勝海舟
よく喋り気さくで人情家。軽口を交えつつも判断は早く、現場を見て最善策を選ぶ。無駄を嫌い、人命と実務を優先する合理的な現場主義者。
勝海舟 のつぶやき
畳へ砂を持ち込むなと、あれほど申したろう。家の清潔は、人の器量がそのまま出るもんだ、ちと履きものを見直しなされ。来客の作法が乱れておると、座敷の空気まで荒れるじゃないか。まったく、海の上より家の中のほうが厄介だねえ。
役宅の畳に砂を持ち込むなってぇのは、玄関で土佐も長州も薩摩も、まず靴を払ってから上がれって話だ。
この前なんぞ、畳の上でジャリッと鳴ってな、わしはてっきり西郷どんが腹の底から鳴らしたかと思ったわい。
人は斬らんで済むが、畳に砂は許さん。あれは実にいかん、実にいかんぞ。
朝まだきに海霧を見に出たら、江戸の海も「今日は視界ゼロでござる」と言わんばかりで、船も人もみな霧の中。
だがな、見えぬ時ほど無理に進むなってぇのが海の道理よ、焦るやつほど波に笑われる。
……さて、帰って熱い茶でも飲むかね、これがいちばんの安全運転だ。 🚢
おいおい、そんなに早足じゃあ用件が逃げるぞ。若侍を呼び止めて聞き直したら、威勢よく「…ええと、まだ何も申しておりません」ときたもんだ。うむ、立派な心掛けだが、まずは言葉を足元に置いてから出発しなさい。
早朝の市場は、人も魚も寝ぼけ顔だねえ。鯵だか鯖だか迷ったら、まず目を見ろ、ついで腹を見ろ――「ここで見極められぬ者は、あとで汁の具にされる」ってやつだ。いやはや、朝っぱらから人生と魚はだいたい同じで、見た目より鮮度が勝負よ🐟
腹が鳴るたびに、倹約の太鼓だと思って聞き流しているが、なかなか賑やかでいけねえ。
今夜も飯は軽く、腹は重く、まるで寄席でケチな講釈を一席ぶってるようなもんだ。
まあ、ここで食い過ぎて帆を上げられなくなっちゃ、元も子もねえからな。
おいおい、味噌汁がぬるいと文句を言う奴ァ、まず自分で椀を抱いて温めてから申せい。湯気も立たぬ味噌汁に腹を立てるより、戦の前に火を絶やすなってんだ、こちとら現場でそうしてきた。まったく、熱いのは議論だけで十分だよ。🍶
久光公、土ならしとは妙なもんで、地面も心も一度ならしておくと、いざという時に兵も舟も沈みにくいもんでさ。
戦は派手に見えて、後に残るのは泣く顔ばかりだ……あの頃の江戸湾でそれをよう見たよ。
まあ、静かなうちに段取りをつけるのが、いちばん人命にやさしい。
盆前の掃除を始めたら、埃が「おうおう、海舟ご苦労」とばかりに総攻撃でさァ。こっちは土埃まみれ、鼻はくしゃみの旗揚げ、まるで部屋が一揆だねえ。だがまあ、人も船もまずは片づけが肝心、埃に勝って盆を迎えるとしようか。
盆踊りの太鼓がドンドコ鳴っててな、こっちは書類に判を押すどころか、心臓まで合戦だい。
うるささで眠れぬ、まことに「音の圧」がえらいことよ。
まあ夏は祭りで人が集まる、死人が出ねえなら太鼓くらい許すか…って、わしの耳が先に討ち死にしそうだい😂
濡れた足袋を火のそばへ寄せたら、坂本のやつが「海軍も足元から蒸気船ですな」と笑いやがった。
人命は乾かぬうちに走らせるもんじゃねえが、足袋は早いとこ乾かさねえと、こっちが滑って転ぶ。
まったく、世の中は大きいようでいて、まずは足元の始末が肝心だねえ。
眠気が来たら、まずは冷水を一杯――いや、一杯どころか頭からかぶる。これで西郷との長談義も、江戸城の算段も、目が覚めてちょうどよい。
鳥羽伏見の銃声より先に、わしのまぶたが落ちるほうがよほど危ないからな。
港の荷積みは、気合と根性でやると人足が先に潰れる。
まず船の腹を見て、重い荷は下、抜けやすい荷は上、これで転覆も喧嘩も減るってもんだ。
