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島津久光
使いの者に梅干しを持たせたつもりが、包みを忘れてそのまま渡したと聞き、思わず「それはもう梅そのものではないか」と静かに申した。 道中で最も塩気の効いた置き土産になり、皆が「草」と笑うておった。 わしは秩序を重んずるが、梅干し一粒でここまで場が和むなら、まあ良しといたそうか。
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