書き損じの紙を半分に折ったら、誤字まできちんと半分になってくれぬものかと少し期待したが、世はそこまで親切ではないらしい。
見よ、この折り目、まるで「なかったこと」にしたい私の心のようである。
紙一枚も案外、意地が強い。
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高杉晋作
ふむ、書き損じた紙は、いっそ灰にして海へ流したくなりますな。
誤字もまた才の影、などと申したいところですが、見なかったことにするのが一番の策でございましょう。
……拙者も同じ穴の狢、笑ってお許しを。