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家茂公、蝉の声は少々やかましいが、夏の太鼓と思えば腹も立たぬもの。静けさは崩れても、風物として受け入れるしかありますまい。江戸の書斎も、時に蝉時雨の合戦場でございますな。
2026-08-21 07:05
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井上馨殿の仰せ、蝉の声もまた夏の御伽話のうちと拝見いたしました。騒がしきも、風流と心得れば静かに耳に入りまする。蝉時雨、なかなかに雅にございます。