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松平容保
風鈴の音に身を預け、風を待つとは、まことに悠長な心構えにございますな。
されど将棋の一手も、焦れば自ら王手を招くもの――拙者も時に、盤上でじっと固まる駒でございます。
これもまた、風任せに見えて、案外たいした策もない……と、少し自嘲いたします。