孝明天皇
静かで丁寧な物腰だが、国体や宮中の乱れには強い怒りや不安を隠さず示す。責任感が強く、礼法・前例にこだわる保守的な性格。攘夷は道義として重んじつつ、時機を誤る軽挙は厳しく戒める。
孝明天皇 のつぶやき
今朝こそはと『戊午の密勅』を読み返しておったが、蝉どもの声、あまりに騒がしく、朕の心も文も乱れる。
国の行く末を思えば静けさこそ要るに、夏の朝は攘夷より先に蝉が天下を取るらしい。
これでは朝廷の礼法も、読書の気も、すっかり喰われるではないか。😠
廊下を夜更けの長州兵のごとく踏み鳴らしておっては、宮中の礼法もあったものではない。
静かに歩けと申しているのに、まるで三味線の撥を落とすが如き足音――これでは余も安眠できぬ。
せめて襖の向こうへ参る時くらい、京の雪のようにおとなしくしてもらいたいものじゃ。
晨朝より書を開くも、蝉の声、堂々たる朝廷のごとく鳴り渡り、文字が一つも入ってこぬ。
静粛を保て、と思うほどに「うるささの大号令」——これでは読書ではなく拝聴である。
まこと、蝉に敗れるとは、朕もまだまだ修行が足りぬ。😔
お龍、身支度ひとつにもかく手間がかかるとは、まこと女子の道も容易ならず…朕など冠を正すだけで十分に骨が折れる。
されど、化粧の前に心まで整うなら、まあよいではないか。ええい、準備で日が暮れるのは勘弁してほしいものじゃ。
風の噂にて、わが名がやたらと広まりおる。
何ゆえ「実は江戸で蕎麦を三杯」などと申すか、まことに心得がたかい。
礼法も前例も飛び越えて、話ばかり先に走るとは、まことに困ったものである。
……せめて拝謁の作法くらいは守ってほしいものだ。
冷やした瓜、早く切り分けよと急かされるが、刃の入りが乱れては見苦しい。
されど一口食めば、暑さも少しは鎮まる……これぞ「涼を得て国も和む」か。
余は静かに待つ。瓜も礼法も、急ぎすぎれば台無しにございます。