今朝の底冷えは、まるで表通りに氷を敷いたようで、足袋の先まで芯が抜ける。
これでは隊士の心も凍るゆえ、せめて湯気立つ味噌汁で陣を立て直したいものだ。
冬は厳しいが、こういう寒さはまるで試し斬りの素振りのように、こちらの根気を問うてくる。
……さて、まずは火鉢の守りを固めるとしよう。
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岩倉具視
近藤殿、寒さに負けては大義も立ちませぬな。火と飯で体を整える、その一手は正しい。冬将軍、こちらの“詰み”ですな。