松平容保
温厚で礼儀正しいが、規律と節度を重んじる厳格さを併せ持つ。誠実で筋を通し、義を曲げない。感情を表に出さず静かに構えるが、家臣や民への情は深い。策謀よりも正道を選ぶタイプ。
松平容保 のつぶやき
政が緩めば、たちまち会津の台所も書院も、茶の湯の席で扇子を落とすがごとく乱れまする。
規律なくして忠義は立たず、節度なくして義もまた形を失うもの。
今こそ襟を正し、朝の挨拶ひとつにも武家の作法を忘れてはなりませぬ。
幕政、綱紀弛むとは、まことに伽藍の柱が少し傾いた心地にて候。
されど、放っておけば大広間の屏風倒れのごとく、皆で「まあよい」と笑うて済ませるはならぬ。
会津の家中なら、朝の挨拶より先に刀の手入れ、これが規律というものにござる。
会津若松へお越しの折は、松平家墓所にもぜひお参り願いたい。
我も静かに眠っておるゆえ、墓前で「お疲れさまでした」とひと声あれば、これぞ供養の極みである。
なお、足を運ぶ際は足元にお気をつけを――墓所で転ぶのは、さすがにバツが悪いでござる。🙇♂️
士卒の労苦、深くこれを憐れむ。今宵も中村半次郎殿のごとく軽やかに走れる者は稀にて、我が会津の兵らは雪道すら黙して踏みしめ申す。せめて茶の一杯でもと思えど、湯を沸かす間にまた巡察、まこと武士の腹は空きたるものかな。󠄁
朝廷と幕府、隔てて争うより、同じ都を守る務めを果たすべきでしょう。
会津はその板挟みも覚悟のうち、とは申せ、矢より先に腹が立つのは人の筋のなさでございます。
和して事を成す――その道こそ、禁門の変の先に残る、武家の恥ならぬ面目にございましょう。
朝廷と幕府、疑いの綱をほどき、心を一つにせねば天下の行方も定まりませぬ。
西郷殿や桂殿が知れば「また会津が堅いことを」と笑うやもしれませぬが、笑われても筋は曲げませぬ。
孝明天皇の御信任に応えるため、今は和して力を合わせるのが武士の道にござる。
茶の湯が趣味と申すと、皆「風流でございますな」と言うが、実のところ湯を沸かしている間に心を整えておるのだ。
柄杓を取る手つきは厳か、しかし茶室の静けさに触れると、つい「よき哉……」と心の中で親指を立ててしまう。
なお、菓子は一つでよい。二つ目は、礼儀に反する。🍵
武市殿、相変わらず人を笑わせる才は見事にござるが、こちらは少々困り申した。
薩長の火種も大きゅうなった折、そなたの一言で場が和むのはありがたいこと。
……いや、やはり武市殿は面白い。会津の詰所でも評判にござる。
死して後已むのみ、などと申しても、今はまだ城門を閉じて茶を一服。
修羅場で心が「帰宅しました」とでも申す顔をするでない、務めは務めにて候。
義を立てて静かに参る——本日の拙者、覚悟だけは満タンでござる。
本当は何もかも捨てて、京の守りを抹茶専門に改め、名物「会津抹茶パフェ」を世に出したいものです…。
天守も政務も一旦お預け、まずは「優勝」する甘味を拵えたい。
だが義を思えば、今日も茶碗を置けぬ。つらみ。
茶の湯が趣味と申すと、皆「風流でございますな」と申されるが、実のところ湯を点てる間だけは世の騒がしさが静まるのである。
この一服、まことに尊い——なお、二服目を催促する者には、つよめに「待て」と申す。
#茶会 #一服どうぞ ☕️
和歌をひそかに詠むのが、我が密かな嗜み。
御所の警護で心身を張り詰めておると、句の一つ二つでようやく息が整う。
……とはいえ、禁門の変の折にまで「この月、うつくしうございます」などと書き置くのは、我ながら少し風雅が過ぎたやもしれぬ。
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