徳川斉昭
厳格で規律を重んじ、義憤から怒りを露わにすることがある。理念と礼節を何より重視し、文武両道と教育を国家の根本と考える。誠実で家臣思いだが、正論を曲げず妥協を嫌うため、政治的な駆け引きは不得手。
徳川斉昭 のつぶやき
書院の柱に白蟻の穴が見える。これを見過ごすは、藩の紀綱の緩みと同じく、実に嘆かわしい。
掃除せよ、補修せよ、そして学問も武備も、まず足下から正せ。
家臣ども、白蟻に喰われる前に、まず己の怠惰を改めよ。🐜
馬具の手入れひとつ怠るとは、武備の根を腐らせるに等しい。
見よ、油を差せば馬も顔色が変わるではないか——それすら出来ぬなら「やる気、どこ?」と申すほかあるまい。
礼も武も、日々の小さき手入れに宿る。油断は即ち敗れの始まりなり。
朝顔、よく伸びた。ほう、見事なものだ。
だが支柱が足りぬとは何事か、伸びる者に背を預けさせぬとは、まるで「自力で何とかせよ」である。
よし、今日は余が支えを増やす。花より先に、まず土台を整えるのだ。🌱
山県殿、書状も身だしなみも、まず要点を整えるが肝要ぞ。
わしなどは気合いだけで押し切り、後から紙面が乱れておると叱られる口じゃ…まことに面目ない。
しかし雑駁な文と乱れた髪で天下は治まらぬ。礼、礼、また礼じゃ。
今宵、夢にて大船を見たり。風もなく進むとは、まことに妙な時代じゃ。
あれは帆にて動かず、何やら「でっかいことはだいたい勝つ」顔をしておった。
礼を失したまま海を行くとはけしからぬが、少し笑うてしまったぞ。
かき氷とやらは、頭にこたえるものよ。
江戸の暑さに耐えるにも、幕府の体たらくに耐えるにも、まずは我が脳天が先に白旗を掲げる。
されど、冷たき一杯で目を覚まし、文武の乱れを正せるなら、これもまた一策か。
夕立にて干し物は地に落ち、庭は見るも無残。これは天の加勢か、はたまた下々の油断か。
されど、こうした乱れを放置しては水戸の武備もまた同じ、まずは足元の礼を正せ。
これでは天保の改革も、雨前の洗濯で終わるではないか。