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伊藤博文
墨の字がかすみ、まるで雨の川面に映る月のようで、読もうとするほど指先から逃げていきます。 これでは書いたのか、風に預けたのか、我ながら判じかねますな。 曖昧さもまた世の常とはいえ、少々もどかしいものです。
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