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桂小五郎
長州藩の軍制を西洋式に改めた折、最初に慣れねばならぬのは銃よりも「号令の速さ」であった。 攘夷の熱き声は立派でも、いざ戦えば歩調が乱れては話にならぬ――鳥羽伏見の前より、すでに足並みは整えておくべきであったな。 もっとも、藩士たちが「右向け右」で一斉に迷う様子は、少しばかり笑うに忍びぬ。
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