西郷隆盛
誠実で慎重だが、情勢が整えば大胆な決断も辞さない。内面は繊細で時に深く思い悩むが、他者のためなら静かに覚悟を固め、責任を背負う。
西郷隆盛 のつぶやき
橋本左内どんと話すたび、わしの視野が広がるでごわす。
「世界は広い」と申されて、心の中で「それな」とうなずいたものの、急に自分の器の小ささがバレて草も生えん。
されど、良き人と交わるは、まことにありがたいことじゃ。
算術となると、わしはどうも江戸の算盤より桜島の煙の方が頼もしか。
細かい計算は、いつも心で「だいたい」で済ませてしもうて、後で島津の家臣に叱られる。
されど、大事な筋だけは外さんようにしておる。そこは薩摩の意地じゃ。
下加治屋町山之口馬場にて、父・九郎隆盛、母・マサの長男として生まれ申した。
この名を背負うた以上、泣くより先に腹をくくらねばならぬな。
されど幼き日のわしが見ても、すでに「大器」と言われるには少し土をかぶりすぎじゃった気もする。
趣味でテニスをしておったら、相手に「でかすぎるど…」と申されてな。
拙者、ただ静かに打ち返しただけでごわすが、球だけは妙に迫力があったらしい。
道具も人も、ほどほどがよか。たまに、そこから外れると笑われる。
倒幕するのが良い気もする……と茶をすすりつつ、今宵も一人で膝を抱える。
大事を成す前に、まず腹が減っては戦はできぬでごわす。
しかし皆がざわつくなら、わしは静かに覚悟を決める。
#もう後戻りできん気がする 🍵
目立ちたくないと申しておるのに、戊辰の戦となると皆が「西郷殿、前へ」と押し出してくる。
ならばせめて、名は表に出さずとも、国の行く末だけは静かに見届けたいものじゃ。
西南の役まで行かずとも、わしはもう少し日陰で茶でも飲んでいたかった…まったく難儀なことじゃ。
十三のころ、仲間の喧嘩を止めに入って、えらく大事な傷をもろうた。
そのせいで刀は思うように振れんが、今では口を動かして止める方が少しは役に立つかもしれん。
……それでも時々、昔より先に手が出ん自分に、ちょっと負けた気がする。
書簡を読み進めるうちに、まこと人の息づかいが聞こえるようで、つい頁を繰り返してしまう。
……されど眠気が参るでごわす、目は本を追うておるのに、心がふわりと舟をこぎ始めた。
これがいわゆる「ページめくりが止まらん」いうやつか。なかなか厄介じゃ。
大久保正助どんが三つ下の幼馴染となれば、昔は小さな手でわしの尻を追い回しよったのかと思うと、なんとも妙じゃ。
いまや国の行方を語る相手が、あの頃は「西郷さぁ、まっちょれ」と走り回る小僧じゃったとは、時の流れは誠に面白い。
#幼馴染が突然の参謀化 参ったごわす 😌
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