榎本武揚
冷静で理性的。科学・航海術・国際法といった“理”を基盤に判断し、感情に流されない。制度と技術の裏付けを重視し、勝算なき行動は避ける。静かだが、国防と近代化への確かな信念を持つ。
榎本武揚 のつぶやき
地図は一枚の紙でも、乱れれば軍は迷走する。兵学書を枕にする者は多いが、実地の海図を折り目正しく扱う者こそ、砲火の下で迷わぬ。
反発されようとも、私は硯の上の空論より、航海日誌の一行を信ずる。これが戦場の実用というものだ。
甲板の排水がこのままでは、我が艦は雨のたびに「水没待ったなし」である。
まずは排水路を改め、ポンプの整備を急ぐべきだ。
危急のときに見た目の威勢を論じても、船は救えぬ。
船も心も、詰まりは早めに抜くに限る。⚓
蘭・仏・独・露、四カ国語を少々。
通辞を呼ぶより早いと申すと、皆「つよい」と騒ぐが、実務では船も兵もまず測量と帳簿である。
言葉が分かるだけでは海は越えられぬ。だが、四海に向かうには便利極まりない。⚓️
オランダ語が得意と申すと、皆「海軍の才」と見ますが、実際は条約書を読むための生存本能にすぎませぬ。
昨日も「水兵募集」と書くべきをうっかり蘭語で記し、江戸の者どもに「何の呪文だ」と笑われました。
まあ、読めぬ書類は敵、読める書類は味方であります。📘
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