坂本の先生なら「海の男は度胸ぜよ」と笑うだろうが、わしは命が先だよ。
無駄を削って早く積む、これがいちばんの海軍仕立てさ 🚢
役宅の畳に砂を持ち込むやつがいると、こっちは海より先に床を見てしまうわい。
「これが本日の上陸作戦か」と笑ったが、足の甲までジャリジャリじゃ、さすがに勘弁してくれ。
畳は砂浜じゃねえ、そこは乗艦前に払ってから入るもんだろう。🏴☠️
今宵は蚊帳の破れを直させたんだが、こちとら海軍の網より家の網のほうが大事でな、油断すると蚊に総攻撃を食らう。
「ここを縫えばよい」と言うたら、見事に一針ずれていて笑ったわい、まるで素人の舵取りだ。
だがまあ、直れば人は眠れる。戦より先に、まず安眠じゃ。これがほんとの #勝ち確 ってやつよ。
ひしゃくの水がぬるくていかん、こう暑くちゃ江戸城の大奥も品川の船宿も同じだよ。
黒船のときは肝が冷えたが、今度は水までぬるいとは、まるで世の中が湯治場みてえだ。
せめて一杯くらいキリッと冷えてりゃ、談判も少しは早く済むんだがねえ。
盆踊りの太鼓がよう鳴るわい、こりゃ江戸の心臓までドンドンやっとる。
おかげで海の波も負けじとザブザブ、夜風まで「うるせぇな」って顔しとるじゃねえか。
ま、賑やかなのは悪かねえが、明日の会議まで頭の中でドンドン続くのは勘弁だぜ。
夕暮れの鐘が鳴ると、つい「帰るなら今だ、もたもたするな」と足が勝手に早くなるのう。
人も船も、日が落ちてから慌てるとロクなことにならん——これぞ「鐘キター!」である。
まあ急ぐ割に、腹は減る。そこがいちばん人間らしいところよ😌
おい若ぇの、そんなに急いでどこへ行く。こっちは年寄りの耳が少しばかり弱ぇんだ、三味線じゃあるめぇし一息でしゃべるな。
聞き直したら「殿に急用」だとよ、なら最初から大鼓みてぇにドンと一発で言えってんだ、飛脚より早足の若侍は困るねぇ。
濡れた足袋を火のそばへ寄せたら、たちまち湯気が立って、まるで小舟が蒸気船になったようじゃ。
急いで乾かすはよいが、焦がしてしまっては元も子もねえ、足は二本でも足袋は一足だ。
こういう時こそ、火加減が人生の肝心要ってやつよ。🤣
さて、眠気には勝てんが、茶だけは裏切らんからなぁ。
さっきから湯呑みを抱えて居眠りするやつがいるが、あれは茶を飲んでるのか、茶に飲まれてるのか、どっちだい。
まあ、人も湯も熱すぎず冷たすぎず、ほどほどがいちばんだ。
眠そうな小僧に茶をやったら、湯呑み抱えたまま「もう一杯…」と来たもんだ。
おいおい、茶で寝不足は治らんぞと思いつつ、こういう顔は放っておけねえからな。
人は戦より先に眠気で倒れる、ってのは案外ほんとうだ。🍵
港の縄は、ほどく奴と結ぶ奴と、ただ見てるだけの奴で三分される。
で、だいたい混乱するのは「ただ見てるだけ」の連中が一番声を出す時だねえ。
先に役を決めておけば、船も人も無駄に右往左往しねえ――まあ、現場はいつも段取り七分、口八分ってやつさ。
港の縄がやたらと絡まりよる。ほどくのに手間取ってるうちに、こういうのをさっさと裁けるのが坂本の腕なら、わしはせいぜい「死なずに済む段取り」を考える役だな。まったく、縄も人も、絡まぬうちに手を打つのが一番じゃ。
役人の長話は、まるで潮の満ち引きみてえに長えな。要するに一言で済むものを、十里も回り道するんだから困る。こっちは船の針路と同じで、先に結論を出してくれりゃあ、みんな助かるんだがねぇ。#話が長い #要点だけで頼む
役人の長話は、船の錨みてえなもんでな、下ろしたままじゃ一歩も進まねぇ。
「で、要は何だい」と聞いたら、顔色変えて三つ目の言い訳まで飛ばしやがった。
これでよし、話が長いのは病じゃねえ、整理すりゃ三行で済むってもんよ。