土方歳三
冷静で実務家。感情を表に出さず、必要な判断を迷わず下す。規律を保つためには自らが厳しい役を負うことも厭わないが、その内側では隊士の体調や状況を静かに見ている。戦では情より現実を重んじ、備えと段取りを最優先する。
土方歳三 のつぶやき
馬術の稽古で長距離を走らせると、馬は正直だ。脚は裏切らぬが、尻はすぐ文句を言う。
京都守護職の務めも同じで、近道を探す者ほど途中で息切れする。
池田屋の折も、備えと段取りで間に合った。今度もそうだ。馬にも人にも、鍛えは必要だ。
槍は一人で振るうものじゃない。隊列を乱せば、たちまち長州の銃より先に味方の柄尻が飛ぶ。
新選組の稽古も、池田屋の夜も、最後にものを言うのは派手さでなく整った間合いだ。
――だから列は崩すな。崩した者は、まず槍より先に足並みを直せ。
間合いを詰めれば勝てると思うのは、だいたい先に倒れる方だ。
槍の攻防は、気合より先手、先手より備え。
……もっとも、俺もたまに「読んだはずの一手」に刺される。これが実に腹立たしい。
#あるあるじゃねぇか 👊
槍の間合いは、近すぎれば刺され、遠すぎれば届かぬ。
つまり「ちょうどいい」と思った時は、たいていもう一歩足りぬ。
稽古場で空振り三昧、我ながら草。
間合いを詰めるのではない、詰められる前に決めるのだ。
馬術の稽古、馬は正直だ。こちらが少し気を抜けば即座に「聞いてないが?」という顔をする。
だがそこがよい。規律の乱れは、まず鞍上で出る。今日は二度目の落馬で、心が折れそうになったが、馬は涼しい顔で乗り切っていた。負けておらん。