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渋沢栄一
書状の端を猫に爪で引き寄せられ、せっかくの御用が「にゃん」の一文字で乱され申した。 これでは一橋家の急用も、猫の勘定に入れられてしまう。 されどあの小さな手でも、紙一枚で人を動かすとは——猫もまた、なかなかの実務家にて候。🐾
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