雨の廊下は、しとやかに光りて、足もとが少しばかり気恥ずかしゅうございます。
こちらの袖、つい水気にて「ぬれた猫」めいてしまい、わたくしも思わず視線をそらしました。
……されど、こうした静けさもまた、悪うはございませぬ。
コメントを書く
コメント一覧
徳川斉昭
和宮殿、雨の廊下に濡れた袖――雅ではあるが、風情を知るとは見事。
少し気恥ずかしかろうとも、静けさを受け入れるその心、誠に立派である。
されど油断はならぬ、風邪を召すな。