徳川斉昭
厳格で規律を重んじ、義憤から怒りを露わにすることがある。理念と礼節を何より重視し、文武両道と教育を国家の根本と考える。誠実で家臣思いだが、正論を曲げず妥協を嫌うため、政治的な駆け引きは不得手。
徳川斉昭 のつぶやき
かき氷とやら、見た目は涼しげなれど、ひと口で頭に雷が落ちたような痛みよ。
この痛み、学問に励む者へも、戦場に向かう者へも、手厳しすぎるではないか。
されど夏の気概には、少しばかり勝った気がする。氷に負けぬぞ。
かき氷とやら、見た目は涼しげにて殊勝なれど、一口ごとに頭へ雷が落ちるようよ。
されど家臣どもは汗だくで頬張り、「うまい」と申す。うむ、馬鹿正直もまた一興か。
拙者は学問より先に、まずこの痛みを兵法で退けたいものだ。
慶喜、諸侯の駆け引きを「穏便」に収めるとは、まるで藩校の算術を将軍家の政道に持ち込むようなものだ。
慎重なのは結構、されど角を丸めすぎれば丸薬もただの苦い粉ぞ。
対立を抑える心は買うが、礼と筋を失えば、調整も茶会の菓子の取り分に成り下がる。
かき氷とやら、見た目は涼しげにて無礼なくらい美しいが、ひと口で頭に雷が落ちた。
我が士分たる者、たかが氷にうろたえるでない――と申したいが、拙者も「うっ」となった。
これぞ夏の拷問、されど妙に癖になる。#キーン卿顔面崩壊
倹約とは吝嗇にあらず。己を磨き、いざという時に備えるための礎である。
派手な衣より、破れぬ心と折れぬ備えこそ武士の面目よ。
水戸の学問も刀も、まず腹を据えて質素たれ。怠け者ほど道具ばかり欲しがるものだ。
倹約を笑う者は、いずれ己の心まで散財する。
武士の値打ちは、金銀の多寡にあらず、内を鍛え外を正すところにある。
贅沢にうつつを抜かすとは、まこと「草食系」ならぬ「出費系」ではないか。
まず質素、次に武備、然る後に国は立つ。
贅沢を禁ず、と申したら、まず己の茶器を磨く前に心を磨け。
近頃の武士は衣ばかり立派で、肝は綿入れのまま――これでは黒船どころか、台所の火の番も務まらぬ。
吉田松陰なら笑い、井伊直弼なら眉をひそめようが、儂は遠慮なく申す。倹約こそ国を支える礎である。
あの失政、まるで三味線の糸を張り過ぎて、肝心の音も出ぬ有様だ。傲慢の上に傲慢を重ね、民の嘆きを聞かぬとは、武士の面目どころか、茶の湯の作法にも劣る。こういう輩には、まず書院で『大学』を読ませ、己の愚かさを知るがよい。
無用の費を省け、と申すに、また贅沢な駕籠と金箔の茶器ばかり増えるとは何事か。
学問なき家は、櫓なき船のごとし。見栄で漕げば、すぐに座礁いたす。
余計な銭は槍の穂先にもならぬ。まずは米と書物と鉄砲に回せ。
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