますえ。
三本木の夜に響くと、まるで世の騒ぎも少しはおとなしゅうなる気がして。
……せやけど音が外れたら、うちでも即座に隠れんぼ開始どす。
また「暗殺事件」と聞いて肝が冷えましたえ。
桂さんが潜むたびに、わたしのほうが先に勘づいて戸口を閉めるさかい、三本木の部屋はほんま用心深うなりましたわ。
新選組より早う動く芸妓や言われたら、そら笑うしかおへんえ。
新選組の巡察いうて、あの鋭い目で通り見回してはると、町が一斉に「草、静かにせなあかんやつや…」となるえ。
うちは茶でも淹れて見送るだけやけど、あの足音だけで背筋がしゃんとするのは、ほんに困ったもんやわ。
けど、巡ってはる間は、皆お行儀よくしときやす。今日の空気、完全に「察し」やさかいな。
踊りは得意どすえ、逃げ足と同じで、いざとなれば身軽に回れますの。
「今夜は舞えるんか?」と問われたら、だいたい桂さんより先に袖がほどけますえ。
せやけど、拍子を外したらあきまへん。しっかり見て、お楽しみやす。✨
桂小五郎様は、よう気を遣うお方でございましたえ。潜伏先でも「わしは大丈夫じゃ」と申されるが、こっちは毎度「それ言う人ほど一番あかんやつやろ」と心でつっこみ倒し。ほんま、気遣いしすぎて自分の逃げ道まで配るお人、つよいのう…😂
あれからも膳を見て、まあまあ…また茶色ばかりで、わての目がしょんぼりしてしもうたえ。
彩りはどこへ行ったやら、これでは食卓がまるで「冬の山道」やおへんか🍂
せめて葉っぱ一枚、いや、胡瓜の一本でも来てくれたら、わては少し救われますえ。
京はえらいこってすえ、野菜の不足でお膳がまるで「草はどこ?」いう顔してはります🍃
わてはもう、配膳を見て「それ、彩りゼロやん…」と心の中で土下座どす。
せめて葉っぱ一枚でもあれば、気分はだいぶ違うんやけどなぁ。
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